「いろいろなキャラクターを描いてみたいけど、描きわけ方がわからない」。
そんなときは、描きたい年齢や性別ごとに特徴を押さえるのがポイントです。

そこで、何回かにわけて、年齢別にキャラの描きわけ方をご紹介していきたいと思います。
ここでは、下のイラストのメイキングを見ながら、小学校低学年くらいの子供の描きわけポイントを見ていきましょう。

※男女別の描きわけ方については、こちらの記事を参考にしてみてくださいね。
▶︎男女描きわけ記事
男女の描き分け(その① 顔のパーツ)
男女の描き分け(その② 顔の輪郭)

 

1.ラフを描く

まず最初に、ラフを描いていきます。

①体のバランス(頭身)を決める

ラフを描く前に、体のバランスを決めていきましょう。
体のバランスは「頭身」を使って決めていきます。

◆豆知識:「頭身」とは

頭の大きさを基に、体のバランスを表したもののことです。
頭身を低くすると幼く可愛らしい印象になります。

◆子供の頭身

頭身は絵柄によっても変わりますが、大人の頭身は「7頭身前後」で描かれることが多くなっています。
※イラストではある程度デフォルメするため、実際の人間の頭身とは異なります。

これに対し、4才〜小学校低学年くらいまでの子供は「4〜5頭身」くらいで描かれることが多いようです。
4頭身だと可愛らしい印象になり、5頭身だとすらりとした印象にすることもできます。

どのくらいの頭身で描くかは絵柄や好みにもよりますが、今回は可愛らしい印象にしたいので、4頭身で描いてみたいと思います。

上のイラストを参考に、
・首〜腰くらいまで
・腰〜膝下くらいまで
・膝下〜爪先くらいまで
この3つのパーツが頭一つ分と大体同じくらいのイメージで、簡単にラフを描いていきます。

上のイラストのように、頭部の円を複製してアタリを描いておくとわかりやすいかもしれません。

【円の複製の仕方】

1.頭部の大きさの円を描く

【ipad】上部ツールバーの図形ツール>楕円を選択>円を描く


【PC】左ツールバーの図形ツール>円を選択>円を描く


2.円を複製して移動させ、思い描くポーズにあわせて頭身の数だけ連ねる

【ipad】レイヤーパレット上の複製ボタン>上側ツールバーの移動ボタンで移動>繰り返し

【PC】レイヤーパレット下の複製ボタン>左側ツールバーの移動ボタンで移動>繰り返し


この手順で、4頭身分の円を連ねます。

 

②細かいラフを描く

頭身やポーズを決めたら、さらに細かいラフを描いていきます。

下に挙げるような「子供の顔の特徴」「子供の体の特徴」などを踏まえ、さらに細かくラフを描いていきます。

◆子供の顔の特徴

子供は、大人に比べて顔の輪郭が縦に短くなっています。

顔のパーツはやや下の方に集まるイメージです。
眉から目までの距離は長く、目から鼻までの距離は短く描いていきます。
目は大きめで、顎はまだ未発達なので口から顎先までの長さを短く小さめに描くと、より子供らしい顔つきになります。

今回は小学生の中でも低学年くらいのイメージなので、頬を少しぽちゃっとさせてまだ幼い印象にしています。

◆子供の髪型

顔が描けたら今度は髪型を描いていきます。
子供も大人同様いろいろな髪型ができます。
髪型でキャラクターの第一印象を変えることもできるので、キャラクターにあった髪型を選んでいきましょう。
今回は女の子は王道のツインテール、男の子はスポーティな髪型にしました。

◆子供の体の特徴

体の凹凸やくびれを少なくすると子供らしい体つきになるので、腰周りや足首にあまりくびれを付けないよう気をつけながら描いていきます。

ちなみに、子供の頃はまだあまり顔や体つきに男女の差はありません。
明確に描きわけをしたい場合は、髪型や服装などの部分で描きわけていきましょう。

 

2.線画を描く

ある程度ラフが描けたので、今度は線画を描いていきます。
ここでは、気になる部分を修正しながら、Gペンブラシや丸ペンブラシを使って線画を描いています。

 

3.着彩する

線画が描けたら、肌や髪などパーツごとにレイヤーを分けて色を塗っていきます。

ある程度色が塗れたら、全体的な色合いや細かい部分などを調整し、背景を描いて完成になります。

 

 4.まとめ

最後に、子供を描くときのポイントをまとめて振り返っていきましょう。

◆体の特徴
・4〜5頭身
・くびれがあまりない(足首・腰など)
・男女であまり差がない

◆顔の特徴
・輪郭が縦に短く丸い
・眉から目までの距離が長い
・目から鼻までの距離が短い
・目は大きめ
・頬はややぽっちゃり
・顎が小さい

こういった特徴を押さえて描いてみると、より子供らしいイラストになるかと思います。

絵柄によって細かいバランスなどは変わってくるので、ぜひいろいろ試して自分の絵柄に合うように調整してみてくださいね。

(文・絵/sakaki)