2020.02.17
リボンの描き方2【いろいろなリボンを描いてみよう】
リボンは、質感や太さ、結び方などで印象が変わります。
そこで今回は、いろいろなリボンの描き方を見ていきましょう。
ここでは、太さ・質感・結び方の3つの特徴から、リボンの描き方をご紹介していきます。
Index
1.太さ
リボンは太さの違いで華やかさが変わります。
また、左右のループの部分の描き方もそれぞれ違うので、特徴をチェックしてみましょう。
◆太めのリボン
太めのリボンは、華やかな印象を与えます。
ループの下側はあまり見えないので、比較的描きやすいリボンです。
ループのシルエットをふっくらさせたり、丸みを帯びさせたりすると可愛いリボンに仕上がります。
◆中くらいの太さのリボン
華やかすぎずシンプルすぎないため、扱いやすい太さです。
リボンがやや細くなると、ループの下の部分やそこに落ちる影が見えやすくなります。
◆細めのリボン
細めのリボンはシンプルで落ち着いた印象になります。
そのため、大人っぽさを出したり、プレゼントそのものの印象が強すぎないよう調整することができます。
細めのリボンは、中くらいの太さのリボンよりもさらに、ループの下の部分が見えるようになります。
【細めのリボンを描くときに気をつけたいポイント】
細めリボンのループを描くときに気をつけたいのは、リボンの表と裏が入れ替わる部分です。
見えない部分でも、この部分のフチのラインが表から裏へと繋がっていることを意識して描いていきます。
当たり前のようですが、これを意識しないと上の図のように不自然なループになってしまいがちなので、ぜひ意識してみてください。
2.質感
リボンを「少し落ち着いた印象にしたい」「しっとりとしたイメージにしたい」というときは、リボンの質感を変えてみるのもおすすめです。
◆基本のふんわりリボン
基本のリボンは、ふんわりとした適度な柔らかさのリボンです。
ふっくらとして可愛らしい印象に仕上げることができます。
◆ピンとハリがあるリボン
ラッピングに用いられる細いリボンの中には、固めでハリがある「カーリングリボン」があります。
折り目や癖がつきやすいリボンで、ハサミの背をつかってクルクルとカールさせることができるのが特徴です。
カール部分は、ループと同じくリボンの表と裏が交互に見えるので、ラインのつながりに気をつけて描いていきます。
カールを左右対象にすると綺麗に見えるので、片方のカールを新しいレイヤーに描いて、レイヤーを複製し【変形ツール>左右反転】で反転させるのもおすすめです。
◆しっとりエレガントな柔らかいリボン
柔らかめの質感で描くと、どこかしっとりとした印象のリボンに仕上がります。
また、光沢感を加えてサテンのような表現にすると、よりエレガントな印象になります。
光沢をつけるときは、光源の位置を意識して、各パーツの中でも特に光が当たりやすい部分につけていきましょう。
3.結び方
リボンは、どんな結び方をするかで形が変わります。
ループの数を増やす結び方は華やかな印象になるので、チェックしておきましょう。
◆ダブルループ
ダブルループは、リボン2つ分のループ(4つのループ)を作る結び方です。
リボンを2つ作って重ねるのではなく、ループを4つ作って結ぶ形になるため、結び目は1つになっています。
ループの角度を変えると印象が変わるので、好みのタイプを選んでくださいね。
◆フラワーリボン
小さめのループをたくさん作って角度をつけ、花のように仕上げるのがフラワーリボンです。
ラッピングなどによく使用されているリボンで、立体的で華やかな印象になります。
フラワーリボンを描くときは、角度によってループがどんなふうに見えるのかを意識し、中央からループを描いていきます。
4.まとめ
リボンは、太さ・質感・結び方で印象が変わります。
描きたいイメージにあわせて3つの特徴を組みあわせ、理想のリボンを描いてくださいね。
基本的なリボンの描き方について詳しく知りたい人は、こちらの記事も参考にしてみてください。
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