2022.11.16
【モノクロイラスト】トーンを使ってみよう!
メディバンペイントは無料ソフトでありながら、トーン機能も充実しています。
その一部の機能を使って、モノクロイラストを描いていきます。
※今回は画面上で見ることを前提にイラストを描いています。
印刷向けの描画方法ではないため、あらかじめご了承ください。
Index
キャラクターを描く
女の子を描いていきます。
ブラシツールの「水彩」でラフをおこします。
ラフをもとに線画を描いていきます。
私はやわらかい線が好きなので、「鉛筆(ざらざら)」のブラシを使いました。
※クラウドからダウンロードできます。
今回はモノクロイラストなので、線画も黒で描いていきます。
パーツ分け
カラーのイラストと同じように、服・髪など各パーツごとにレイヤーを作ります。
色分けをしやすいように、キャラクター全体を塗りつぶしましょう。
※わかりやすいようにグレーで塗っていますが、後から白に変更します。
塗りつぶしたレイヤーの上にレイヤーフォルダ(塗り)を作成し、クリッピングします。
フォルダ内に新規レイヤーを作り、各パーツごとに色分けしていきます。
キャラクターの色や濃淡をイメージしながら、白~グレー~黒の無彩色の色で塗り分けましょう。
トーンを貼る
前項で塗り分けたパーツごとにトーンを貼って、質感をプラスしたりグラデーションをつけて、イラストの見栄えを良くしていきます。
<基本的なトーンの貼り方>
先に基本的なトーンの使い方について紹介します。
まずはトーンを貼りたい箇所を選択。(今回はパンツ部分)
左上のふきだしマークをクリック。
「トーン」を選び、好きな素材を選択します。
選んだ素材を右側のイラストへドラッグ&ドロップします。
そうすると選択範囲に素材が反映されました。倍率や角度を調整して「OK」を押します。
それでは元のイラスト制作に戻ります。
<服>
パーツ分けしたレイヤーの上に新規レイヤーを作成しクリッピング。
作ったレイヤーにトーンを貼っていきます。
今回は「カケアミA-1」を貼ってみます。
同じようにパンツにもトーンを貼っていきます。グラデーショントーンを貼りました。
<髪>
髪には上から下に向かって濃くなるグラデーショントーンを貼ります。
これだけでもいいのですが「レイヤーを追加」し、ブラシツール「ペン」を使って白色でツヤを追加していきます。
<目>
今回目の塗りにはトーンは使っていません。
ブラシツールの「水彩」「ペン」「エアブラシ」を使って塗りこみます。
全体にトーンを貼り終わった状態です。
トーンなしの状態と比べると、かなりメリハリが出たと思います。
背景を追加する
せっかくいろんなトーンがあるので、背景にもトーンを追加してみましょう。
ふわっとガーリーな印象にしたいので、花とハートのトーンを入れていきます。
キャラクターのレイヤーよりも下に新規レイヤーを作成。
「コスモス」のトーンを選びます。
背景に花が追加されました。位置や大きさはお好みに合わせてください。
少しさびしい気がしたので、花の背景レイヤーの上に新規レイヤーを作成。
ハートのトーンを追加します。
不透明度を調整して完成です!
いかがでしたか?
メディバンペイントではとても簡単にトーンを貼ることができますので、モノクロイラストも手早く描くことができます。ぜひ活用してみてくださいね。
(文・絵/りーりん)
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