2021.10.22
影が薄くなったときの簡単仕上げ術
 
仕上がったイラストを見直してみると、影が薄くなってしまった…、ということがあるのでは?
そこで今回は、影が薄くなったときに簡単に濃くすることができる簡単な方法を二つご紹介します。
以下の画像は影が薄いため、遠目から見たときにあまりメリハリのないイラストになっています。
シーンによっては薄い影の方が効果的な場合もありますが、今回はここにさらに影を濃くしていきます。

具体的には、
1.統合したイラストを作成して乗算レイヤーでかぶせる
2.トーンカーブで調整する
この2つの方法をご紹介します。
方法その1:乗算で同じレイヤーをコピペする
一枚にまとめたレイヤーを作り、一番上のレイヤーに持ってきます。

レイヤーブレンドを乗算にします。

乗算の不透明度100%の状態です。
このままでは濃すぎるので不透明度を下げていきます。

乗算レイヤーの不透明度を下げて調整します。
今回は64%ぐらいにしました。

これで最初のイラストの状態から影の色が濃くなり、よりメリハリのついた状態にできました。

目のハイライトを修正・加筆して完成です。

方法その2:トーンカーブでコントラストを上げる
2つ目の方法として、トーンカーブを使ったやり方があります。
メニューの「フィルタ」から「トーンカーブ」を選びます。



これで影のついた暗いところはより暗くなり、メリハリがつきました。

▼トーンカーブについての解説はこちら▼
【テクニック】トーンカーブとは?仕組みを理解してお絵描きに役立てよう!
以上、影が薄くなってしまったときの簡単対処法をご紹介しました。
影の濃さはあとからでも調整可能なのがデジタルの強みです。
ぜひ試してみてくださいね!
(文・絵/吉田セツ)
\ 使い方記事の要望を受け付けています /
            
            
            
            
            
            










