日本で昔から愛されてきた動物として、狐や狼がいます。
狐や狼の体は一見すると犬と同じような形に見えますが、それぞれに特徴があります。
犬や猫と描きわけるためには、狐や狼がもつ特徴をしっかり捉えて描くことが大切です。

そこで、今回は狐と狼それぞれの「特徴と描き方」について詳しく見ていきましょう。

 

1.狐の描き方

狐の特徴

狐は全体的に細くしなやかで、顔立ちもどこかシャープな印象です。
こういった印象は、狐がもつ以下のような特徴が生み出しています。

<狐の特徴>
・鼻先が細く厚みが薄い
・ややつり目のシャープな顔立ち
・手足が細い

 

顔の描き方

では、まずは顔の描き方を見ていきましょう。

基本的な顔の形は犬に近いのですが、鼻先が細く厚みが少ないのが特徴です。
顔の下半分はシャープでコンパクトなイメージで描いていくといいでしょう。

目は大きめで、目尻が少し上に向かうつり目の状態です。
目の色は、虹彩の部分が金色です。
瞳孔の部分は黒く、猫のように縦長にもなります。(※目の色は種類によって異なることがあります)

耳はやや大きめの三角形をイメージして描きます。
耳の背面が黒いタイプと、胴体の色と同じタイプがいるようですので、資料などを参考にしながら描きたいタイプを描いていきましょう。

 

体の描き方


体を描くときは、まず最初にアタリとして骨格を簡単に描くか、パーツごとに分けて簡単にざっと描いておくと描きやすいかと思います。

狐は基本的にスレンダーで手足も細いのが特徴です。
スレンダーな特徴が際立つのは夏毛のときです。
反対に、冬毛のときは毛が長く、やや丸みを帯びた体に見えます。
手足の先の色は、イラストのように黒いタイプと、胴体部分と同じ色のタイプがいます。

尻尾は根元と先端が細く、中間になるほど太い円筒形です。
尻尾の毛は、中央の尻尾本体の部分から放射状に外に向かって生えていることを意識して描きましょう。

 

2.狼の描き方

狼の特徴

狼は、一般的にイヌ科の中でも最大だと言われています。
そのため、体が大きく全体的にどっしりとした印象です。
また、狼は鼻や口が大きく、どちらかというと大人っぽくはっきりとした顔立ちです。

<狼の特徴>
・手足が太い
・目がやや小さい
・鼻先が大きい
・顔周り、首周りの毛が多い
・首周り、肩周りががっしりしている

 

顔の描き方

狼の顔は、目から鼻の先端までが長く、鼻筋が通ったような大人っぽい顔立ちです。
鼻と口はやや大きめで、目は比較的小さいのが特徴です。

描くときは、まず鼻先の厚みと長さ、鼻の大きさを意識して顔のパーツを配置していきましょう。

目のふちの部分には、太めで黒いアイラインが目を囲むようにして入っています。
白目があまり見えず、このアイラインが目立つため目の印象は鋭くなります。
目の印象を少し和らげたい場合は、白目の部分を少し大きめに丸みを意識して描くといいでしょう。

顔周りから首にかけて毛が多いのも狼の特徴の一つです。
顔周りの毛を描くときは、毛束を意識してザクザク描いていきましょう。
毛束を大きく描いたり毛に動きを出すことで、野性味や荒々しさなども表現できるので、描きたいイメージにあわせて毛の描き方を調整してみてくださいね。

 

体の描き方

狼の体は、大きく全体的にどっしりとした印象です。
首のくびれはあまりなく、首から肩周りにかけてがっしりしています。
アタリを描くときは、上のイラストの緑の線ように首から肩の部分を単純化して描いておくと描きやすくなります。

手足を描くときは、がっしりした体を支えられるように、やや太めでしっかりとしたイメージで描くといいでしょう。

 

3.デフォルメについて

イラストとして描くときは、ご紹介してきたような特徴を意識しながら、ある程度デフォルメして描いていきます。

ふわふわ感を出したい場合は毛を細かく描き込んでいきます。
反対に、荒々しさや毛の硬さを表したいときは、毛束感を意識してザクザク描き込んでいきましょう。