メディバンペイントPro(MediBang Paint Pro)の使い方を説明します。

今回は、レイヤーのブレンドと加工について説明します。

 

1 レイヤーのブレンド

「ブレンド」では、選択中のレイヤーを1つ下のレイヤーと、どう重ねる(ブレンドする)かを設定できます。
レイヤーウィンドウの「ブレンド」から変更できます。

通常 レイヤーを「新規作成」したときは、このモードになっています。
紙を重ねるように、上のレイヤーがそのまま下のレイヤーに重なります。
乗算 上のレイヤーに塗った色を、下のレイヤーに掛け合わせます。
色を重ねるので、濃くなり、暗くなります。
加算・発光 「乗算」とは逆に、明るく掛け合わせるモードです。
オーバーレイ 「乗算」よりも自然に色を掛け合わせるモードです。
下のレイヤーの色が白・黒の場合は影響を受けません。
スクリーン 明るく掛け合わせるモードです。
「加算」よりも柔らかい明るさになります。
比較(明) 上下のレイヤーの色を比べて、より明るい方の色が適用されます。
上のレイヤーの色よりも下のレイヤーの色が明るい場合は、上のレイヤーの色は適応されず、下のレイヤーの色がそのまま残ります。
比較(暗) 「比較(明)」の逆です。
上下のレイヤーの色を比べて、より暗い方の色が適用されます。
差の絶対値 上下のレイヤーの差を調べることができます。
画像の同じ部分は黒くなるため、差異がわかりやすくなります。
覆い焼き 下のレイヤーの色相を保ったまま、重なった色を明るくします。
明るい部分がより明るくなるため、コントラストがはっきりします。
焼き込み 「覆い焼き」の逆で、重なった色を暗くします。
暗い部分がより暗くなるため、コントラストがはっきりします。
ソフトライト オーバーレイよりコントラストが柔らかい効果になります。
乗せた色に応じて、下のレイヤーの色を明るくしたり暗くしたりします。
ハードライト オーバーレイよりコントラストが強い効果になります。
乗せた色に応じて、下のレイヤーの色を明るくしたり暗くしたりします。
色相 下のレイヤーの”彩度(=色の鮮やかさ)”と
”輝度(=目で見た時に感じる光の度合い)”を維持した状態で、
乗せたレイヤーの”色相”を重ねます。
彩度 下のレイヤーの”色相”と”輝度”を維持した状態で、
乗せたレイヤーの”彩度”を重ねます。
カラー 下のレイヤーの”輝度”を維持した状態で、
乗せたレイヤーの”色相”・”彩度”を重ねます。
輝度 下のレイヤーの”色相”と”彩度”を維持した状態で、
乗せたレイヤーの”輝度”を重ねます。

各レイヤーブレンドの比較

通常 24通常
乗算 26乗算
加算・発光 28加算発光
オーバーレイ 30オーバーレイ
スクリーン 32スクリーン
比較(明) 34比較明
上のレイヤーは、下に向かって白から黒になるグラデーションです。
白の部分は下のレイヤーの青より明るいので白が、黒の部分は下のレイヤーの青より暗いので青が見えています。
比較(暗) 36比較暗
「比較(明)」と同じレイヤーを使用しています。
白の部分は下のレイヤーの青より明るいので青が、黒の部分は下のレイヤーの青より暗いので黒が見えています。
差の絶対値 38差の絶対値
差異のある部分だけ、色が反転してわかりやすくなります。
これを利用すると、絵の差異をみつけたり位置のずれを確認したりすることができます。
覆い焼き 40覆い焼き
※参考:ブレンド前41比較用ブレンド前
焼き込み 43焼き込み
ソフトライト
ハードライト
色相
彩度
カラー
輝度

2 画像の加工

スクリーンショット 2017-01-31 12.51.31のコピー

 

 

 

 

フィルタを使用すると、色の調整やぼかしなどが簡単に行えます。
メニューの「フィルタ」から、5種類の加工が選択できます。
加工は、選択しているレイヤーのみに適応されます。また、レイヤー内に選択範囲を指定していれば、その範囲内にのみ影響します。

レベル補正 絵の暗い部分と明るい部分を設定できます。
入力:左のスライダーは暗い色、中央のスライダーは中間色、右のスライダーは明るい色を調整します。
出力:入力で設定した値を出力します。右のスライダーが最も明るい値、左のスライダーが最も暗い値です。
色相 絵の色を変えることができます。白、黒には影響しません。
色相:左右にドラッグすると色相が変化します。
彩度:右に行くほど彩度が高くなり、色が鮮やかになります。
明度:右に行くほど明度が高くなり、色が明るくなります。
色反転 絵の色を変えることができます。白、黒にも影響します。
ガウスぼかし ぼかしをかけることができます。ぼかしの濃さの値は1~64で調整できます。
モザイク モザイクをかけることができます。モザイクの濃さの値は1~256で調整できます。
線画抽出 絵から線を抽出することができます。線画は白黒になります。
左のスライダーで黒、中央のスライダーで灰色、右のスライダーで白(透過)の濃さをそれぞれ調整できます。

<例>以下のねこAとねこBを使用します。

45ねこAB

ねこA ねこB
1.レベル補正
レベル補正1 レベル補正2
48レベル補正
2.色相
色相・彩度・明度
50色相
3.色反転
こd51713d53dfd802dbe6eee3f66a82c3d-1024x418
4.ガウスぼかし
51ガウスぼかし5と30
A=5 B=30
5.モザイク
52モザイク10と30
A=10 B=30
6.線画抽出
線画抽出 左は全スライダーを右に、右は全スライダーを左に移動して「線画抽出」した例です。
「線画抽出」では、このように白と黒の濃度を調整することができます。
※白い部分は「透過」されています。
54線が抽出