漫画を描くうえで非常に重要なコマ割り。
コマの割り方次第で時間経過、臨場感、心理描写などさまざまな情報を読者に伝えることができます。
前回の基本編ではコマに関する基本の知識と簡単な割り方についてご紹介しました。
今回の応用編では、コマによって表現できる「効果」について解説いたします。
コマの形や大きさを変えるだけで読者に与えるインパクトは大きく違います。
コマ割りのテクニックを身に付けて、自分の漫画をより盛り上げてみましょう!

▼コマの作り方に関する記事はこちらをご覧ください
【PC】コマを作成する

タチキリでメリハリを付ける

タチキリとは、原稿用紙の断ち切り線まで描かれたコマの事です。
余白まで使って大きく描画できるタチキリは読者の目を惹く効果があるので、印象付けたいシーンや迫力を出したいシーンなど「見せたい」コマに使いましょう。

タチキリと普通のコマを組み合わせることでコマ割りにメリハリを出すことができます。
また、タチキリ(見せたいコマ)の前後に普通のコマを挟むことで、タチキリの印象をより強くすることができます。

あえて枠線を描かないというのもあります。
こちらは少女漫画など女性向けジャンルの漫画でよくみられるタチキリです。
通常のタチキリと同じように使用できますが、多用するとコマの境目が分かりづらくなりますので1ページに付き最大でも2コマまでがおすすめです。
普通のコマ、枠線有りのタチコマ、枠線無しのタチコマを組み合わせる作品もあります。
自分が描きたいジャンルの漫画をよく研究してみましょう!


▼漫画用キャンバスの作成方法はこちらをご覧ください
マンガを描いてみよう

 

斜めのコマを活用しよう

コマを斜めに描くことで様々な効果を表現することができます。
例えばアクションやスポーツもののように画面に動きを出したいときに斜めゴマを使うとスピード感や迫力を出すことができます。

また、あえて斜めコマの真ん中にキャラクターを描くことで、不安な様子やショックを受けた様子、驚いた様子など不安定な様を表現することができます。

コマで時間を表現しよう

コマだけで時間を表現することができます。
例えばコマとコマの間の空白を広くしたり、空白のコマを挟むことで時間が経過していると伝えることができます。

逆にコマ間の時間の経過をなくしたい場合は、同じ大きさのコマを並べると「同時に起こった出来事」であると読者に認識させることができます。
その場合はどちらのコマにも被るようふきだしや効果音を挟んだりして理解しやすいよう配慮しましょう。

いかがでしたでしょうか。
コマの割り方、形ひとつで読者に与える印象が大きく変わります。
今回ご紹介したテクニックはほんの一部であり、コマ割りにはたくさんの技法があります。
また、ジャンルによってもコマの割り方が違ったりもするので、コマの勉強をしたいときは描きたいジャンルの漫画を参考にするのをおすすめします。
ぜひコマ割りをマスターして、読みやすい、面白い漫画を描いてみましょう!

(文・絵/mozukuni)