刀の構え、刀を振る動作などは、基本の型がありますよね。
でもいざ描いてみると意外と難しいものです。
今回はどんなシーンにも応用しやすい立て膝の刀ポーズを、マニュアルに沿ってお伝えいたします。
誰でも簡単に描けますのでぜひ挑戦してみてください!

1.前提

まず、ポーズを考えるときはどこで体重を支えているのかが重要となります。
当然、地面に接している部分のうちどこかがそのポイントになります。
すべてがそうではないので注意が必要です。
どこで支えてバランスをとっているかが分かっていると、とても自然なポーズになりますよ。

2.棒人間を描く

ipad版メディバンを使っておられる方は、こちらから新規レイヤーを作りましょう↓

『+』をタップするとフキダシのウィンドウが開きます。
一番上の『カラーレイヤー』をタップすると、新規レイヤーが作られます。
『8bitレイヤー』と『1bitレイヤー』はそれぞれ一色しか選択できません。
ファイルサイズを小さくしたいときには便利ですが、最初のうちは基本『カラーレイヤー』でいいでしょう。

それでは刀ポーズを描いていきます。

体を支えている箇所が分かりづらいときもあるので、そんなときは“下書きの下書き”として『棒人間』を描いてキャンバスに絵でメモします。
今回は膝立ちのようなポーズなので、①片膝の一点②つま先③もう片方の足裏でバランスを取っています。
この3点があまりに離れたり左右に偏ったりすると、軸がブレて体は倒れてしまいます。
そして主に支えとなっているのは①と②です。
まずはその2点から“下書きの下書き”の棒人間を描いていきましょう。

分かりやすい色で、折れ曲がるように太もも、ひざ下、足先を描きます。
(※刀を左側に描くのでスペースを空けておきます。)

次に腰から上の線を引きます。
前述のように①②の点が主になって支えているので、反対側に傾くのは難しいですね。
今回はシンプルに、まっすぐの姿勢を描いていきます。

今度は腰の点から右足を描きましょう。
こちらは比較的自由に設定できます。
足首の角度も、外向けの方が自然にはなりやすいですが、あまり鋭角にならなければ内側に向けても大丈夫!
太ももの線のみ、外股のとき→長い 内股のとき→短い と長さが変わります。
正面に近くなるほど見える部分が少なくなるわけですね。

これで『棒人間』の完成です。

3.体のパーツを描く

それでは色を変え、新規レイヤーに本当の下書きを描いていきましょう。
どこから描いてもOKですが、今回は先ほどの順番で。
まず太ももを先に向かって細く描きます。

次は膝下です。
これは微妙ですが、奥に向かって細くなる意識で描いてください。
上側の線は太ももに隠れているようにすると、ずしっと体重が乗っている感じがします。

続いて右足
これも膨らみとすぼまりを意識しましょう。
足先は三角に近い形をしています。
右足は体から前に出ていますので、画面の手前にあります。
ですから近いものとして少し大きく描くと遠近感が出て◎です。

最後にです!
腕を一緒に描くと混乱するので、体と頭だけ描いておきます。
体は真正面でも左右どちらかに向いていてもOK。
刀を持ち方から決定するのがいいですが、今回は少し左足寄りにします。

ここで再度、『棒人間』の登場です。
右肩の付け根から、二の腕、ひじ下、手首と描いていきます。
ここでも先ほどの太ももと同じ理屈で、角度によって各パーツの長さが変わります。
心配なら、新規レイヤーを置き描いていってください。

この上にの下書きを。
手首は、いろいろな角度に向けることができる部分です。
今回は指がしっかり見える角度で描いていきましょう。
左腕は、体に隠れているので指先が少し見えている設定にします。

手の大きさは、こぶしで頭の約3分の1ほどです。
構造について詳しく知りたい場合は、こちらを見てみてください。
▶︎「手の描き方

これで立て膝の刀ポーズができあがりました!

これを本描きしていくと、とても日本的なポーズに仕上がります!
忍者や武士といった和を感じさせるイラストに向いていますね。

4.仕上がり

衣服の線や表情などを付けていくのが難しいですが、基本の姿勢が描けたらあとは細部の練習あるのみです!
刀のポーズの雰囲気に合う、和服の袖の描き方をご紹介していますので、そちらもご参照ください。
▶︎「折り紙でわかる!?和服や着物の袖を描こう

この基本のポーズから、上半身や腕の角度を変えるだけで色々なパターンになります!

刀を抜く前、横に振りはらった後、上から振り下ろした後、など。

汎用性が高いですので、スピード感のある漫画などにもぜひ使ってみてください♪

(文・絵/竹内 洋)