2022.03.04
【食べ物の描き方】ブラシを使ってショートケーキを描いてみよう【初心者向け】
誕生日やクリスマスなどお祝い事に活躍するケーキは、イラストの小物としてもとても使えるスイーツです。
でも、いざ描こうとすると「クリームは何色を使ったらいいの?」「いちごってどうやって描くの?」など、わからないことがでてきて戸惑ってしまいがちですよね。
そこで、ここではメディバンペイントのいちごブラシとクリームブラシを使って簡単にケーキを描く方法をご紹介します。
Index
1.イチゴを描く
まず最初にブラシを使っていちごを描きます。
そのままだと光源が左側になっていますが、今回は右側を光源にしたいので左右反転させていきます。
▶︎使ったブラシ:いちごM Premium
※いちごを大きく拡大すると輪郭が少しガタガタになったので、いちごの端の色をスポイトでとって輪郭を調整しています。
2.上に乗っている生クリームを描く
次に、ブラシを使って上に乗っている生クリームを描いていきます。
今回は後で調整しやすいよう、生クリーム用のレイヤーを新しく作って描きました。
▶︎使ったブラシ:クリームM Premium
右側の生クリームは、「メッシュ変形」を使って少し変形させていきます。
尖っている部分を横にずらして丸い形にしたいので、横分割4〜5にして形を調整していきます。
形を変えたら、レイヤーを複製して横に並べて完成です。
3.土台部分の形を描く
今度は、新しいレイヤーに土台部分の形を描いていきます。
ブラシは「アクリル」を選択しました。
色はブラシで描いたクリームの「線」や「オレンジの部分」の色をスポイトでとって描いていきます。
【色決めが楽になるクリームブラシ】
クリームブラシを使うメリットの1つは、すでにクリームの色味がある程度決まっているところです。
ブラシで描いたクリームの色に合わせて、土台のクリームやスポンジの色を決めることができるので、色選びが苦手な人に特におすすめです。
4.土台の生クリームを描く
形が描けたら、上に乗っているクリームの淡い黄色をスポイトでとり、土台のクリームの部分に塗っていきます。
あまりきれいな直線を意識せずに塗ることで、自然なイメージにしていきます。
※ケーキは基本的に直線ツールなどは使わず、フリーハンドで描いています。
ただ、ホールケーキの場合は円ツールを使用した方がきれいに仕上がるので、円ツールを使用することもあります。
5.スポンジを描く
クリームが描けたら、今度は新しいレイヤーにスポンジの部分を描いていきます。
上に乗っているクリームの、黄色味が強い部分からスポイトで色をとり、濃さを調整します。
色を決めたら、アクリルブラシでザクザク塗っていきましょう。
6.間に挟むいちごを描く
スポンジの間に挟んであるいちごは、いちごの断面のブラシで簡単に描くことができます。
▶︎使ったブラシ:いちごM(断面) Premium
【いちごを描く】
①土台のクリームを塗ったレイヤーの上に、新しいレイヤーを作ってクリッピングします。
②①で作ったレイヤーに、いちごM(断面) Premiumブラシを使っていちごを描きます。
【クリームを描く】
①いちご(断面)の上に、新規レイヤーを作ります。
②レイヤーをクリッピングします。
③クリームの色をスポイトでとり、イチゴの上に塗ります。
これで、間に挟むいちごが描けました。
7.スポンジの気泡を描く
そのままだとスポンジが平坦に見えたので、少し気泡を描いていきたいと思います。
気泡用に新しいレイヤーを作り、以下の手順でどんどん描いていきましょう。
①上に乗っているクリームのオレンジ色をスポイトでとり、アクリルブラシでランダムに点を描いていきます。
②不透明度を下げて、スポンジの色に馴染ませていきます。
③新しいレイヤーを作り、先ほどよりも小さめの気泡を少なめに描いていきます。
気泡を大きくしたり数を増やすと手作り感のあるスポンジに、気泡を小さめにするとしっとりとしたスポンジになります。
8.影を描く
全体が大体描けたら、影をつけていきます。
①ブラシで描いたクリームの線の色をスポイトでとり、影を描いていきます。
②上に乗っているクリームは元々の影の色も生かしたいので、影を描いたらレイヤーモードを「乗算」にし、「不透明度」を下げて色味を調整します。
※もう少し立体感を出したいときは、土台の上側や前面の部分に淡い黄色を載せて質感を調整していきます。
今回は一番最後に加筆・調整しているので、よかったら最後のイラストも参考にしてみてください。
9.お皿を描く
ケーキが描けたら、お皿を描いていきます。
まずはお皿用に新しいレイヤーを作り、そこに描いていきましょう。
①図形ツールの「楕円」を選択し、横長の円を描きます。
②①の円をレイヤーごと「複製」して、新しく作った方の円を変形ツールで小さくします。
③①の円をもう一度複製し、少し下にずらして余分な部分を消し、お皿の厚みを描きます。
お皿に色をつけ、ケーキの影を描いたらこれで完成です。
10.まとめ
いかがでしたか?
今回はクリームブラシの色はそのまま使いましたが、「フィルタ>色相」から色味を変えることもできます。
イラストの全体の雰囲気に合わせてクリームの色を変えることもできるので、よかったらぜひ試してみてくださいね。
(文・絵/Amane)
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