2024.02.16
【冬のイラストメイキング】メディバンペイントのブラシで冬のイラストを描こう
冬というと、どんなものを思い浮かべますか?
ふわふわと舞い散る雪やあたたかなニット、湯気の立つココアなどさまざまな冬のイメージが浮かぶと思います。
「そんな冬のイメージをイラストとして描きたい!」と思っても、ニットの目地や雪を一つ一つ描くのはなかなか大変ですよね。
そんなときに使えるのが「メディバンペイントのブラシ」です!メディバンペイントには、冬のイラストを描くときに使える便利なブラシがたくさんあります。
そこで今回は、メディバンペイントのブラシを使って冬のイラストを描いていきたいと思います。
Index
1.メディバンペイントの「冬のイラストを描けるブラシ」4パターンを紹介
それではまず、メディバンペイントに導入されている「冬のイラストを描けるブラシ」を、下の4つのパターンにわけて見ていきましょう!
1.雪を描けるブラシ
2.ニットを描けるブラシ
3.冬服の模様や小物を描けるブラシ
4.暖かい飲み物の湯気を描けるブラシ
1-1.雪が描けるブラシ7選
それでは、ふわふわ舞い散る「雪」が描けるブラシを見ていきましょう!
【光3】
「光3」は、Premiumに加入していない方も使えるブラシです。本来はイルミネーションなどの光を描くブラシなのですが、ふんわりとぼかしが入った小さな丸がランダムに並んでいるので、雪を描くときにも活躍してくれます。
筆圧に合わせて濃さが変わるので、筆圧が弱い部分と強い部分を作ると奥行きのある雪景色を描くことができます。
今回のサムネイルのイラストでは、この「光3」のブラシを使用しています。
【しぶき(丸)ぼけブラシPremium】
「しぶき(丸)ぼけブラシPremium」は、丸と半円が混じったしぶきを描くブラシです。こちらはぼかしが入っている部分があるので、近景と遠景の雪を同時に描くことができます。
【雪の結晶シリーズ 】
雪の結晶ブラシは無料で使えるタイプが5つ、有料タイプが3つあります。形もそれぞれ違うので、イメージにぴったりの雪の結晶がきっとみつかるはずです。
<無料タイプ:雪の結晶1〜5>
雪の結晶ブラシは、プレミアムプランに加入していなくても使える無料のブラシです。1〜3は1種類の雪の結晶を使ったシンプルなブラシで、4〜5は複数の雪の結晶を組み合わせた華やかなブラシです。
<有料タイプ:雪の結晶Y・カラーPremium/雪の結晶Y・ネオンPremium/雪の結晶 白黒 Premium>
有料タイプの雪の結晶は、1つ1つの形がはっきりとした結晶になります。左の「雪の結晶Y・カラーPremium」は、ブラシメニューの「前景色をつかう」をオンにすると下の段のように白く控えめな印象の雪の結晶にもなります。
また、線画があり結晶の形がはっきりしているので、舞い散る雪としてはもちろん「雪の形のアクセサリー」としても使えそうです。
中央の「雪の結晶Y・ネオンPremium」はふんわりと光る雪の結晶なので、幻想的なシーンのイラストにぴったりです!
一番右の「雪の結晶 白黒 Premium」はその名の通り白黒で描かれた雪の結晶です。漫画やモノクロイラストを描きたいときに活躍してくれます。
1-2.ニットが描けるブラシ
次は、ニットを描くときに活躍してくれるブラシに注目してみましょう。
冬服をニットらしく見せてくれるのが、毛糸の編み目です。ニットの網目は細かく数が多いので、描くのに時間と手間がかかります。それに、小さな編み目を一つ一つ描くのは大変なので、布の凹凸に合わせて編み目を描こうと思うとさらに難易度が上がってしまいます。
メディバンペイントに搭載されている有料ブラシ「セーターステッチ1〜7Premium」は、そんなニットの編み目を描くときに活躍してくれるブラシです。
スッと線を引くだけで細かい編み目を描くことができるので、短時間でニットを描くことができます。
今回のサムネイルのニットを描くときに、「セーターステッチ1 Premium」と「セーターステッチ2 Premium」を使ってみました。メイキングは後のコーナーでご紹介しますので、よかったらそちらも参考にしてみてくださいね。
1−3.冬服の模様や小物を描けるブラシ
メディバンペイントにはニットの編み目以外にも、冬の服飾小物を描くときに活躍するブラシがあります。
「ノルディックY・カラーPremium」や「ノルディック・ネオンPremium」は、セーターやニット帽の模様を描くのにぴったり。ぽんぽんはニット帽のてっぺんにくっつけたり、ガウンの飾りとして描くのもよさそうです。
編み紐シリーズは、編み上げブーツを描くときに活躍してくれます。
1-4.温かい飲み物の湯気を描けるブラシ
冬はココアやコーヒーなどの温かい飲み物が美味しいですよね。イラストの中に温かい飲み物を登場させたいときは、簡単に湯気を描ける「煙ブラシ Premium」「もやエフェクト Premium」がおすすめです。
どちらのブラシも、ガウスぼかしを少しかけてから、不透明度をさげると湯気らしくなります。煙ブラシは黒い煙のブラシなので、ブラシパネルの「ブラシ設定」で「前景色をつかう」をオンにして、白を選んでから使いましょう。
無料ブラシなら、「太筆(墨)2」や「もこもこ水彩3」が湯気を描くのにおすすめです。寒いときに吐く息が白くなったときのシーンも、湯気と同じ方法で描くことができるので、ぜひチャレンジしてみてください!
