今回は初めて同人誌を作る人に向けて、「メディバンファクトリー」を利用した同人誌の作り方を紹介します!

印刷所に入稿して、「同人誌」にするための方法です。漫画の描き方ではないのでご注意ください。

漫画の描き方はこちら→「マンガを描こう」

 

同人誌の作り方(簡単な流れ)

 

全体の流れ

まずは同人誌ができるまでの大まかな流れは↓画像の通りです。

メディバンファクトリーでは1冊500円から同人誌を作ることができます。

初めて同人誌を作る場合、まずは出来上がりをチェックするために1冊作ってみることをオススメしています。

 

原稿作成

入稿する同人誌用の原稿を作成します。同人誌用の原稿の作り方は下記のリンクからご覧ください。

「メディバンペイントを使った印刷原稿の作成方法について」

原稿を一枚一枚作ることも可能ですが、同人誌を作る場合は上記の方法から「プロジェクト」として原稿を作りましょう。ページの管理や新規ページの作成が簡単にできます。

 

原稿をデータに

作成したデータを同人誌にするため、入稿できる形式に変換・保存します。

「メディバンファクトリー」ではpngまたはmdp形式で「書き出し」したデータが入稿できます。

「書き出し」のやり方は「【PC】書き出し」をご覧ください。

※圧縮する必要はありません。

入稿

「メディバンファクトリー」 にアクセスします。

サイト内の「印刷サービス」>「本を作成する」をクリックします。

次のページからサイトの案内に沿って必要事項を入力、データを入稿して行きます。

 

データチェック

最後にデータを確認して、注文します。

↓画像のようなページで表紙・本文のデータ確認後、問題なければお届け先などの情報を入力ます。

 

完成

あとは指定の方法でお支払いをしたら、同人誌が届くのを待つのみ!

 

カンタン基本用語集

奥付け…同人誌の最後に載せる、著者名・印刷所名・発行年月日などの情報

くるみ表紙…一枚の紙で中身(本文部分)をくるんだ製本の表紙。一般的な単行本のような形になる。

グレースケール…白・黒・グレーで構成された表現方法。濃淡を表現できる。

断ち切り線…印刷、製本の工程の一つとして、製本後に紙を揃える為に断裁作業が行われる。その断裁される位置がこの断ち切り線の位置

トンボ…印刷所が作業するとき使用する。「漫画原稿ガイド」を表示した時キャンバスから飛び出ている線のこと。

塗り足し…断裁がズレた時のための予備部分

ノド…本の閉じている側。

ノンブル…ページ番号のこと。製本時に見えないようにノンブルを入れることを隠しノンブルという。

 

表紙データについて

表紙はPNGまたはMDP形式で入稿できます。完成したデータを書き出す際は必ず、どちらかの形式で行ってください。

 

用紙とサイズ

メディバンファクトリー では「B5」と「A5」の同人誌が作成できます。カラー原稿の場合、解像度は350dpiです。

表紙であっても、「漫画原稿ガイド」がある「漫画原稿」から原稿を作りましょう。(「漫画原稿ガイド」は後からでも設定できます)

 

「漫画原稿ガイド」と文字位置

「漫画原稿ガイド」を表示した原稿です。(↓画像)このガイド線に沿って同人誌の表紙を作って行きます。

内枠…漫画原稿のセリフや絵をこの枠内に納めると見やすいという目安の線

外枠…この線の位置が最終的な紙の端の位置となります

塗り足し…断裁がズレた時のための予備部分

注意点

・必要な情報(タイトル・作者名など)や、キャラクターの顔などは「外枠」より内側に必ず収めましょう。

・「外枠」の内側だとしても、「外枠」ギリギリに文字やキャラクターの顔を配置するのはやめましょう。

・「塗り足し」部分にも必ず絵を描ききりましょう。

 

そして、できた原稿がこちら。

 

「外枠」の周辺に文字や重要な絵は無い状態です。

そして「塗り足し部分」まで、しっかりと絵や模様を描いています。

※タイトルを「内枠」の中に納める必要はありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

くるみ表紙とは

くるみ表紙とは「くるみ製本」と呼ばれる、一枚の紙で中身(本文部分)を包むように表紙(&裏表紙)をつける製本方法の際に使われる、表紙と裏表紙の合わさったものを言います。

表裏で繋がっている表紙絵にしたい場合などにご活用ください。

※中身の厚さによって、表紙サイズが変わることがあります。入稿前によくご確認ください。

 

印刷時の色味について

RGB形式で、カラーの同人誌の表紙や本文を入稿すると、データと実物の色味が異なることがあります。

これはRGB形式をCMYK形式に変換するために起こります。なるべく、入稿前に一度色味の変化具合を確認しましょう。

CMYK形式での色味の確認・書き出し方法はこちら「カラーマネジメント設定の使い方」を参照してください。

※メディバンファクトリー ではRGB形式、CMYK形式どちらでも入稿可能です。

 

成人向け作品について

成人向け(R18)作品は必ず表紙に一目でわかるようにR18表記を入れます。

入れ忘れるとイベントなどで頒布できない可能性があるのでご注意ください。

 

必ず表紙に成人向け表記を入れましょう。

デザインも、一見して分かるデザイン・サイズを心がけます。

表紙なら位置はどこでも問題ありませんが、端に寄せすぎて見切れない位置にしましょう。

 

 

 

 

 

 

裏表紙では、机の上に置いた時に見えません。

 

 

 

 

 

本文データについて

本文もPNGまたはMDP形式で入稿できます。完成したデータを書き出す際は必ず、どちらかの形式で行ってください。

 

