カラーイラストを描く時は、髪色でその人物の特徴を表すことができますが、モノクロの漫画では全員を黒か白かグレーで表さなければならず大変!
「カラーでは描けるけど、漫画原稿でどう表現したらいいか分からない…」という方のために、モノクロでよく使われる髪表現を集めてみました!
自分の好みに合うものを探してみましょう♪

☆真っ黒塗りつぶし


ご覧の通り光を入れず全部真っ黒に塗りつぶした表現です。
一見単調ですが、画面にスタイリッシュさが出るので、好んで使う方も多いです。
細い線で髪の毛の動きを足してあげると単調さが消えます。
応用として、エアブラシツールやカケアミ、手書きの線などで顔周りや頭頂部に少しだけ光を入れるのもおすすめ。

 

☆ツヤベタ


長年使われてきた定番のテク。
髪の流れに沿ってペンで陰影を描いていきます。
アナログ原稿では筆ペンがよく使われました。
デジタルでは筆ツールなどを使って描くと良いでしょう。

気を付けたいのが、艶の入れ方によって、絵柄が若干古く見えてしまう点です。

艶を細かくたくさん入れるのが、一世代前のトレンドでした。
繊細で美しい髪が表現できますし、少女漫画ではよく使われる技法です。
これがもちろん悪いわけではありません!
ただ、いわゆる「今っぽい」表現からは離れてしまいます。

今風に見せるコツとしては、
①白を大きく入れる
②ハイライトの形を工夫する
です。

細くツヤを入れるよりも、頭の形に合わせ、光の当たっている部分に大きく白を残すと立体感が出ます。
また、アクセントで丸や線などのハイライトを入れると今風感が出ます。

 

☆トーンとの合わせ技

白黒のツヤベタだとイメージと違う、そんなにサラサラな髪のキャラではない…という時には、白の部分にトーンを貼るとガラッと印象が変わります。
また、赤や青といった派手髪のキャラクターの場合も、トーンやグレーの分量を多くするとモノクロ漫画の中でもうまく表現できます。

小技として、グラデーションのトーンを貼ったり、ちょっとだけ透明ブラシで削ったりすると、抜け感が出ておすすめです。

また、網のトーンにするか、グレーで塗るかによっても印象が変わります。
好みの作風に合わせて研究してみてくださいね。

 

☆カケアミ・斜線を使った技

特に最近よく見るな〜思うのがこの方法です!
白の部分にカケアミまたは手書きで斜線を入れます。
ほど良いアナログ感とラフな印象が魅力です。

 

☆金髪・色の薄い髪の技

金髪や色の薄い髪の場合、黒はほとんど使いません。
髪の流れを少し追加し、影は薄いグレーかトーンで付けることが多いです。
ツヤベタと同じく、たくさん細かく入れすぎないというのが最近のトレンドです。

いかがでしたか?
ほんの一例を紹介しましたが、髪の表現は無限大!
なので自分の好みにしっくりくる方法を色々試してみてくださいね!

(文・絵/はらなおこ)

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NAOまんが製作室