2021.11.02
高性能ペンタブに小型サイズが登場!Xencelabs新製品「Xencelabsペンタブレット small」を使ってみた!
理論よりフィーリングで絵を描いているよ。
普段使っているペンタブ:液タブ(13インチ)と板タブ(mediumサイズ)
メディバン中の人4号の師匠的な存在だよ。
普段使っているペンタブ:板タブ(mediumサイズ)
「くん」までが名前らしい。陽キャ。
18号くん
突然の質問ですが小型の板タブってなんで存在してるんですか?
大きいサイズで良くないですか?小田
うーん、
デスクにスペースがなくて大きいペンタブが置けない
とか
家と学校(とか職場)で同じペンタブ使いたいから持ち歩きたいという人もいるのでそういう目的で存在してるんじゃないかなーと。
あとは大きいサイズと比べて低価格な場合が多いのでそれが目的の人もいるかもです。
中の人4号
デスクにスペースなくて〜の件はすごくわかる。
わたしはデスクにごちゃごちゃ物を置いちゃうタイプなので、正直できることなら小型の板タブをメインで使いたい。
18号くん
たしかにオフィスのデスクもごちゃごちゃしてますよね。笑
ちなみになんで使わないんですか?
中の人4号
小型の板タブってどうしても大型のものと比べて性能が劣ってる印象があるんですよね…
描画領域も狭いし…
なので同シリーズで大型サイズを販売しているなら大きい方が最適解でしょ!ってなっちゃいますね。大は小を兼ねる!
小田
すごくわかる。
18号くん
なるほど…
わかりました!!!
では今回おふたりには
小型でもプロフェッショナル向けの高性能ペンタブレット
Xencelabsペンタブレットsmall
を使っていただきます!!
中の人4号
Xencelabsの新商品だ!!!(大興奮)
小田
以前レビューしたペンタブの小型版なんですね!
了解です!
中の人4号
(ちなみに前回の記事はこちらです。)
https://medibangpaint.com/topics/xencelabs/
- Xencelabsペンタブレットsmallを開封してみた!
- 他社製品と性能を比較してみた!
- mediumとsmallで比較してみた!
- 絵を描く以外の使用用途を考えてみた!
- まとめ
まずは毎度お馴染みの開封の儀!
Xencelabs ペンタブレット smallと同梱物をご紹介していきます!
早速こちらがパッケージ。
Xencelabs ペンタブレット mediumとのサイズ差はこんな感じ。
そしてこちらがすべての内容物。
グローブ、接続コード、ペン&ペンケースはmediumとまったく同じものが付属しているらしい。
ちなみにsmallには左手デバイス「クイッキーズリモート」同梱パックがないので、もし使いたい場合は別途購入する必要があります。
↓クイッキーズリモート販売ページ
https://www.xencelabs.com/jp/product/xencelabs-quick-keys-remote/
そしてこれがXencelabs ペンタブレット small!
mediumと比較するとこんな感じ。
mediumも割と小型めだと思っていましたが、smallはさらに必要な部分以外を削ぎ落とした感じです。
ちなみにsmallもワイヤレスで使用可能。
充電時間(2.5時間)に対して16時間使用することができます。
mediumより若干充電時間が短いです。
描画領域のコーナーも、もちろん光ります。
ペンケースとペンはmediumと同じもので、「3ボタンペン」と「スリムペン」の2種類が付属しています。
付属のタブレットスリーブケースもsmallに合わせたサイズになっています。
medium同様に、生地がしっかりしていて保護力の高い作りでとても安心。
ペンタブレットドライバーは、mediumと同じもので動きます。
使う前にダウンロードしましょうね。
▼ドライバーページへ
https://www.xencelabs.com/jp/support/download-drivers/
高性能と話題のXencelabsさんの小型板タブ…
性能面がとても気になります!
18号くん
ですね!それでは早速おふたりで使ってみてください!
小田&中の人4号
はい!
…
…
18号くん
使い心地はいかがでしたか?
小田&中の人4号
はい、めちゃめちゃ使いやすかったです!
18号くん
語彙力が欠乏してますね。(笑)
使いやすさがまったく伝わってこないので
社内にある同等の小型の板タブと比較検証
してみましょうか!
小田&中の人4号
ラジャ!
18号くん
Xencelabs ペンタブレット
smallと同じ条件(小型/筆圧レベル8192)の板タブをいくつかご用意したのでこちらで検証お願いします!
※大人の事情で目隠しをしております。
Index
-検証① 線の描きやすさ
小田
画面に触れた瞬間から全然違う…!!