用紙とサイズ

メディバンファクトリー では「B5」と「A5」の同人誌が作成できます。

カラー原稿の場合は解像度は350dpi、グレースケール原稿の場合は600dpiです。

原稿は「漫画原稿ガイド」を使い、「漫画原稿」から作りましょう。(「漫画原稿ガイド」は後からでも設定できます)

 

「漫画原稿ガイド」と文字位置

「漫画原稿ガイド」を表示した原稿です。(↓画像)このガイド線に沿って同人誌の表紙を作って行きます。

内枠…セリフや絵をこの枠内に納めると見やすいという目安の線

外枠…この線の位置が最終的な紙の端の位置となります

塗り足し…断裁がズレた時のための予備部分

注意点

・セリフやキャラクターなどは必ず「外枠」より内側に収めましょう。

・「外枠」の内側だとしても、「外枠」ギリギリに文字やキャラクターの顔を配置するのはやめましょう。

・「塗り足し」部分にも必ず絵を描ききりましょう。

 

 

「外枠」の周辺に文字や重要な絵は無い状態です。

セリフも内枠内に全て納まっています。

そして「塗り足し部分」まで、しっかりと描かれています。

 

 

 

 

 

 

 

 

塗り足しについて

原稿を「外枠」までしか描かず、塗り足しが白紙だと製本時に原稿がズレた場合、同人誌のページ端に変な隙間ができてしまいます。しっかりと塗り足しまで描き込んでください。(↓画像参照)

 

ノドについて

ノドとは本の閉じている側を言います。本を見開きで開いた時、中央にくる部分です。 (↓画像参照)

ちなみにノドと逆側(本の開く側)は「小口」と言います。

このノド側にセリフがある時、あまりに「外枠」に近いと本にした時に文字が読みにくくなってしまいます。そのため、セリフなどの文字は基本的に「内枠」内に納めることが大切です。

下の画像を見ると、ページをめくった時「内枠」からはみ出たセリフ(赤枠)が読みにくいことがわかります。赤枠より下、「内枠」からはみ出していないセリフはしっかりと読むことができます。

 

 

カラー原稿とグレースケール原稿

メディバンファクトリーでは、本文の色をカラーとモノトーン(グレースケール )のどちらかから選べます。

カラー原稿の場合は必ず、本文設定が「カラー」になっていることを確認しましょう。「グレースケール 」になっていた場合、本文がモノトーンで印刷されてしまいます。

逆に、モノトーン原稿の場合は本文設定が「グレースケール 」になっていることを必ず確認しましょう。間違えて「カラー」を選択するとカラー分の料金が余計にかかってしまいます。

 

成人向け作品について

性表現・暴力表現のある同人誌を製作する際、規制や法令に従い、白抜き・黒ベタなどで修正を行う必要があります。

特に即売会やネット上で頒布する際は、参加する即売会やサイトの規定を熟読し、しっかりと守ってください。

 

 

注意すべきこと

最後に、同人誌の中身について注意すべきこと、記載すべきことなどをご紹介します。

 

注意書き

同人誌も無断転載や悪質な転売・自作発言をされることがあります。その可能性を少しでも下げるためにも、同人誌の中表紙(トビラ)やその裏、奥付など、どこかに注意書きを付けましょう。(※必須ではありませんがなるべく付けましょう)

以下、注意書きのテンプレートになります。同人誌の原稿を作る際、ご自由にコピペして使用してください。また、別ページにて外国語の注意書きテンプレートも公開しています。外国語の注意書きテンプレートはコチラ

注意書きテンプレート

この冊子は個人による非公式ファンブックです。原作者様・出版社様とは一切関係ありません。

無断転載・複製・複写・インターネット上への掲載(SNS・ネットオークション・フリマアプリ含む)は一切禁止です。

処分する際は中身が分からない状態にしていただいた上で可燃ゴミとして廃棄してください。

この冊子はR-○です。歳未満の方の閲覧は固くお断りいたします。

この他に記載すべきと思った事項(特殊趣向など)があれば記載してください。

「外国語の注意書きテンプレート」

 

奥付について

奥付は誰が発行したのかを読者に伝える大切なものです。感想はもちろん、乱丁・落丁や汚れなどの報告の際に連絡先が必要になるため必ずつけます。

奥付は基本的に、同人誌の最後のページに掲載します。大きく記載する必要はありませんが、印刷時に潰れないサイズにしましょう。

また、断裁で切れてしまったり、ノド側で文字が見にくくなってしまうことを防ぐため、なるべく「内枠」のなかに記載することをおすすめします。(↓画像参照)

上記画像の奥付が最低限の内容です。(SNSのIDは無くてもOK)他にも必要なものは記載しましょう。

下に奥付のテンプレートを掲載しています。同人誌の原稿を作る際、ご自由にコピペして使用してください。
ただし、個人情報を特定できる情報は載せないよう気をつけてください。

奥付テンプレート
「 タイトル 」
作者名(ペンネーム・ハンドルネーム)
サークル名
○○ ID: SNSID
連絡先: メールアドレスまたはHPURL
印刷会社: 印刷会社名

 

気をつけよう!ありがちミス集

同人誌を作ったことのある方々にアンケートを取り、やりがちなミス・失敗をまとめました!(※メディバンファクトリー 以外の印刷会社での経験も含む)

・ノドの位置を間違い見開きページが半分に切れた

・トーンのモアレ

・タチキリ線と仕上がり線(外枠)間違えて、(塗り足しを描き込んでなかったので)隙間ができてしまった

・誤字

・文字サイズが想像より大きかった・小さかった

・グレースケール(8bit)で描いた原稿をモノクロ(1bit)の原稿として印刷してしまった

・線が思ったより細くなった

イベントに出す同人誌でこのようなミスをしないためにも、まずはメディバンファクトリーで1冊、お試し同人誌を作ってみましょう!

LINELINE