イラストを描き込んでいくと、メディバンペイントの動きがなんだか遅くなってくるなんてことありませんか?

複数のレイヤーやツールを使って描き込んでいくと、情報が多くなってファイルのサイズが大きくなります。
ファイルサイズがあまりに大きくなると、メディバンペイントの動作も遅くなってしまいます。
サクサク作業を進めていくためには、ファイルのサイズをできるだけ小さくしたいものです。

そこで知っておきたいのが、1bitレイヤーと8bitレイヤーです。
1bitレイヤーと8bitレイヤーはファイルサイズが小さいため、スムーズに作業を進めることができるレイヤーです。

ここでは、1bitレイヤーと8bitレイヤーの特徴と使い方を紹介するので、ぜひチェックしてみてくださいね。

 

1.1bitレイヤー・8bitレイヤーの特徴

通常使用する「カラーレイヤー」は、メディバンペイントで使用できる全ての色と不透明度(濃淡の表現)の情報を持っています。
そのため、カラーレイヤーは情報量が多く、ファイルサイズが大きくなります。

これに対し、「8bitレイヤー」は不透明度の情報しか持ちません。
水墨画のように、色はなく濃淡で表現するというイメージです。
カラーレイヤーがもつさまざまな「色」の情報を持っていないため、8bitレイヤーは情報量が少なくファイルサイズを小さくすることができます。

「1bitレイヤー」は不透明度の情報も持たない「白か黒か」という状態です。
そのため、8bitレイヤーよりもさらに情報量が少なく、ファイルサイズが小さくなります。

 
◆それぞれのレイヤーの特徴

カラーレイヤー 8bitレイヤー 1bitレイヤー
ファイルサイズ
使用可能な色 様々な色 任意の1色のみ 任意の1色のみ
不透明度(濃淡の表現) ✖️
特徴 不透明度が低くなることも 線が滑らかではない

 
1bitレイヤー・8bitレイヤーは、色の情報を持っていません。
しかし、レイヤー全体にフィルターをかけるようなイメージで1色だけ使用することができます。

この1色は、レイヤー全体の色「レイヤーカラー」として、自分で選択可能です。
レイヤーカラーを変更したいときは、ipad「レイヤーの右にある歯車マーク>カラーチャート」から変更できます。

 

2.1bitレイヤーと8bitレイヤーのメリットと注意したいポイント

レイヤーはそれぞれ特徴を持っていますが、1bitレイヤーや8bitレイヤーを使うとどんなメリットがあるのでしょうか。

2-1.メリット

◆スムーズにイラストが描ける

1bit、8bitレイヤーを使うことで得られるメリットは、なんといってもファイルサイズが小さいことです。

ファイルサイズが小さいと、メディバンペイントの読み込みも早く、スムーズな動作でイラストを描くことができます。

 
◆色の変更が簡単

1bitレイヤーや8bitレイヤーは、レイヤー全体の色を「レイヤーカラー」で簡単に変えることができます。

線画や下地の色に悩んでいるときでも、実際に様々な色を置いて試してみることができるので、色で悩みがちな人に特におすすめです。

 

2-2.注意したいポイント

◆1bitレイヤーは線のジャギーが気になることも

1bitレイヤーを使うときに注意したいのは、線の滑らかさです。

デジタルの画像は、小さな四角がたくさん集まることでできています。
斜めの線を描く時は、階段のようになっている線の間を淡い色の四角で補うことで、滑らかに見せています。

しかし、1bitレイヤーはこの濃淡の表現ができないため、線があまりなめらかではありません。

大きく拡大して見る画像や、線を滑らかに見せたい時は、1bitレイヤーではなく8bitレイヤーを選ぶのがおすすめです。

 

◆8bitレイヤーは不透明度が低くなることも

8bitレイヤーを使用するときに注意したいポイントは、不透明度です。

8bitレイヤーは不透明度の情報しかありません。
ペンの色が黒になっているとき以外は、不透明度を下げて色の濃淡を表現しています。
そのため、ペンのカラーが真っ黒の状態以外では、下のレイヤーの色が透けてしまいます。

8bitレイヤーを使うときは、基本的にペンのカラーは真っ黒にしておき、レイヤーカラーで色を調整するようにしましょう。

レイヤーカラーで選択すると、淡い色も使用できるのでぜひ試してみてくださいね。

 

3.1bitレイヤー・8bitレイヤーへの変更方法

カラーレイヤーから「1bitレイヤー」や「8bitレイヤー」へは、ipadなら「レイヤーの右にある歯車マーク>カラーレイヤーの右にある歯車マーク」から変更できます。

 
新しくレイヤーを作るなら、新規レイヤー作成の「+」から1bit、8bitレイヤーを選択することができます。

 

レイヤーの操作について、詳しくはこちらも参考にしてみてくださいね。

https://medibangpaint.com/use/2015/03/manual2-2/