2019.12.16
【笑顔・泣き顔・怒り顔】表情を描くときのポイントと描き分け方
嬉しそうな顔や泣き顔、怒った顔。
キャラクターの表情が豊かだと、漫画やイラストもいきいきして見えてきますよね。
表情の描き分けは、キャラクターを魅力的に輝かせるポイントです。
でも、いざ描こうとすると「なぜかうまくいかない……」「表情の変化が少ない……」
なんてことはありませんか?
表情を描き分けるときには、いくつか気をつけたいポイントがあります。
では、魅力的な表情を描くためには、どんなことに気をつけるといいのでしょうか。
詳しく見ていきましょう!
Index
1.表情を描くときのポイント
表情を描くときは、まず鏡や写真、友だちの表情などをしっかり観察してみましょう。
このとき特に注目したいのが、目元(眉と目)と口元です。
昔から「目は口ほどにものを言う」と言われるように、感情は目元に現れます。
また、口元を変化させるだけでも表情は大きく変わります。
では、表情ごとに目元や口元がどんな風に変化するか見ていきましょう。
目元・口元以外にも押さえておきたいポイントをあわせてご紹介しますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
2.笑顔の描き方
笑顔を描くときにまず意識したいのは、「上向きの口角」です。
嬉しいときや楽しいときは、頬にある「大頬骨筋」が引き上げられて口角があがります。
そのため、まずはキャラクターの口角をあげてみましょう。
写真や友だちの表情を観察してみてください。
とても楽しそうだったり、嬉しそうだと下まぶたも少し持ち上がっていませんか?
これは、頬の筋肉が持ち上げられることによって、下まぶたも自然と持ち上がるからです。
そのため、もっと嬉しそう・楽しそうにしたいときは、下まぶたを少し持ち上げてみましょう。
キャラクターの顔も、下まぶたをあげるとより感情のこもった笑顔になりますよ。
3.泣き顔の描き方
泣いているときは、眉が下がり口は真横に力が入ります。
これは静かな泣き方ですが、泣き方が激しくなると、眉の下がり方や口元の表現が大きくなります。
大声で泣きじゃくっているイメージなら、口を大きくあけてもいいでしょう。
悲しみが大きくなるのに合わせて、下まぶたをあげて瞳を潤ませたり、涙を大粒にするのもおすすめです。
嬉し泣きの場合は、口元は笑顔にし、眉の下がり方も控えめにするといいでしょう。
悔し泣きの描き方は、次の怒りの表情のところで一緒にご紹介しますね。
4.怒り顔の描き方
怒ったときの顔は、眉は上向きにつり上ります。
「眉間にしわが寄る」というイメージで、眉を寄せながらつり上げていきましょう。
口角は下がってへの字になります。
怒り方の度合いによって、眉の角度を強めたり、目を見開いたり、顔を赤らめたりしてみてもいいかもしれませんね。
怒りの表情を少し緩め、泣き顔と合わせると悔し泣きになります。
怒りよりも眉の角度を弱くし、瞳を潤ませたり下まぶたをあげることで、より悔し泣きらしくなります。
5.驚いた顔の描き方
驚いたときの顔は、目も口も丸くなるイメージです。
目はやや見開き、眉もあがります。
口も丸く開き気味にすると、驚いた表情になります。
驚き方が大きくなるにつれ、目や口の開き方を大きくするといいでしょう。
6.まとめ
表情を描くときは、描き方に注意するほか、キャラクターの感情を感じながら描くというのもおすすめです。
キャラクターの嬉しさ、悲しさ、怒りなどをしっかり感じながら描くと、より感情のこもった絵を描きやすく、表情を描くときはキャラクターと同じ顔をしてしまうという漫画家さん・イラストレーターさんも少なくないようですよ。
ぜひさまざまな人の表情を観察して、表情の描き分けにチャレンジしてみてくださいね。
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