2020.03.02
誰でも描ける!レースの描き方
今回はブラシ「回転対称ペン」を使ったレースの描き方をご紹介します。
レースは模様が細かく描くのが大変そうに見えますが、回転対称ペンは描いたものを好きな数だけ転写できるので、複雑な模様も驚くほど簡単に描くことが出来ます。
例えばこちらのレースも、実際に描いたのはガイド用の線以外は赤色に塗ったこの部分のみです。
それでは描き方を説明します。
まずはレースを綺麗に描く為のガイドを作ります。
回転対称ペンの「数」の数値を「20」に設定し、画面中央から上までの直線を引いて20本の放射上の線を描きます。
▼ガイド線の詳しい作り方はこちらをご覧ください。
「雪の結晶の描き方」
線のレイヤーより下に新規レイヤーを作成、塗りつぶしツールの「楕円」を選択し、「中央から選択」「縦横比を固定」にチェックを入れます。
ガイド線の交わった点を中心に円を描き、ガイドの完成です。
回転対称ペンは Ctrlキー+クリックで基点を指定することが出来ます。
ガイド線の交わった点を基点にしましょう。
この基点を中心に描いたものが転写されます。
それではレースを描いていきましょう。
新規レイヤーを作成し、円の縁をなぞるように線を引きます。
一部分のみ描けば他にも転写されるので、実際に引くのはこの画像の部分のみです。
先ほど引いた線の内側と外側に一本ずつ線を引きます。
内側の線は円の縁の線より少し離して、外側の線は少し近めに引きましょう。
後から色を塗るので、線と線がつながっていれば多少歪んでいても大丈夫です。
円の縁の線と内側の線の間に、だいたい等間隔に数本の縦線を引きます。
一番外側に、ガイド線とガイド線の真ん中ぐらいに半円を描き、半円から生えるように花びらの花を5枚描きます。
利き手側の花びらが描きにくいときは画面を反転して描きましょう。
先ほど描いた5枚の花びらの間を埋めるようにまた花びらを4枚描きます。
描いた花を縁取るように、少し離れた外側にモコモコを4つ描きます。
モコモコのまわりに小さい花びらを描きます。
新規レイヤーを作成し、モコモコと花の間に点を4つ描いたら線画の完成です。
中の部分と外側の部分をバケツツールで塗りつぶし、先ほど描いた点のレイヤーを非表示か削除します。
線と色塗りのレイヤーの不透明度を保護して、白色に塗り替えたら完成です。
背景にする場合はレースのレイヤーを複製し不透明度を下げ、大きさを変えて配置しましょう。
レースの模様のパターンはたくさん種類がありますが、思いつかないときは先ほど説明した「もこもこ」「半円」「大きい花びら」「小さい花びら」「穴」を組み合わせて描くとレースっぽくなります。
その他にも隙間を縦線や斜線で埋めてみたり、穴の形を半円やしずく型にしてみたりとアレンジの仕方でいろんなレースが描けます。
ぜひ挑戦してみてください!
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