2020.07.08
猫の描き方②体の描き方とポーズ
4本足の動物の体は、みんな同じような気がしますが、実はそれぞれ少しずつ違います。
骨の長さやつき方がそれぞれ違うことで、体格など見た目の違いが出てくるのです。
では、猫の体はどんな風に描くといいのでしょうか。
猫の体の描き方やポーズについて見ていきましょう。
Index
1.猫の体の特徴を知る
まず最初に、猫の体の特徴を掴んでおきましょう。
体の特徴を掴むには、まず骨格を見てみることが大切です。
※こちらの骨格はおおまかに絵にしたものなので、細かいところや正確な形が知りたいときは、図鑑などをチェックしてくださいね。
<猫の体の特徴>
◆前足と後ろ足の形の違い
猫を描くときにまずチェックしておきたいのが、足の骨格です。
猫の足は前と後ろで形が異なります。
前足:手の甲にあたる部分が短い
後ろ足:足の甲に当たる部分が長い
また、関節は前足が後ろに、後ろ足が前に向けて曲がることにも注意しましょう。
曲がり方や甲の部分の長さについて、前後どちらかわからなくなってしまった場合は、人間の手足に置き換えてみるとわかりやすいかもしれませんね。
◆指の本数
猫の指の数は、前足と後ろ足で異なります。
あまり目立つ部分ではないのですが、足を描くときは意識しておくと良いでしょう。
前足:指は5本 手根球がある
後ろ足:指は4本
◆柔らかい背骨としっぽ
猫の体は、柔らかくしなやかです。
そのしなやかさを印象付けているのが、自由自在に曲がる柔らかな背中としっぽです。
猫の背骨としっぽの骨は人間よりも多く緩やかに繋がっているので、体やしっぽをしなやかに曲げられるようになっています。
2.実際に描いてみる
猫の体の特徴を掴んだら、実際に描いてみましょう。
<基本的な体の描き方>
猫の体を描くときは、骨格を参考にして簡単なアタリを描くと描きやすくなります。
まず最初に、頭と肩、腰の部分のアタリを丸で描きます。
このとき、腰の部分は肩よりもやや大きめに描きます。
次に、肩甲骨〜前足・後ろ足・背骨・しっぽのアタリを簡単に描いていきましょう。
アタリが描けたら、肉付けしていきます。
ややぽっちゃりした肉付きをイメージして描くと、柔らかさを表現しやすくなります。
毛流れを描くときは、背骨の中心部分から放射状に外側に伸びるイメージで描いていきます。
※毛流れを描くかどうかは、絵のテイストにあわせて決めてくださいね。
<よくある猫のポーズ>
基本的な体の描き方を掴めたら、写真などを参考にいろいろなポーズに挑戦しましょう。
※図のアタリは、水色が最初に描いたアタリで、青が水色の次に描いたあたりです。
◆座る
猫の座り方には、いくつかの種類がありますが、ここでは基本的な3つの座り方をご紹介します。
・エジプト座り・しっぽ巻き座り
猫のスラリとしたシルエットが際立つ座り方です。
重心が腰の部分に乗っているので、腰の部分のアタリを先に描くと描きやすいかもしれません。
何かに興味を持ったり、警戒したり、周囲に注意を向けているときにする座り方です。
しっぽ巻き座りは、エジプト座りの状態でしっぽを前の方へと巻きつけている状態です。
警戒しているときや、しっぽを汚したくないときにする座り方だと言われています。
・香箱座り
香箱座りは、前足、後ろ足を体の下に仕舞い込んだような座り方です。
手足を仕舞い込んでいるので、体の部分が箱のような形になっています。
この座り方は、比較的リラックスしているときの座り方だと言われています。
香箱座りを描くときは、まず頭と体のアタリをざっくり描き、そのあと細かい部分を描くと描きやすいでしょう。
体の部分のアタリを描くときは、細かいことを考えず、箱やボールをイメージして描いていきましょう。
◆のび
体を伸ばす伸びのポーズは、三角形をイメージして描いていくと良いでしょう。
まずは頭と肩付近、腰付近のアタリを描き、その後足や背骨を描いて肉付けをしていきます。
前足は前に向かって伸ばしていくイメージで描き、背中は後ろに引っ張るようなイメージで描きます。
3.まとめ
猫の描き方を大まかに掴むことができたでしょうか。
猫は比較的身近にいる動物なので、猫に出会ったらどんなポーズをしているか観察してみるといいかもしれません。
また、ネットでもたくさん可愛い猫の写真を見ることができるので、写真や実物を参考にぜひいろいろな猫を描いてみて下さいね。
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