2.【冬のイラストメイキング】ブラシを使ってニットの編み目を描いてみよう
ここからは、メディバンのブラシを使ったイラストメイキングをご紹介します!
【①ブラシをダウンロードする】
まずはブラシをダウンロードしましょう。今回は「セーターステッチ1 Premium」「セーターステッチ2 Premium」を使います。プレミアムプランに入っていない方は、よかったらこの機会に検討してみてくださいね。
https://medibangpaint.com/faq/923/
後のコーナーでは無料ブラシを使った雪のメイキングもご紹介しますので、プレミアムプランに入っていない方はそちらもぜひ参考にしてみてください。
【②ダウンロードしたブラシをブラシパネルからみつけて、タップして選択する】
今回は先に「セーターステッチ1 Premium」で細い方の編み目を描いていきます。
今回は、飾りになっている「大きめの編み目」だけを描くことで、ごちゃごちゃせずすっきりとしたニットに仕上げていきたいと思います。
「セーターステッチ1 Premium」は、ペンの向きなどによって最初と最後の編み目が横になってしまうことがありました。そのため、新しいレイヤーを作って「描きたい部分よりもやや外側」から描き始め、少しはみ出した部分を後から消しています。
編み目をまっすぐ描くと、布が硬い印象になってしまいます。ニットは厚手で柔らかな布なので、ゆったりとした布のたわみをイメージして編み目を描いていきます。
「セーターステッチ1 Premium」で細い方のラインを描いたら、「セーターステッチ2 Premium」を使って同じ要領でハートの編み目を描きます。今回は先に細い編み目を描きましたが、先に中心になるハートの編み目を描いた方が描きやすいかもしれません。
中央のハートの編み目を描いたら、編み目の完成です。必要であれば編み目のレイヤーの上に新しいレイヤーを作り、クリッピングして線の色を調整します。
▶︎線画の色を変える方法はこちらで詳しく解説しています!
https://medibangpaint.com/use/2019/09/line-color-by-clipping-function/
3.【冬のイラストメイキング】ブラシを使って背景の雪を描いてみよう
今度はメディバンペイントのブラシを使って、背景の雪を描いてみたいと思います。今回は、無料ブラシの「光3」を使います。
【①ニットのブラシと同じ要領でブラシをダウンロードし、選択する】
まずはニットのときと同じ要領で、ブラシをダウンロードして選択しましょう。
https://medibangpaint.com/faq/923/
今回使う「光3」は、ふんわり光っているような幻想的な雪を描くことができるブラシなので、雪景色を描くときにおすすめです。無料ブラシなので、ぜひこの機会に使ってみてくださいね。
【②ブラシで雪を描く】
今回は、「光3」のブラシを使って
①最初に雪を描く
②ブラシの不透明度を下げて奥にある雪を描く
という手順で描きました。
今回は不透明度を30%まで下げ、ブラシサイズも小さくして後ろの方にある雪を描いています。
ブラシの不透明度は、ブラシパネルの「ブラシ設定」で調整することができます。
▶︎こちらでも雪の書き方について詳しく解説しています!
https://medibangpaint.com/use/2022/01/how-to-draw-snow-and-recommended-brushes/
4.まとめ
メディバンペイントには、
1.雪を描けるブラシ
2.ニットを描けるブラシ
3.冬服の模様や小物を描けるブラシ
4.暖かい飲み物の湯気を描けるブラシ
など、冬のイラストを描くことができるブラシがたくさん搭載されています!
無料ブラシもたくさんあるので、これからお絵描きを始めたい方や使いやすいお絵描きアプリを探している方は、ぜひ使ってみてくださいね。
(文・絵/Amane)
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