キャラクターの顔の向きを変えると、さまざまな構図のイラストを描くことができます。

でも、顔の向きが変わると描き方も変わるため、正面の顔を描く時よりも悩んでしまいがちですよね。

そこで、ここでは下から上を見上げるようなアングル「アオリ」の描き方についてご紹介します。

 

1.アタリを描くときのポイント

1-1.目の高さ

アタリをとるときに注目したいポイントは、目の高さがどのあたりにくるかということです。
正面・アオリ・フカンの3つのアングルで、それぞれ目の高さが変わるため、アタリを描くときに意識してみましょう。

【目の高さ】
・正面:中央平行線付近
・アオリ:中央平行線より上
・フカン:中央平行線より下

 

 

1-2.目のアタリの取り方

アオリアングルでも、顔が左右を向いているのか、正面を向いているのかでアタリの取り方が違います。


◆左向き
左やや上向きのアオリアングルの場合、中央平行線と輪郭の左側の交差点から、やや右斜上に目のラインのアタリを描きます。

◆右向き
右向きのアオリアングルの場合も、基本的に左向きのアタリの描き方と同じです。
中央平行線と輪郭の右側の交差点から、やや左斜上に目のラインのアタリを描きます。

◆正面
正面よりのアオリアングルの場合は、中央平行線よりも上側に目のラインを描いていきます。
顔は平面ではなくゆるやかなカーブを描いた球状なので、弧を描くように目のラインをとっていくと、より立体的に描きやすくなります。

 

また、どれだけ顔が上を向いているかでも、アタリが変わってきます。
上を向けば向くほど、顎の面積が多くなり、目などのパーツが上に集まることを意識してアタリを描きます。

 

 

2.パーツごとの特徴

アタリが描けたら、いよいよパーツを描き込んでいきましょう。

2-1.パーツを描くときに意識したいポイント

長方形で考えるとわかりやすいのですが、アオリのアングルの場合、顔の下の方が幅が広く上に行くほど遠くなるため幅が狭くなります。

これにあわせて、顔のパーツも頭頂部や眉など上の方にあるものほど、幅が狭くなります。
パーツを描くときはこのことを意識してみましょう。

 

 

2-2.パーツごとの特徴

【目】

目を描くときのポイントは、顔が球体であることを意識する点です。

目の部分は、つい平面のイメージで描いてしまいがちです。
でも、顔は球体で、目の部分も穏やかにカーブを描いています。
そのため、球体の表面にシールを貼り付けるイメージで目を描くと、より立体感を出しやすくなります。


【鼻】

鼻は三角錐をイメージするとわかりやすいと思います。

上を向けば向くほど、三角錐の底の部分(鼻の穴の部分)がよく見えるようになるので、角度に合わせて調整していきます。

【口】

口も目と同じくリボン状を意識し、顔のカーブに沿って描きます。
顔が上を向くほど、上に向かって弧を描くようになります。

【顎】

アオリのアングルでは、顔の向きや角度によって顎の下が広くなります。
より自然なアオリのアングルを描くには、この顎の下をしっかり描くことがポイントです。

顎の下の範囲は、上を向けば向くほど広くなり、顎より上の部分が上下にぎゅっと圧縮されます。
また、正面のアオリアングルの場合、顔が上を向くほど顎が凸の形になります。

【耳】

耳を描くときは、位置に注意します。
アオリの場合、顔が正面を向くにつれ耳は下に下がります。
顔を上に向けるにつれ、縦幅が短くなることもポイントです。

 

 

3.まとめ

アオリのアングルを描くときは、なんとなくで描くよりも描き方のポイントを一つ一つチェックしていった方が、描きやすくなります。
写真や鏡なども参考に、角度に合わせたパーツの変化を観察し練習してみてくださいね。