基本機能

(2)レイヤー
1.レイヤーとは
2.レイヤーの操作
3.レイヤーの種類
4.レイヤーを探す
5.レイヤーをロックする
6.レイヤーの不透明度の変更

(3)図形を描く
1.塗りつぶしの図形を描く
2.枠線のみの図形を描く

 

(2)レイヤー

1レイヤーとは

レイヤーとはフィルムを重ねるように各作業を分けて重ねる事ができる機能です。
レイヤーを統合(ラスタライズ)しない限り、他のレイヤーに影響を与えずに効率良く作業する事ができます。

(例)このねこは2枚のレイヤーからできています。

ねこ

2例ねこレイヤー

レイヤー1では「線画」レイヤー2では「色塗り」をしています。

たとえば色塗りで気に入らないところがあったとき、線画と同じレイヤーで塗っていると、線画を消さないように注意しながら消さないといけません。ですが、レイヤーを分けておくと、

レイヤー2だけ消す

このように、レイヤー2に描いた色の部分だけを消すことができます。

以下から、レイヤーの基本的な使い方を紹介します。

2 レイヤーの操作

メニューの「レイヤー」から、または右下のレイヤーウィンドウから、レイヤーの「新規作成」などの操作が行えます。

メニュー>レイヤー

レイヤーウィンドウ説明

追加 新規レイヤーを作成します。
カラーレイヤー、8bitレイヤー、1bitレイヤーの3種類から選べます。
複製 選択しているレイヤーをコピーします。
下に結合 選択しているレイヤーを、1つ下のレイヤーと結合します。
削除 選択しているレイヤーを削除します。
変換 選択しているレイヤーを、「追加」で選べる3種類のレイヤーのどれかに変換できます。

3 レイヤーの種類

レイヤーには2つの分類があります。

a.)下書きレイヤー
レイヤーをダブルクリックして、レイヤー属性の「下書きレイヤー」にチェックを入れると、通常レイヤーから下書きレイヤーに変化します。

ダブルクリックダブルクリックします。

ウインドウが開きました。
レイヤーの名前もここで変えられます。

下書きレイヤー

レイヤ右上に下書きマークが付きます。

下書きレイヤーは、
・自動選択、バケツツールの範囲指定に影響しません
・印刷したときに反映されません
・jpg、png、bmpで出力されません(保存したファイルにも反映されません)

b.)カラーレイヤー、8bitレイヤー、1bitレイヤー
レイヤーの種類は、以下の3種類に分かれます。

カラーレイヤー カラー用のレイヤーです。色を表現できます。(RGB※のみ)
8bitレイヤー 濃淡のある単色(グレースケール)で描画できるレイヤーです。
1bitレイヤー 一色のみで描画できるレイヤーです。濃淡の表現はできません。

※R(red)G(green)B(blue)となっており、それぞれ数値を入力して混ぜ合わせる事で様々な色を作る事ができます。0~255の値まで入力することができます。

8bitレイヤーと1bitレイヤーは、右下にマークが付きます。

8bitレイヤー

8bitレイヤーと1bitレイヤーは、カラーレイヤーよりも容量が小さく、動作が軽くなります。

応用知識

3種類のレイヤーは作成時に選べる他、「変換」することで、途中から変更することもできます。
(ただし、カラーレイヤーに描かれたカラーイラストを8bitもしくは1bitに変換すると、カラーを保持できず単色になります)

また、8bitレイヤー、1bitレイヤーは黒以外の色(1色のみ)に変えることもできます。
レイヤーを右クリックすると表示されるウィンドウから、選択中の前景色(今選択している描画色)を指定できます。
1色しか使用できないため、カラーを指定すると、既に描いてある線の色も指定した色に変更されます。

色を変える

4 レイヤーを探す

描画の途中で、「この色を塗ったレイヤーがどれだかわからない…」ということが起きたら、「A」キーを押しながら(Icon-44_レイヤーを探すポインターが変化します)、探したい色や線をクリックしてください。
レイヤーウィンドウで、クリックした色や線が描いてあるレイヤーが選択されます。

 

5レイヤーをロックする

レイヤーをロックすると、そのレイヤーは移動したり描き込んだりできなくなります。
完成したレイヤーを保護したい時や、描画したくないけれど表示だけしておきたい時などに、間違って描き込んでしまうことを防ぐために便利な機能です。
ロックされたレイヤーには、鍵のマークが付きます。

ロック

応用知識 レイヤーを利用してはみ出さずに色を塗る

レイヤーの機能を利用すると、線画からはみ出さずに色を塗ることができます。

a.)透明度を保護

レイヤーウィンドウにある「透明度を保護」にチェックを入れると、透明な部分が保護され、そのレイヤーで描画されている部分以外には、描画できなくなります。
「透明度を保護」は、レイヤー1枚ごとに設定できます。

透明度保護

(例)ねこを描いたレイヤーの「透明度を保護」すると、そのレイヤーはねこの上以外には描画できなくなります。

13透明度を保護例

b.)クリッピング

「クリッピング」を設定すると、設定したレイヤーの1つ下のレイヤーに描画されている範囲内にしか描画できなくなります。

クリッピング

この画像の場合、レイヤー2レイヤー1のねこが描画されている部分にのみ、描くことができます。
色塗りのとき、「下塗り」をしたレイヤーにクリッピングすると、影をつけやすくなります。

 

6 レイヤーの不透明度の変更

ブラシと同じように、レイヤーも不透明度を変更できます。

ペン入れをしやすくするために「下書き」レイヤーの不透明度を下げて薄くしたり、「色塗り」レイヤーに塗った色の濃さを調整したりできます。

不透明度100% 不透明度50%
19不透明度100ねこ 21不透明度50ねこ

 

(3)図形を描く

1 塗りつぶしの図形を描く

塗りつぶしツール塗りつぶしを利用すると、内側が塗りつぶされた図形を描くことができます。

①描画する図形は「矩形」「楕円」「多角形」から選べます。
矩形・楕円はドラッグすると描くことができます。※矩形=長方形

多角形は頂点をクリックして指定し、最後の頂点をダブルクリックすると図形が確定されます。
②「丸める」をチェックすると、図形の角が丸くなります。
数値は選択もしくは直接入力で指定できます。
③「中央から選択」にチェックすると、中央から図形を描写できます。

④「縦横比を固定」にチェックすると、縦横比が固定されます。

多角形の描き方

89.多角形描き方1
90.多角形描き方2

2 枠線のみの図形を描く

選択ツールを利用すると、枠線のみの図形を描くことができます。

図形は「矩形」「楕円」「多角形」から選択できます。
操作は図形ツールと同じです。角を丸めることもできます。

範囲を指定したら、メニューの「選択範囲」>「選択境界の描画」を選びます。

ウィンドウが表示されたら、「線を描画する位置」と「太さ」を指定して「OK」をクリックしてください。
選択範囲を指定している境界線を基準に、選択範囲の「内側」・「外側」・「境界線上」を選択できます。

線の太さはボタンで増減、または直接入力で指定できます。

枠線のみの図形が描画されました。

22線だけの図形5

※この方法でもマンガのコマを描くことはできますが、コマ割りをするときは、描画後も変形・サイズ変更・削除を簡単に行えるコマ割り素材が便利です。
LINELINE