2021.12.15
色を塗ってみよう【iPad版】
ここでは色塗りの際に使うと便利なツールを解説していきます。
Index
準備
(1)パレットに色を登録する
「パレット」には色を登録しておくことができます。
よく使う色をあらかじめ登録しておくと、作業が楽になります。
パレットは、をタップすると出てきます。
色の追加をタップするとウィンドウが表示されます。
色の名前を自由につけることができます。
「色の追加」をすると、自動的に前景(描画色)のRGB※の値が入力されます。
(直接入力して登録することも可能です。)
「完了」を押すと追加が完了します。
パレットに色が登録されました。
パレットの上部には選択中の色の名前が表示されます。
削除するときは、削除したい色を選択して、削除ボタンをタップしてください。
(2)スポイトツール
スポイトツールは、キャンバス上にある色を指定することができるツールです。
スポイトツールで使いたい色の部分をタップすると、カラーの「前景(描画色)」がタップした色になります。
色を塗る
(3)一気に色を塗る
ペンで塗るよりも簡単に、一気に色を塗る方法があります。
バケツツール
バケツツールは線で囲まれた部分、または選択した範囲を一気に塗ることができます。
自動選択ツールと同じように、「キャンバス」か「レイヤー」から参照先を選択でき、−32~32pixelの間で塗りつぶす範囲を「拡張」できます。
(4)選択ツール
あらかじめ色を塗る範囲を選択しておくと、はみ出さずに素早く色を塗ることができます。
ここでは様々な範囲の選択方法を紹介します。
選択ツールは、「矩形」「楕円」「多角形」の形に範囲を選択することができます。
他にも、フリーハンドで選択範囲を指定できる投げなわツール、選択範囲をワンクリックで自動的に指定する自動選択ツール、ペンで塗ることで選択範囲を指定できる選択ペンツールがあります。
1範囲を自動選択する
自動選択ツールは、境界線の内側部分をクリックすると、自動で選択範囲を指定するツールです。
選択した範囲を拡張することもできます。
拡張幅は−32~32pixelから選べます。
また、「キャンバス」か「レイヤー」のいずれかを参照先に選べます。
「許容値」を設定すれば違う色でもまとめて範囲選択することができます。
2選択範囲をペンで描く
選択ペンツール・選択消しツールを利用すれば、手描きで選択範囲を指定できます。
選択ペンツールは塗った場所がそのまま選択範囲となるので、投げなわツールと違って囲む必要がなく、細かいところを指定するときに便利です。
選択消しツールは、選択ペンツール以外で指定した選択範囲も消すことができます。
3選択範囲を拡張・収縮
指定した選択範囲を拡張・収縮することも可能です。
範囲を選択した状態で、>「拡張」もしくは「収縮」を選んでください。
どちらもウィンドウが表示されるので、拡張・収縮したいpixel数を入力して「完了」をタップしてください。
4選択範囲を反転・解除
選択範囲と選択範囲外を反転させるには、選択範囲を指定した状態でメニューの「選択範囲」>「反転」を選択してください。
また、選択範囲を解除したい場合は、その上の「解除」を選択してください。
(5)グラデーション
グラデーションツールを使用すると、キャンバスをドラッグするだけでグラデーションを作成できます。
グラデーションの範囲はレイヤー全体ですが、あらかじめ選択範囲を指定しておくと、選択した範囲のみにグラデーションを描画することができます。
グラデーションツールでは、形状「線形or円形」とタイプ「前景~背景or前景」がそれぞれ2種類から選べます。
1「線形」と「円形」
線形…ドラッグした方向に向かって色が変化していくグラデーションを作成します。
円形…ドラッグの始点を中心にして広がっていく、円形のグラデーションを作成します。
2「前景~背景」と「前景」
前景~背景…ドラッグの始点が前景色、終点が背景色になるグラデーションを作成します。
前景…ドラッグの始点が前景色、終点が透明になるグラデーションを作成します。
グラデーションは始点と終点に色を置くため、長くドラッグすると徐々に色が変化する馴染みの良いグラデーションになり、短くドラッグするとはっきり色の分かれたグラデーションになります。
<例>前景色を「青」、背景色を「オレンジ」に設定してグラデーションを作成しました。
どちらの形状でも、両方のタイプを使用することができます。
「線形」+「前景~背景」
「円形」+「前景」
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