2023.03.22
ケモミミを簡単に可愛く描ける方法を紹介!
好きな人にはとことん刺さるケモミミ。愛くるしさがたまらなく可愛いですよね!!私はうさぎとキツネが好きでたまに落書きして遊んでいます!
しかし、描きはじめのときは耳の大きさをどのくらいにしたら可愛く映るかがわからなかったり、顔と耳のバランス調整に苦戦したりしました。
その時のテンションや勢いのままに描けたらいいのですが、毎回思うようには描けませんでした。ただ、自分の中で「こうすれば失敗せず描ける」「こうすることでうまく調整できる」といった秘策を見つけてからは、迷わず早く描けるようになりました!
獣のような柔らかな耳を描くためには、ポイントを押さえながら描いていくことが重要です。今回はケモミミを付けたキャラクターの描き方を紹介します。とっても簡単なのでこちらを参考にケモミミちゃんを量産しましょう☆
Index
1.ケモミミにしたいキャラクターを用意する
はじめに耳を描いていないキャラクターのイラストを用意しましょう。
今回はケモミミを描くときに分かりやすいよう、正面を向いたキャラクターを用意しました。横顔、斜めアングルなど、そのときの気分で決めてしまっても構いません。ただし、アングルによって描き方が変わってくるため、無理に苦手なアングルから描いていく必要はありません。
今回のケモミミはうさぎの耳にしていこうと思います。ポイントは、つけたいケモミミに合う顔パーツを作成することです。うさ耳は優しげでゆるふわな雰囲気の女の子に合うケモミミのため、ヘアはふわふわロングのハーフアップ、目は垂れ目にして優しげな印象を演出してみました!
こういったイラストを用意しました。ケモミミに合うようなゆるふわイメージです。髪の毛のボリュームや毛先の動きなどもケモミミにマッチするよう、動きを入れています。描く予定のケモミミとのバランスを考えながらヘアスタイル・顔のパーツを決めていきましょう。
2.耳の位置を決める
キャラクターを用意できたら、耳の位置を決めましょう。
耳を描く動物にもよりますが、うさぎの耳は頭頂部のカーブのすぐ近くに位置しています。横顔や斜めアングルだと、耳の位置がよくわかるためより描きやすいでしょう。横から見ると、ちょうど前髪と後ろ髪が分かれるくらいの部分にあります。
もし耳を描く位置に悩んだら、テーマパークや雑貨店で売っているキャラクターモチーフのカチューシャを付けている画像を検索して、その位置を参考にしてみましょう!
3.描く耳の大きさを決める
耳を描く位置を決めたら、描くための準備を進めます。まずは耳の大きさを決めましょう。
耳の大きさは、顔の縦幅を見ながら設定していきます。顔が大きめのイラストであれば耳も大きめに、顔が小さめであれば耳も小さめにすると、全体のバランスがよくなります。
今回はこの縦幅を使います。
この縦幅を基準にして、耳の大きさを考えましょう。
4.耳の長さを決める
次に、耳の長さを決めましょう。今回描くうさ耳は少し小さめのうさ耳にします。小さめのうさ耳を描きたい場合は、顔の縦幅に対して3分の2程度の長さで設定しましょう。こちらも厳密に測る必要はなく、ざっくりで問題ありません!
キャラクターの顔の大きさにもよりますが、目の上くらいが全体の3分の2程度の大きさと考えておきましょう。
もし長め・大きめに描く場合は、顔の縦幅と同じサイズくらいの長さに設定しましょう。あまり長すぎるとイラスト全体が縦長になってしまい見栄えが悪くなってしまいます。
顔の縦幅と耳の長さを同じにしてみると右のようになります。ガラッと印象が変わったように感じませんか?描きたい絵に合わせて耳の長さを変えていけば、イメージしたものに近づいていきますよ。
この比率はうさ耳を描く場合にのみ適用できるものです。他の動物のケモミミを描くときは、実際の動物の耳の大きさ・長さを参考にしながら描いていきましょう。「顔に対してどれくらいの大きさが良いか」という基準の決め方は変わりませんので、描くケモミミごとに最適な比率を探してみてください。
5.実際に耳を描いてみる
実際に耳を描いてみます。
事前に大きさ・長さの目安を決めておくと、ラフ絵の段階で耳の形がおおよそ決まってきます。あとは決めた設定に従って描くだけなので、終盤で調整する際に手間がかかりません。
耳を描く際には、実際の動物の耳の付き方を参考にします。ウサギやキツネなど、動物の耳は垂直に上を向いて付いているものではありません。垂直に伸びるように描いてしまうと、被り物のような印象になってしまうため、素敵なケモミミにはなりません。
ウサギやキツネなど、ケモミミの題材となる動物の耳は、前側に傾いて付いています。そのため、耳を描く際も前傾状態であることを意識しながら描きましょう。
横から描く場合は、自然になるよう斜めに描いていけば良いので難しくありません。一方で、正面から描く際は前傾している雰囲気を出すためには一工夫が必要です。この場合は、耳に立体感を出して前側への傾きを演出します。奥行きを生むことで自然に耳が生えているような印象になります。
加えて、もふもふ感を出すことも大切です。つるっとした耳の動物も多いですが、それをイラストにしようとすると平坦な印象を拭えず、獣らしさが出てきません。
全ての作業が終わったら色を塗りましょう。この際、髪色と耳色をできる限り近い色にしておくとケモミミっぽさが増します。髪色と耳色がまったく異なる色味になってしまうと、イラスト全体のバランスが崩れてしまい、見る人に違和感を与えてしまいます。今回のイラストは髪色がピンクブラウンでしたね。耳の色もピンクブラウンに近くて少し薄めの色で塗っていくと、自然なケモミミができあがりますよ。
6.ウサギ以外のケモミミも描いてみる
ウサギ以外でケモミミの題材となる動物は、キツネ・ネコです。どちらもウサギより耳が短いため、耳の長さの比率が異なってきます。
ネコ耳を描く場合は顔の大きさの3分の1程度が最適な比率です。耳の位置はウサギとは異なり、より側頭部に近くなります。綺麗な三角形になるように、線を描いていきます。ネコの耳も斜めから生えているので、立体感を出して耳を前傾させましょう。
キツネはネコよりもやや大きめの耳になるので、顔の大きさの2分の1くらいが最適な比率です。他の動物のケモミミ以上にもふもふ感が重要になるため、耳の先まで毛並みを表せるようにアウトラインを決めていきましょう。
耳を描く位置は側頭部です。側頭部全体を覆うような形で耳を生やしていきます。前傾を意識するのはもちろん、耳先が少し上向きになるようにするとキツネっぽい耳になります。
もふもふのヘアアクセサリーを髪に付けたり、髪の巻きや広がりを工夫したりすると、ケモミミの雰囲気とキャラクターが一体となり、まとまったイラストになるでしょう。
7.まとめ
ウサギ・ネコ・キツネの3種のケモミミを描いてみました。どれも可愛い仕上がりになりましたね。改めてケモミミを描く際のポイントを振り返ってみましょう。
- 耳の位置は両耳を結ぶラインに設定
- 耳の長さはウサギが3分の2、ネコが3分の1、キツネが2分の1
- 実際の動物のように前傾の形を意識して描く
これらのポイントを押さえれば、上手に可愛いケモミミが付いたキャラクターを描けます。ケモミミイラストは、動物を擬人化したイラストや恋愛ものなど、様々なシチュエーションで利用できますよ。ぜひ試してみてください。
(文・絵/アニー)
Twitter:https://twitter.com/annie_pinkpom
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