シンプルでぱっと目を引くちびキャラは、アクリルキーホルダーなどのグッズにしやすく、小さくて可愛いので「描いてみたい!」という人も多く人気です。

ここでは、そんなちびキャラの顔の描き方について見ていきたいと思います。

1.ちびキャラの顔を描く3つのポイント

ちびキャラを描くときは、全体をシンプルにデフォルメします。
このとき、体だけでなく顔をしっかりデフォルメできていないと、顔と体の印象がチグハグになって違和感を感じてしまうことも。

顔をデフォルメするときのポイントは、
・輪郭は丸くシンプルに
・顔のパーツはデフォルメ強めに
・髪は毛束を太く描く
の3つです。

では、実際にちびキャラの顔を描きながら、この3つのポイントについても詳しく見ていきましょう。

 

2.アタリを描く

それでは、ちびキャラの顔を描いていきましょう。

ちびキャラにもいろいろな種類がありますが、今回は2頭身くらいのちびキャラに合うような、こういったタイプの顔を描いていきたいと思います。

①円を描く

まず円を描いて、だいたいの顔の大きさを決めます。

②目の位置を決める

ちびキャラの目は、だいたい顔の半分より少し下か、下から3分の1くらいで描いています。
今回は可愛らしい感じにしたいので、3分の1くらいに十字線を描きました。
(私はこのとき、だいたいの目の形も下書きしておきます。)

 

3.輪郭を描く

アタリが描けたら、今度は輪郭を描いていきます。

輪郭を描くときのポイントは、通常のキャラを描くときよりも「丸くシンプルに描く」ことです。

尖っている顎は丸くして、頰の丸みをしっかり描くことで、コロコロとした可愛い印象になります。


【輪郭のいろんなパターン】

ちびキャラにもいろんなパターンがあって、今回のような丸いタイプのほかに、少し縦長で大人っぽさが残るものや、ちょっとシャープでアニメっぽいものなどもあります。

ちびキャラにしたいキャラクターの個性や、用途(グッズにするか4コマ漫画にするか)などにあわせて、描きたいパターンを選んでみてくださいね。

 

4.顔のパーツを描く

輪郭が描けたら、今度は顔のパーツを描いていきます。
目や鼻、口を描くときのポイントは、「デフォルメをしっかりする」ことです。

具体的にどんなことをするかというと、
・細かい描写を減らす
・パーツの特徴(つり目、タレ目など)を強調する
・大きさを調整する
などです。

こうすると、小さくデフォルメした体とのバランスがとれ、人物の特徴がぱっと見てわかるようになります。

(※このデフォルメの仕方は顔のパーツだけでなく、ちびキャラのほかの部分を描くときにも使えます。)

では、それぞれのパーツの描き方について、詳しく見ていきましょう。

①目を描く

では、まず目を描いていきましょう。

目を描くときにデフォルメするのは、主に下のような部分です。

【細かい描写を減らす部分】
・瞳の映り込み
・まつげの曲線など細かい表現

【強調する部分】
・目の特徴(切長、丸いなど)
・瞳の大きさ

あとは顔のバランスを見て、上まつげを太くして目の印象を強くしたり、瞳の大きさを調整したりしていきます。

※デフォルメの仕方は人それぞれ違うので、これは一例としてとらえて、好きなちびキャラのデフォルメの仕方を参考にしてみてくださいね。

 

②鼻と口を描く

目が描けたら、今度は鼻と口を描いていきます。

鼻をしっかり描くと幼さが減ってリアルさが前に出てしまうので、ちびキャラでは「出来るだけ小さく描く」か「鼻を描かない」のがおすすめです。

口も鼻と同じで小さめに描きますが、男性や豪快なキャラクターなどの場合は少し大きめに描くのもいいと思います。

 

③顔のパーツの位置を変えて印象チェンジ

目、鼻、口といったパーツは、デフォルメの仕方だけでなく配置を変えるだけでも顔の印象が変わります。

例えば、目から鼻・口の距離を長くすると大人っぽい印象になり、反対に短くすると幼い印象になります。

また、目の位置を高くすると大人っぽくなり、低くすると幼く可愛らしくなるので、描きたい人物の個性にあわせてパーツの位置を調整していきましょう。

 

5.髪を描く

最後に、髪を描いていきましょう。

全体的にシンプルにデフォルメされるちびキャラは、髪も描き込みを減らしてシンプルに表現します。

毛束を太くとって細かい毛束やツヤの描き込みを減らすと、シンプルな印象になります。

さらに、髪型の特徴をしっかり強調して描くと、よりキャラクターの個性を引き出すことができます。

 

6.完成

下書きができたら、清書して色を塗って完成です。

(文・絵/sakaki)