2023.03.28
パーツに注目!悪そうな男の子の顔の描き方
アイドルのように爽やかでかっこいい男の子は魅力的ですが、ちょっと悪っぽい感じの男の子もいいですよね!
余裕たっぷりの笑みで見下ろした表情や、何かを企んでいるような表情、挑発するような表情などは、悪っぽい男子だからこそ映えるものです。
そこで今回は、悪そうな雰囲気の男性キャラ(ゲス顔男子)の顔の描き方について、パーツごとに解説していきます!
Index
目の描き方
キャラクターの顔を描く際の一番のポイントは「目」です。
キャラのイラストを見るときには一番に目に入る部分なので、気合を入れて描く必要があります。
以下はゲス顔の男の子に適した目のデザインの一例です。
基本的に瞳の大きさは普通から少し小さめ、目のハイライトは描かないか、小さめかつ少なめを意識してみるとよいでしょう。瞳の面積を極端に小さくして、白目の部分が目立つようにする(三白眼)と、目つきの鋭さを強調することができます。
逆に瞳の大きさを大きくすると、やや不気味な印象を与えることができます。また、目のハイライトを大きめに描いたり、数を多くしたりすると活き活きしている感じが出るため、悪いことを考えて有頂天になっているようなときのゲス顔に使えるかもしれません。描きたいゲス顔の雰囲気によって使い分けみましょう。
普段は普通の大きさの瞳のキャラも、カッと目を見開いた表情のときには瞳を小さめに描くと変化が分かりやすくなります。
目の周りについても見てみましょう。まつ毛を描くと美青年・美少年感を強調できます。下まつ毛をつけると中性的な雰囲気を出すこともできます。
アイシャドウなどのアイメイクを入れて、大人っぽさや妖艶さ、ミステリアスな雰囲気を加えてみるのもいいかもしれません。
目の下の隈(くま)も、不健康さや不気味さ、病的な雰囲気を演出するのに役立ちます。
目のパーツを決めたら、左右で目の幅を変えたり、瞳の大きさを変えたりして非対称にしてみると、表情に変化がつき、歪んだ怖い顔を強調することができます。また歪んだ目元にはシワを描き加えることで、表情の描写のリアリティが増し、イラストに説得力が生まれます。
眉の形については、好戦的な雰囲気のゲス顔男子はキリッと眉尻を釣り上がらせ、卑怯さ・狡猾さを強調したい時は下がり眉にしてみるとよいでしょう。丸く短い眉(いわゆる「マロ眉」)は、和装のキャラでなくても不思議な印象をもたせるために有効です。また、あえて眉を描かないということによって、のっぺりとした爬虫類のような顔になり、不気味な雰囲気を纏わせることができます。
鼻の描き方
鼻の描き方は、キャラの年齢の印象を演出するのに役立ちます。
キリッと高い鼻筋にすると、大人っぽい雰囲気になります。
横顔を描くときは鼻の先と顎を結んだ線(Eライン)より内側に唇が収まるように描くとかっこよく描けます。
少年キャラなど幼い印象にしたいときは、小ぶりにしてみたり、線や点など省略した形で描いてみましょう。
口の描き方
ゲス顔に似合う口の形といえば、「勝ち誇ったように横に大きく開いた口」や「歯を剥き出しにして威嚇している口」などが挙げられます。
大きく口を開けた時に、口角が上がって歯が見えていたり、ゆがんだ口元にシワができているとリアリティが上がってよりゲス顔っぽく見えます。
また、目の描き方と同じように口の幅や口角の高さにわずかに左右差をつけて非対称にすると、怖い雰囲気や怪しい雰囲気をより強調することができます。
口を開けた時に見えている歯で意識するべきなのは「犬歯」です!
犬歯は上の歯の真ん中から3本目に生えている尖った歯のことで、動物の「牙」のように強調して描くことでワイルドさや強さを演出することができます。
歯並びの描写は好みや絵柄によって省略してもよし、逆に一本一本の歯が分かるように描いてもよしなので、自分好みの描き方を探してみてください。
口の開け方を大きくすると舌が見えます。舌を描くことは怖い雰囲気・やんちゃっぽさ・色っぽさを演出するのに効果的です。舌はかなり可動域が広いので、舌の動きで感情を表現することもできます。また、先がヘビのように二股に分かれた「スプリットタン」や舌ピアスなどもゲス顔男子にマッチします。
耳の描き方
ゲス顔男子はデフォルメよりはリアル等身向きなので、耳の描き込みはややしっかりさせるとよいでしょう。耳の形は普通でもよいですが、先を尖らせて「エルフ耳」のようにすると、悪魔っぽい雰囲気を出すことができます。
その他のパーツ
ここからは、ゲス顔男子と相性の良いパーツの一例を挙げてみます!
アクセサリー
悪っぽい男子にはおしゃれな雰囲気が似合います。
メガネやピアス、眼帯など、顔周りのアクセサリーをつけさせてみるのもありです!シンプルなものもゴテゴテしているものも、キャラクターの個性を演出するのに役立ちます。
ほくろ
泣きぼくろや口ぼくろなど、顔の目立つ位置にほくろがあると、ついつい目が引かれてしまいますね!
キャラの個性になるだけでなく、色っぽい雰囲気をもたせるのにも効果的です。
傷・あざ
日頃から喧嘩や戦闘をすることが多い男の子には、傷やあざができてしまうことがあります。
できたばかりの生傷や、絆創膏や包帯などで治療中のもの、過去の傷跡が残っているものなどを描き分けることで、キャラの状況や設定を絵で説明するのにも使えます。
※過度な流血表現や暴力表現は見る人に不快感を与えたり、コンテスト等で審査の対象外となってしまったりするため、やりすぎには十分注意してください。
フェイスペイント・刺青
フェイスペイントや刺青は、独特の考え方を持っているキャラの個性を演出したり、同じチームに所属していることを示すときなどに使えます!
キャラの個性や設定によって単純な記号のようなデザインにするか、複雑な紋章のように凝ったデザインにするかにもこだわってみましょう。
まとめ
いかがでしょうか?
いろいろな描き方を試して、ぜひあなたも好みのゲス顔男子を描いてみてくださいね。
男の子の顔の描き方については、こちらの記事もご参照ください!
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