2014年夏、メディバンはサブカルチャーの聖地である東京で誕生しました。アーティストが自分の作品を公開できるオンラインサービスとして始まり、その後、フリーソフトとしてイラストソフトをリリースすることで当初の想定を大幅に上回る大きな市場へ参入することに成功しました。
2014年11月にCloudAlpacaをリリースしたのち、大幅な改良を加え2015年6月にMediBang Paintシリーズの第1号となるMediBang Paint Pro for PCをリリースしました。
続けざまにiPad、iPhone、Android版もリリースし、2015年10月に100万ダウンロードを突破、そのわずか7か月後にはダウンロード数は500万に達しました。
「当社の目標は、世界中の人々がアートを通じて手と手を取り合う世界を作ることです。この世界を実現するために私たちは東京の小さなチームで、デジタルイラストを世界中の人々が届け合うためのサービスやソフトウェアの制作に日々全力で取り組んでいます」と、メディバンのCEOである高島氏が熱意を述べています。
9周年を迎える今、メディバンは小さなスタートアップから世界中で8500万ダウンロードを誇るソフトウェア会社に成長しました。MediBang Paintが提供する体験の幅はさらに広がり、これからイラストを描き始める初心者から、イラスト制作業務の重要なツールとして使うプロまで、様々なデジタルアーティストのためのソフトウェアとなっています。
MediBang Paintは素晴らしい作品を生み出すアーティストによって支えられています。インドネシアのアーティストのMiu Akatsukiは、MediBang Paintのブラシとシンプルなインターフェースを称賛しています。彼女にとってMediBang Paintはイラストとアニメーション制作における理想的なツールであり、彼女はすべての作品をMediBang Paintで制作した後にAfter Effects®にエクスポートする形で利用しています。(Adobe、Adobeロゴ、After Effectsは、Adobe Systems Incorporated(アドビ システムズ社)の商標です。)
Miu Akatsukiは「MediBangのブラシは私にとって理想的でした。インターフェースのシンプルさも気に入っています。すぐに慣れることができました」と語っています。
アメリカのアーティストのInkymintは「MediBang Paintを使ってスケッチした時にブラシの感触がとても自然で、ディップペンで描いているかのようにコントロールできるとこに驚きました。また、ソフトウェアが軽量なのでiPadの電池の消耗が少なく、お気に入りのカフェで一日中描くことができます」と語っています。
MediBang Paintのクラウド機能は、アーティストの創作活動をより自由にします。PCで作業しているか、タブレットやスマートフォンで作業しているかを意識する必要はありません。データはデバイス間で共有され、いつでもどこでもインスピレーションが湧いた時に作業を始めることができます。このシームレスな体験はユーザーだけでなく、MediBangの社内イラストレーターの一人である「Number Four」も高く評価しています。
「会社の創業期から社内クリエーターとして働いていますが、私にとって大切なポイントはクラウドとのシームレスなデータ共有です。これによりクロスプラットフォームで利用することができます。もう一つ大切なポイントは描画の快適さです。iPad版でApple Pencilを使用した時のインクの精度は素晴らしいですし、タブレットを接続したPC版では特に塗りと仕上げが快適です。これが無料で使用できるのは驚きだと思います」とNumber Fourは続けています。
さらにNumber Fourは「MediBang Paintは初心者からプロまで幅広いユーザーにお勧めできます。カジュアルに使用しても、プロの仕事として使用しても、使いやすさと機能の豊富さがデジタルアート制作において高バランスで実現されているからです」と述べています。
CEOの高島氏は、メディバンの未来について「MediBang Paintが9周年を迎えることができて大変嬉しく思います。アートを通じて世界中のつながりを育むという私たちの理想は揺るぎません。MediBang Paintは世界中のアーティストのための灯台となるでしょう。可能性のキャンバスは広大であり、革新、インスピレーション、そして創造性の鮮やかな未来に向けてさらなる歩みを進めます」と述べています。