2022.12.21
【初心者向け】かわいいお顔を描くための3つのテクニック
かわいいお顔、描きたいですよね…!
今回は、キャラクターのお顔をもう1段階可愛くするための、
イラスト初心者の方でも簡単に実践できる描き方の3つのテクニックを紹介します!
今回はこちらのイラストで見ていきます。
Index
1.まつ毛は厚く太く描く
キャラクターのお顔で一番目立つパーツは「目」です。
その中でも、意外とお顔の印象に影響するのが「まつ毛」です。
下の2枚を見比べてみましょう。瞳の塗り方はまったく同じです。
〇薄い
〇厚い
下の方が明らかに目力が強くなっていますね!
せっかく瞳を描き込んでも、まつ毛が薄いとお顔の印象が弱くなってしまいます。
ガンガン盛って行きましょう。
2.「落ち影」を大きく描く
次は前髪の影の形です。
下は普通に塗った影です。
これでも悪くはないのですが、おでこにぺとっと張り付いた感じで、ちょっとのっぺりしています。
次に、下のように描いてみます。
普通に塗った方と比べると、影の面積が大きくなって情報量が増えるとともに、前髪がふわっと浮いて見えるようになりました。
これは「落ち影」を大きく描いて強調したためです。
「落ち影」とは?
かげには、光が当たらず暗くなっている部分(陰・シェード)と、光が物体に遮られることによって物体の形が投影されてできる部分(影・シャドウ)があります。
この「影・シャドウ」がいわゆる「落ち影」です。
さらに落ち影は、光が当たっている物と影が落ちている物の距離によって、大きさや濃さが変わってきます。
距離が離れていると影が大きくなり、近いと小さくなります。
また、光が当たっている部分に近いほど影の色が濃くなり、遠くなると薄くぼんやりした感じになります。
落ち影を大きく描くと、影を落としている物体がふわっと浮いていることを表現することができます。
顔周りのパーツだと、浮かせられるものと言えば髪の毛です。
落ち影を描いて髪の毛をふわっとさせることで、顔まわりが華やかになり、立体感や躍動感をプラスすることができます。
3.髪の毛の先を透けさせる
髪の毛の先の部分にエアブラシで薄く色を乗せると、髪の透け感を表現することができます。
普通に塗ってみたのがこちらです。
空気に透けている部分は「薄い青」、肌に透けている部分は肌の色、服に透けている部分は服の色をうっすらエアブラシで塗ると…
髪の毛がふんわり柔らかく、透き通っているようになりました!
ポイントは、透けて見えている部分の色を入れることと、
あまり濃くエアブラシをかけてしまうと透け過ぎてしまうので、透けさせる部分の色味(今回は髪の毛の茶色)が残るようにうっすらと入れることです。
力を抜いて筆圧がかからないようにするか、エアブラシの不透明度を下げると上手にうすく色を入れることができます。
まとめ
今回は、初心者の方でも簡単に実践できるかわいいお顔の描き方の3つのテクニックを解説しました。
1.まつ毛は厚く太く描く
2.「落ち影」を大きく描く
3.髪の毛の先を透けさせる
他にも、かわいいお顔を描くためには以下の点にも注目できます。
・目を大きくくりっとさせる
・口元は小さく控え目にする
・ほっぺに紅みを入れる
・主線の色を黒以外の色にする(色トレスをする)
・笑った顔やきょとんとした顔など、かわいい表情にする
・パステルカラーなどの淡い色使いにする
いろいろなアイディアを実践して、「かわいい」を追求していきましょう!
▼かわいいお顔の描き方については、こちらの記事もご覧ください!
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