図形と定規ツールで作る簡単魔法陣

今回はメディバンペイントで魔法陣を描いてみます。

魔法陣は定規ツール、図形ツール、そのほかさまざまなブラシツールとの組み合わせで簡単に作ることが可能です。

まず魔法陣を構成する要素について考えてみましょう。

魔法陣の図形の組み合わせを考えてみよう！

魔法陣は、主に円や四角、三角、そのほか文字や星といった図像の組み合わせからできています。

①円

まず、魔法陣の基本となる円です。

円は円でも、幅や大きさの異なる正円を組み合わせただけでも魔法陣らしさが出てきます。

②四角形

次に四角形です。

円のときと同様に大小の四角を重ねてみるのも面白い魔法陣が作れます。

③多角形

また、三角形や五角形、六角形など多角形もモチーフとして使えます。

図形を単体で使うのもいいですが、複数の多角形を回転させて配置してみるのも魔法陣らしさがでます。

④文字やその他の図像

上記の図形に加えて、文字やそのほかの図像も組み合わせると、より魔法陣らしさを表現できますよ。

クラウド素材で販売されている魔法角文字ブラシは、魔法陣に添える文字としてピッタリです。

プレミアム会員は無料でダウンロード可能なのでチェックしてみてくださいね。

▼魔法角文字ブラシ【ART street】▼
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また、五芒星などの星は回転対称ブラシを使えば簡単に描けます。

▼三角形や星の描き方についてはこちら▼
図形を描いてみる 〜三角形と星〜

周辺に小さな魔法陣を配置してみてもいいでしょう。

複製したレイヤーを下に重ねてぼかしをかけても面白い効果が出せます。

試し描きと思って気楽に作ってみると、思いがけなかった面白い組み合わせや効果を発見できます。

実際に魔法陣を描いてみよう！

魔法陣の要素を紹介したところで、次は実際にキャンバスに描いてみたいと思います。

上の画像の魔法陣を描いていきます。

新規キャンバス作成してグリッドを表示

新規キャンバスを作成します。
サイズは最初500×500ピクセルにしています。

描いていくにつれて余白が足りなくなるようであれば、縮小をかける、あるいはキャンバスサイズを広げるなどして対応しましょう。

また、キャンバスにグリッドを表示しておきます。
グリッド線はメニューの「表示」から表示可能です。

グリッド線が表示できたら、魔法陣の中心となる場所に目印を入れておきます。

この目印はあとで定規を当てるときや回転対称ブラシの起点にするときに使います。
完成したら非表示にしたいので、目印は目印用のレイヤーを作ってそこに描くようにしましょう。

同心円の定規ツールを出す

ペンツールに切り替え、メニュ一内にある定規ツールの「同心円」を出します。

同心円の定規の位置がずれているので、定規ツール設定を押して中心をガイドと合わせます。

これで同心円の定規を正しく設置できました。

魔法陣を描く

最初に円を描いていきます。
ランダムに幅や間隔を変えて描くのがポイントです。

この時点ですでに描画サイズがキャンバスいっぱいなので、「変形」を使って縮小します。
変形はメニューの「選択範囲」内から行うか、Ctrl＋Tを押します。

▼変形についての解説はこちら
変形を使いこなそう

円が描けたらメディバンペイントで販売している魔法角文字ブラシを使って文字を入れます。

次に回転対称ブラシで中央に五芒星を入れます。

新規レイヤーを作成しておき、回転対称ブラシの右側にある歯車のアイコンをクリックしてブラシ編集画面を開きます。

オプションの数を5にします。

Ctrlを押しながら中央の目印をタップして基点を決めます。

五芒星を描きました。
五芒星がピッタリ円の中に収まらなかったら、変形で拡大・縮小してサイズを調整しましょう。

同じく回転対称ブラシで五芒星の周りに蔦の模様を入れてみます。

同じく回転対称ブラシで文字と円との間にランダムな線を入れていきます。
このときの回転対称ブラシの基点も中央の赤い目印部分にあります。

複製したレイヤーを「ガウスぼかし」でぼかし、レイヤーブレンドを加算・発光にするとぼんやりと光るような効果を入れられます。

これで魔法陣の完成です。

作った魔法陣は素材パネルのアイテムに保存しておくと次回から魔法陣を作成する手間が省けます。
あわせて活用してみてください。

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以上、メディバンペイントで作る魔法陣エフェクトについてご紹介しました。

いろいろと描き足していくうちに、いいな！と思う魔法陣が作れたりします。
皆さんもさまざまな図形を組み合わせてオリジナルの魔法陣づくりを楽しんでみてくださいね！

（文・絵／吉田 セツ）