2023.10.13
メディバンライブラリ11 髪の毛を描く練習をしよう!線画も塗りも手軽に練習できる
髪の毛を描くのが苦手で、髪の毛を描く練習をしたいと考えている方は多いのではないでしょうか。
しかし、髪の毛を描く練習をするためには、下書きしたり、線画を描いたり、下塗りしたりと様々な工程があります。また、髪の毛を描きなれていない方にとっては、そもそも髪型を考えるのも大変ですよね。
メディバンライブラリには、「髪の毛を描く」コンテンツも充実していますので、手軽に髪の毛を描く練習がしたい方はメディバンライブラリを活用するのがおすすめです。
この記事では、メディバンライブラリを活用して実際に髪の毛を描く流れを解説します。
メディバンペイントの髪の毛の描き方の記事はこちら。
https://medibangpaint.com/use_tag/how-to-draw-hair/
Index
メディバンライブラリへのアクセス方法
PC版、アプリ版でのメディバンライブラリへのアクセス方法を解説します。
PC版の場合、メディバンライブラリはここからアクセスできます。
PC版
iPad版を使用している人は、「描いてみよう」の下から2番目が「ライブラリ」です。「ライブラリ」をタップすれば、メディバンライブラリが開きます。
iPad版
iPhone版・Android版の場合は、下段の一番左に「ライブラリ」があるので、それをタップして、メディバンライブラリを開いてください。
iPhone版・Android版
メディバンライブラリで髪の毛を描く実際の流れを3ステップで実例紹介!
ここでは、メディバンライブラリを活用した髪の毛の描き方の流れを、3ステップの実例で解説します。
1.テンプレートを選択する
2.髪の毛の線画を描く準備をする
3.髪の毛の線画を描く
ステップ①:メディバンライブラリのテンプレートを選択
メディバンライブラリにアクセスして「髪を描いてみよう」を選択して、髪の毛のテンプレートを選びます。
テンプレートには、色んな髪型があります。
ロングやウェーブの髪型など、自分ではあまり描かないような髪型を選んでみるのも、髪の毛の描き方の練習になりますね。
ステップ②:テンプレートで髪の毛の線画を練習する準備
苦手な人が多い男性の短髪の描き方も、メディバンライブラリのテンプレートを活用すれば簡単に練習できます。
まず、男性のショートの髪型のテンプレートを選択します。
テンプレートを下書きにするため、線画のレイヤーを8bitレイヤーに変換して色を変えます。
8bitレイヤーに変換することで、テンプレートが白黒になり下書きとして使いやすくなります。
8bitレイヤーのおすすめの使い方については、こちらでも詳しく解説しています。
https://medibangpaint.com/use/2020/01/recommended-usage-of-1bit-layer-and-8bit-layer/
8bitレイヤーへの変換方法は次のとおりです。
1.線画のレイヤーを選択
2.メニューバーの「レイヤー」<「変換」を選択
3.「8bitレイヤーに変換」を選択
レイヤーが白黒になっていれば成功です。
線画と区別できるように、レイヤーをクリックして「レイヤー属性」から好きな色に変えます。
ステップ③:テンプレートを下書きに髪の毛の線画を描く練習をする
テンプレートをなぞって、髪の毛を描く練習をしていきましょう。
線画の強弱などに気をつけながら描いてみましょう!
髪の毛の線画がなぞれたら、顔を描いてオリジナルキャラを作ってもいいでしょう!
テンプレートで作ったキャラをミニキャラで描いてみれば、自分の絵柄に落とし込む練習にもなりますね!
