ファンタジーの世界観や山登りのシーンなどでは、自然の中に岩が登場することがあります。
岩を描くことができると、ゴツゴツしたそのシルエットで自然の厳しさを表したり、時にはキャラクターを腰掛けさせ一休みさせることもできます。
今回は、そんな岩の描き方についてご紹介します。

 

1.シルエットを決める

まず最初に描くのは、岩のシルエットです。

ここでは、ペンツールを使用して描いています。
使用した色は、岩の影の部分をイメージした暗い色です。

この時のポイントとしては、ゴツゴツした凹凸を意識して描くことです。
つるんとした形や宝石のように規則的な形よりも、不規則でゴツゴツした形をイメージした方が、より岩らしくなります。

このシルエットは、後で調整することもできます。
そのため、まずは描きたい岩の形を固めていくつもりでザクザク描いていきましょう。

 

2.光源を決めて、明るい部分を描く

シルエットが描けたら、今度はどこから光が当たっているのかを決めます。
今回は、左上を光源にしました。

光源の位置を決めたら、光が当たっている部分を描きます。
ゴツゴツ、ざらざらした岩の質感を出すために、ここからはアクリルブラシを使って塗っていきます。

好みや使い方にもよるのですが、アクリルブラシは自然物のランダムな表面が比較的描きやすいように感じます。

 

3.地面と影を描く

この時点で岩と接している地面と影も描いておくと、全体のバランスが取りやすくなります。

 

4.暗い部分を描く

地面と影が描けたら、暗い部分に色を載せていきます。
このときはまだ細かい部分は描き込まず、ざっくりと色を置いてバランスをみていきます。

 

5.明るい部分を描き込んでいく

明るい部分と暗い部分の色合いがなんとなく決まったら、今度は明るい部分を描き込んでいきます。
ここでは、アクリルブラシで明るい色を載せたり、岩の割れ目やクレーターを描いたりしています。

明るい色を入れるときは、ベタ塗りではなく筆跡で岩表面の凹凸を表現できるよう、アクリルブラシでザクザクと塗っています。
岩の割れ目部分に使っている色は、影のところと同じ位の暗い色です。

また、クレーター部分は割れ目の部分に使った色と、明るい色を使って描いています。

 

【クレーターの描き方】

クレーターを描くときは、壁になる暗い部分と光が当たる淵の部分を意識して描くと、簡単に描くことができます。

こういったクレーターや、割れ目、ざらざらした質感を描き込んでいくことで、より岩らしい表面になります。

 

6.暗い部分を描き込む

明るい部分が大体描けたら、今度は暗い部分を描き込んでいきます。
こちらも、影や割れ目を描いて凹凸を表現していきましょう。
影の一番暗い部分に反射光を入れると、より立体感を出すことができます。

 

7.全体のバランスをみながら、コントラストを強くする

暗い部分を描き込むことができたら、全体のバランスをみながらコントラストを強くして、メリハリをつけていきます。

ここでは、明るい部分のうち光がより強く当たる部分に、明るい色を載せています。

 

8.草や石を描き、全体のバランスを整える

最後に、岩の細部など足りない部分を描き込み、石や草を描き足して完成です。

石も、クレーターと同じような要領で簡単に描き足していくことができます。

 

【石を描く手順】


影の部分を描く



光の当たっている部分を描く

※石の影を描くときは、光源の位置を意識して岩の影と方向を合わせると、全体がまとまりやすくなります。

 

9.まとめ

岩には様々な形があります。
川にある岩は水に削られて丸みを帯びていたり、険しい山にある岩は、鋭い形をしていることも。
岩の形でも絵の中の雰囲気は変わります。
写真を見てよく観察したり、他の絵を参考にしたりして、自分の思い描くシーンにあった岩を描けるようぜひチャレンジしてみて下さいね。