中の人4号
ペンを置いてからギュッと力を入れて線を引いたときの線の太くなり方にかなりの違いがあって驚きました。
水道の蛇口を捻った時の水の量で例えると、他社製品の板タブが
意図していない、想定以上の水がドバッと出てしまうことがある
のに対して、Xencelabs ペンタブレット smallは
思った量を思ったタイミングで自在に出せる
というような違いがありました!
同じ筆圧レベルでも、筆圧をかけた時の性能差をかなり感じました。
小田
実際に絵を描いて比較してみた結果はこんな感じです。
他社製品では線の太い部分と細い部分の緩急差がかなり大きく出てしまっているのに比べて、Xencelabsペンタブレットsmallは細い線を均等に重ねて描くことができています。
18号くん
比べてみるとかなり違いますね!
小田
あと、描画する時のペンの接触音が他社製品と比べてとても静かだなと感じました。
-検証② 色の塗りやすさ
小田&中の人4号
メディバンペイントのベーシックなブラシを元にいろいろ使い比べてみました!
▼鉛筆ブラシ
中の人4号
1ストローク中の筆圧の強弱だけでグラデーションを作る表現からの出来上がりを比較してみました。
Xencelabsペンタブレットsmallの方が細かく濃淡がつけられました!
とてもなめらかなグラデーションが表現できて、描いていてとても気持ちいい。
▼水彩ブラシ
小田
色をつなげて色の混ざりを比較してみました。
他社製品とくらべて、Xencelabsペンタブレットsmallの方が色の混ざりが繊細に表現できました。
▼アクリルブラシ
中の人4号
色を重ねてブラシの筆跡や重なり方を比較してみました。
色の重なり方はほぼ同じでしたが、Xencelabsペンタブレットsmallの方が筆跡がしっかり残せるので、よりアナログらしさが出るなと感じました。
▼エアブラシ
小田
どのくらいふんわり塗れるかを比較してみました。
筆圧でエアブラシに緩急をつけてみたのですが、encelabsペンタブレットsmallの方が濃くも薄くも塗ることができました。やはり筆圧の調節が容易いなと感じました!
▼ぼかしブラシ
中の人4号
色のぼかし具合を比較してみました。
見た目では分かりづらいですが、Xencelabs ペンタブレット
smallは筆圧の強弱で少しずつぼかすことができるので、繊細なぼかしになったように感じます。
▼指先ブラシ
小田
色の伸びを比較してみました。
指先ブラシに関してはほぼ同じ使い心地じゃないかなと思います!
▼マーカーブラシ
中の人4号
塗り重ねた時の具合を比較してみました。
Xencelabsペンタブレットsmallの重なりの方が薄いフィルムを重ねたような雰囲気になり、理想的な表現ができました!
小田
同じ筆圧レベルでも筆圧での強弱での表現が繊細にできる分、Xencelabs
ペンタブレット smallの方に描きやすさを感じました…!
中の人4号
実際使ってみないと分からない、意識しないと気付きにくい描きやすさがかなりあるので、Xencelabsさんのペンタブが気になる方はやはり一度触って確かめてほしい…!と改めて強く感じました!
18号くん
おふたりがテンション高めに比較してる姿を見ていて、Xencelabs ペンタブレット smallが小型でも高性能だということがかなり伝わってきました!
ありがとうございます!
Xencelabsペンタブレットシリーズの
mediumとsmallでの差も気になるので比較したいです!
小田
私も気になります!
18号くん
性能差を気にしてましたもんね。
試してみましょう!
中の人4号
はい!
18号くん
ちなみにそれぞれの製品概要はざっくりこんな感じです。
大きな違いは重さだけ!
-検証① どちらのサイズの性能が良いか。
18号くん
ペンタブのsmallはmediumより劣っているのではないか
と主張されていましたが、実際のところ描きやすさはどうでしたか?
中の人4号
結論から言いますと、
描き味はぜんぜん劣化しておらず、
どっちも等しく描きやすいです!
これを期に小型板タブは大型板タブの劣化版という認識を改めます…。
小田
付属のペンやタブレットドライバーも両サイズ同じものが使える点をとっても
サイズが小型化しているだけで等しく高性能な商品と断言できるほどにそのままでした!
-検証② デスクトップPCとノートPCに合うペンタブはどれか。
18号くん
デスクトップPCとノートPCでディスプレイでペンタブのサイズ感が変わってくるかと思いますが、それぞれどのペンタブが最適かなどあるんでしょうか?
小田
そうですね、脳に手元を直結するレベルで使い慣れてしまえばどちらでも使いやすい(笑)とは思うんですが、一般的には
ディスプレイのサイズにより近いサイズを使う方が描きやすい
と言われてるので
ノートPCなどの小さいディスプレイ → smallサイズのペンタブ
デスクトップPCなどの大きいディスプレイ → mediumサイズ以上のペンタブ
を使えばディスプレイサイズと手元の描画領域が近くなるのでより描きやすいと思います!
