今回描くイラストはこちら。

イラストでは顔だけではなく、手も魅力的に描くことでイラストのクオリティがアップすると思います。

みなさんは手を描くのは得意ですか?
イラストを描く上で苦手としてる人も多いのではないでしょうか

今回は、手を描くときのコツについて悩みごとに分けてお話していこうと思います。

指が長くなってしまう

資料を見ながら描いても、なんだか指が長くなりすぎている気がする…

そんな時は尺骨から手の甲・中指の長さが等しくなっているか確認しましょう。
手は尺骨の茎状突起から手の甲の長さは中指の長さに等しいです。

親指を除いた各指の第一関節の長さは、第二関節と第三関節を合わせた長さに等しいです。

手が大きすぎる・小さすぎる気がする

手の形はよくなったけど、手が大きすぎる気がする…
絵柄にもよりますが、成人の手のサイズは顔の顎先から髪の生え際までくらいです。
十代の若者の場合は、顎先から額の中間ほどです。
メディバンペイントには変形ツールがありますので、手のレイヤーを分け、【ctrl+T】で縮小・もしくは拡大し、適当なサイズにしましょう。
あらかじめ別レイヤーに描いておくと変形が楽になるのでオススメです。

爪はどこに描けばいいの?

爪は第三関節の1/2を占めています。

では、実際に手をイラストに入れたイラストを描いてみましょう。

ラフ

キャラクターのイメージ、配色バランスをこの段階で決めておくと、着色の際に迷うことがないです。
私の場合は手を描くときは、鏡でポーズを確認しながら描く・写真で自撮りをするなどをすることが多いです。

ペン入れ

水彩ペンを使ってペン入れをしていきます。
線画の際には手ぶれ補正を34にしています。
自分に合った数値を設定しましょう。

まず、形が分かるよう、ラフをもとに清書をしていきます。

ざっくりとした線画が終わった後は、線画を整えていきます。
吸い付くような柔らかい頬と、華奢な指先を表現するために、指の腹などの頬に接触している部分の指の線画を消していきます。


爪を第三関節の1/2になるように描き込んでいきます。

線画が終わりました。

指の着色

着色フォルダを作成し、フォルダの中に新規レイヤーをパーツごとに作成します。

光源を決めておきます。
右側から光が当たっているように設定したので、親指部分が影になっています。

関節の内側・骨の影部分に影色を塗っていきます。


爪の着色

ベースカラーを塗ります。

シンプルに今回は影を塗り込まず、ハイライトのみでつやっとした爪を表現していきます。
白色を選択し、水彩筆で筆圧を調整しながら、ハイライトを描き込みます。
「入り」と「抜き」を意識して、ハイライトの先端(赤矢印部分)が少し透けるように調整します。

難しい場合は、エアブラシで透明色を選択し、両端を薄く消すと良いと思います。

完成

イラストが完成しました。

手を片手だけでも描くだけでイラストのクオリティはぐっとアップします。
ぜひ自分の手を見ながら練習して、絵のクオリティアップを目指しましょう!

(文・絵/鉢野みど)