「入り抜き」ってよく聞くけど何?

流れるようなキレイな髪の毛、細かく描き込んだ目…上手いイラストを見て「私もこんな風に描けるようになりたい!」といざ描き始めて見たものの…
そもそも私の使っているペン何か太くない…?と思ったことはありませんか?

今回は、線画を描く時に大切な要素「入り抜き」について解説します。
入り抜きを理解して、自分に合ったペンの設定ができるようになれば、理想の線にグっと近づけますよ!

「入り抜き」ってそもそも何?


入り抜きとは、線を引く時の「始まり」と「終わり」に強弱をつけることです。

「入り=描き始め」
「抜き=描き終わり」

書道の筆を思い浮かべると分かりやすいと思います。
「はね」や「はらい」をする時、スッと力を抜くように書くと、線が最後細くなりますよね?あれと同じです。

「入り抜き」の設定をすることで、デジタルの絵でも、アナログの筆と同じように線の強弱効果をつけることができます。

入り抜きをつけると何がいいの?

入り抜きをつけると、線に強弱が付き、絵に立体感が生まれます。
また、細かい線を描く時に自然な印象に近づけることができます。

入り抜きの効果が一番よく分かるのは、「髪」と「服のシワ」かなあと思います。

入り抜きあり、なしの2パターンで同じ絵を描いてみました。
入り抜きありの方が、髪や服のシワが柔らかく、自然な流れの表現になっているかと思います。

特に髪は、生え始めと先端を細くすると柔らかさを表現出来ます。
とても見栄えがよくなるので、ぜひ入り抜き設定のペンがおすすめです。

その他、目やまつ毛などの細かいパーツ、服の装飾など、繊細な線を引きたい時にも活躍してくれますよ!

メディバンペイントでの入り抜き設定の仕方

メディバンペイントで初期設定されているペンの中で、
最初から入り抜き設定がされているもの

・ペン(入り抜き)

このペンは、何も設定しなくてもすでに入り抜きが付くようになっています。
初心者の方は、まずこのペンを試してみると良いでしょう。

また、

・ペン
・鉛筆

この2つも、入り抜き設定をすることができます

ブラシの名前の右側の歯車マークを押す

【強制入り抜き】をチェック

すると、どんな筆圧で描いても自動で入り抜きが付くようになります。

☆入り抜きの線の細さを好みの具合に設定しよう

【最小幅】の数値をいじる
数字が小さいほど、入り抜きの線が細くなります。
試し描きを繰り返して、自分の好きな描き味を探してみましょう!

☆ペン・鉛筆以外のブラシは、「入り」は設定されていませんが、「抜き」は筆圧を弱くすることで表現できます。

【筆圧サイズ】にチェック

【最小幅】の数値を好みの具合に設定(数字が小さいほど細くなります)

線の描き終わりにつれてスッと力を抜くように描くと、抜きの線が出ます。

※「入りは無し、抜きだけつけたい」「入りと抜きの数値をそれぞれ設定したい」など、片方ずつの設定することは、メディバンペイントでは現状(2021年10月現在)できません。

自分の理想の絵柄によって、ペンを設定しよう!

ここまで入り抜きについて説明しましたが、「必ず入り抜き設定をしなければいけない!」ということではまったくありません!
「入り抜きまったく無しのペン」でも味のある線が描けますし、設定の数値によっても描き味が全然違ってきます。

今回は、よく聞くけどよくわからない「入り抜き」について説明しました。

自分の目指す絵柄や、使いやすいペンを目指して、何回も設定の数値をいじって試行錯誤してみましょう!

(文・絵/はらなおこ)
twitter:@nao_comic