中の人4号
実際に環境とペンタブのサイズを合わせて使い比べてみましたが小田さんのおっしゃる通りの使いやすさでした!
ちなみに余談ですが、ペンタブが小型だとストロークが短くて済むので手が疲れづらいのとても良いなと思いました。
-検証③ どちらが持ち運びやすいか。
18号くん
持ち運びはどちらが適してますか?
中の人4号
ぶっちゃけどちらも持ち歩きやすいです。
というのもスリーブケースが付属している+ワイヤレスで使えるため、元より持ち運びを前提に作られているのかなと思いました!
が、やはりサイズが小さいsmallがより持ち歩きやすいですね。軽い!
中の人4号が使っている仕事用ノートPC(13インチ)持ち運び用リュックにもケース込みでぴったり入ります。
小田
一般的に中の人4号さんのリュックくらいのサイズを使っている人が多いので、持ち運び前提の人はやはりsmallの方が良いかもですね。
中の人4号
以上です!
18号くん
ありがとうございます!
最後に聞きたいんですが
買うのに迷った時はどちらを買った方がいいと思いますか?
小田
そうですね、
Xencelabsペンタブレットシリーズの性能は両サイズ同じと言って良いレベルなので、
あとは先ほど検証でお伝えした情報を元に
環境やお財布に合わせて買ってもらうのが良いです!
中の人4号
同意見です!
迷ってる人向けに先ほどの情報+αで参考例をまとめておきますね。
【smallサイズ向きの人】
・作業スペースが狭い。
・なるべく低価格かつ性能の良い方を使いたい。
・ノートPCなど、ディスプレイが小さい。
・手の疲れを最小限に抑えたい。
・持ち歩きたいのでなるべく軽い方が好ましい。
etc…..
【mediumサイズ向きの人】
・デスクトップPCで絵を描いていて、ディスプレイがノートPCより大きい。
・なるべくストロークを広く大きく描きたい。
・据え置きでどっしり使いたい。
・ クイッキーズリモートとのセットで買いたい。
etc…..
18号くん
ありがとうございます!
絵を描かない自分でもXencelabsペンタブレットsmallを活用できないかなと考えてるんですが、これ!という使用用途はありませんか!
中の人4号
うーん……そうですね
年末年始も近いし
羽子板にするとか?
18号くん
いやいやいやいやいやいやだめですから。
せめて文字を書くとか線を引く使い方でお願いします!
小田
文字を書くと言えばZoomの画面共有の書き込みで使えるんじゃないでしょうか!
中の人4号
確かに!あれ、画面に書き込み共有ができて便利ですよね。
小田
ですね! ただ、便利だけど指とかマウスで書き込むと大体の場合で線がヘロヘロになって恥ずかしい思いをするんですよね。。。。
18号くん
試しにXencelabsペンタブレットsmallでZoomに書き込んでみたんですけど
めちゃめちゃいい感じじゃないですか?
中の人4号
良いですね!見やすい!
小田
Xencelabs ペンタブレット
smallなら場所もとらないし小型だから人がいる場でも気にならないのが良い!
あと、デザインがスタイリッシュなのでオシャレに見えるのも良いですね。
18号くん
確かに!
そしてZoomミーティングで活用できるなら、例えば学生さんのオンライン授業でも同様に活用できるんじゃないかなと思いました。
中の人4号
確かに!
学生さんにぜひ試してもらいたいですね。
良かったところ
・小型だけど高性能!
・話題になったXencelabs ペンタブレット
mediumと同性能の小型版!
・Xencelabs ペンタブレット mediumより低価格だけど同性能!
・小型のペンタブの中ではトップレベルの使いやすさ!
・小さくて軽いので持ち歩きやすい!
・ストロークが短くなるので手が疲れづらい!
・ノートPCなど小型のディスプレイで使うのにより最適!
こんな使い方もできるかもしれないところ
・オンラインミーティングやオンライン授業の画面書き込みに使える!
中の人4号
いかがだったでしょうか。
これからペンタブの購入を考えてる方や小型の板タブがほしい!という方はぜひチェックしてみてください!
▼Xencelabs ペンタブレットシリーズの購入はこちら▼
▼おまけ▼
ノートPC + Xencelabsペンタブレットsmall +
メディバンペイントで描いた
ブラックメディーちゃん
ペンに付属しているフェルトのペン先を使うと、ほどよくブレーキがかかって線のズレが軽減されるので、ペン入れが苦手!という人におすすめです。
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