メディバンライブラリで髪の毛の塗り方の練習をする流れ
ここでは、メディバンライブラリを活用して、髪の毛の塗り方の練習をする流れを解説します。
テンプレートのレイヤーをクリッピングして髪の毛を塗る準備をする
「-ミディアム 女性-」のテンプレートを使用して進めていきます。
テンプレートには、線画と髪の毛のレイヤーが用意されています。
髪の毛のベースカラーを塗る
髪の毛のベースカラーを塗っていきます。
テンプレートには、髪の毛部分が塗られた「ここに塗ってね」レイヤーがあります。
そこに、新規レイヤーを作成して、クリッピングして描いていきます。
好きな色でベースカラーを塗っていきましょう。
影を塗る
ベースカラーが塗れたら、影を塗ります。
ベースカラーのレイヤーと同様、新規レイヤーを作成し「ここに塗ってね」のレイヤーにクリッピングして進めます。
影色は、ベースカラーよりも暗めの色を選びます。
影の塗り方については以下の記事で解説しています。
https://medibangpaint.com/use/2023/06/illust-shadow-casting/
髪の毛のディテールを描き足す
続いて、影のディテールを描き込んでいきます。
テンプレートを活用して、自分以外の人が描いた線画をもとに色を塗るのは、手癖の矯正にも繋がり、勉強になりますね。
線画をよく見て、髪の毛の形を想像しながら描いてみてください。
髪の毛のディテールを描き足す際には、つむじや生え際からの髪の毛の流れを意識するようにしましょう。
ハイライトを描き足す
影が塗れたら、ハイライトを描き込んでいきます。
ハイライトを描く際には、光源の位置や、髪の毛のキューティクルを意識します。
ハイライトができたら、次は仕上げをしていきましょう。
これで髪の毛の色塗りができました!
メディバンライブラリには、様々な髪型のテンプレートがありますので、すぐに髪の毛の色塗りの練習ができちゃいますね!
髪の毛を上手に描く3つのコツ
より上手に髪の毛を描けるようになるための3つのコツを紹介します!
1.アタリを取ってから描く
2.生え際をパーツ分けする
3.矢印で髪の毛の流れを意識する
コツ1.髪の毛をアタリを取ってから描き始める
髪の毛の形を取るのが苦手な方は、いきなり髪の毛から描き始めるのではなく、頭の形からアタリ(一時的な仮のイラスト)を取って髪の毛を描くようにしましょう。
髪の毛の形を自然に描くためには、頭の形がしっかりと取れていることが前提です。ですので、いきなり髪の毛から描き始めるのではなく、坊主の状態で頭の形でアタリを取ってから描くのがコツとなります。
メディバンライブラリの髪の毛のテンプレートから、頭の形を想像して描き込んでみるのもおすすめの練習方法です。
コツ2.髪の毛の生え際をパーツに分けて描く
髪の毛を一気に描くのではなく、髪の毛の生え際をパーツごとに分けて描いていくのもコツです。
髪の毛の生え際をパーツ分けすると、次のように分けられます。
・フロント
・中央
・サイド
・もみあげ
・バック
・襟足
パーツごとにアタリを取ってから全体を描くことで、自然な髪の毛の形を描くことができます。
パーツごとに髪の毛がどのようになっているかが分かりにくければ、鏡で自分の髪の毛のそれぞれのパーツを実際に見ながら描いてみるのもおすすめです。
コツ3.矢印で髪の毛の流れを意識する
矢印を髪の毛の流れに沿って描き、髪の毛の自然な流れを意識すれば、自然に流れる髪の毛を描くことができます。
髪の毛は、つむじや生え際から、流れに沿って生えています。髪の毛の流れる向きを矢印で描き込んでおけば、自然な髪の毛の流れを意識して髪の毛を描くことができます。
慣れるまでは、メディバンライブラリのテンプレートにある髪の毛がどのように流れているのか、矢印を描き込む練習をするのもよいでしょう。
メディバンライブラリを活用すれば様々なパターンの髪の毛を描く練習ができる
今回はメディバンライブラリを使って髪を描く練習をしてみました。
髪の毛を描くことに苦手意識を持っている方も、メディバンライブラリのテンプレートを使えば、簡単に髪の毛を描く練習をすることができます。
テンプレートには、様々な髪型が用意されていますので、髪型を考える練習にも繋がりますね。
髪が自然に描けているかどうかはイラストのクオリティにも直結しますので、メディバンライブラリを活用してしっかり練習しましょう!
(文・絵/つかさん)
X(旧Twitter):https://twitter.com/Tsukasan0823
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