2022.03.09
【武器デザイン】目指せ武器職人~弓編~
私はファンタジーが好きです。
火花散る剣戟、飛び交う魔法。
命すら蘇らせる神秘の霊薬。
人間同士の闘争もあれば、種族を超えた友情もある。
私たちが決して体験し得ないであろうあの世界観が、私は好きなのです。
その多くで攻撃時にエフェクトが発生し、武器攻撃のかっこよさに拍車がかかるわけですが、中でも弓はかなり「ファンタジー映え」していると思います。
属性付与はもちろん、ホーミングや無尽蔵の矢など、性能の大幅な底上げが許されているのです!
そもそも魔力の矢だったりすると一発で何発も連射できちゃうことも。
今回はそんなおいしい弓を、おいしくいただきましょうという記事になります。うまい!おいしいだけに!
主に「こんな弓どうですか?」という、参考資料のようなつくりにしようと思っています。
皆さんの武器デザインの手助けとなれば幸いです!
▼目指せ武器職人 1期
【初心者向け】目指せ武器職人~鋳造編~【武器デザイン】
Index
1,弓の種類
一口に弓といっても、その種類は様々。
一般的にイメージするオーソドックスな弓(ショートボウ、ロングボウ)や、上下の長さが違う日本の弓、クロスボウなども弓の仲間と言えるでしょう。
どんな弓が描きたいのか、改めてイメージしておくと描き始めの迷いが減ります。
特にサイズ感は意外と重要で、別の武器やキャラクターと合わせた時にじみーな違和感が残ることも……。
この違和感は直すのが非常に面倒なので、なるべく避けたいところです!
2,鋳造する
大まかなイメージができたら、装飾など細かい部分を描いていきましょう。
当然ですが、ある程度テーマを決めると描きやすいです。
ベタなところだと、やはり属性ですね!
モチーフでいうと、狼や鳥などの動物や、お花などの植物も描きやすいと思います。
加えて豪華な弓、使い込まれた弓など、もう一テーマほど設けるとぐっと楽になりますよ!(返って難しくなるパターンもあります、メンゴ!)
弓ならではの要素として、矢がありますね。
弓とセットにするのはもちろん、複数の性質をもった矢を使い分けるという戦い方もアリではないでしょうか?
私たちの世界にあるアーチェリーという競技では、弓にスタビライザーと呼ばれるアクセサリーを装着しています。
滑車に弦が掛かったコンパウンドボウというものもあるそうです。
命中精度を上げるために進化してきたわけですから、きっと理にかなっているはず。
それらを模したデザインにしてみるのも面白いですね!
3,装備する
鋳造したらさっそく装備しましょう。
せっかく武器をつくったんだから、誰かに持たせてあげたいところ!
装備の仕方には、戦闘時と非戦闘時で違いがありますね。
説明するまでもないですが、戦闘時とは武器を手に持っている状態のこと。
構え方とはキャラクター性が出る以上に、戦闘スタイルまでイメージさせます。
迫力のある戦闘シーンを描くなら、武器デザインより重要なポイントかもしれません。
非戦闘時とは武器をしまっている状態のことで、持ち歩くときの身につけ方を指します。
背負ったり、腰に下げたり、なるべく両手を開けるようにすると自然ですね。
ゲームなどでは省略されることもあるので、用途に応じたデザインでいいと思います。
さあ、これで武器デザインの完成となります!
装備時のイメージまで考えるかどうかは皆さんにお任せしますが、キャラクターありきでこの記事を読んでいる方が多そうだと思い、少しご紹介しました。
ファンタジーにおける遠距離武器の代表たる弓。
作品の舞台背景が現代に近づくほど、その立ち位置を銃に取られてしまいがちですが、半身に構え矢を引きしぼる姿には色褪せない魅力を感じます。
ファンタジー補正を存分に活かし、素敵な弓をデザインしてくださいね!
最後に、今回気に入ったデザインを少し描き直したので、載せておきます。
それではご覧いただきありがとうございました!
(文・絵/時計)
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