今回は日常で毎日のように使う「階段」の描き方についてメイキングします。
一つ一つ丁寧に解説していきますのでぜひ挑戦してみてください!

1 消失点の取り方

まずはラフを作成します。
今回は「階段の一段一段は地面に平行」な構図にしています。

次に定規ツールで十字を選択してください

こちらのように階段で使うためのアイレベルを引きます。
アイレベルは目の高さを意味します。
階段の半分より少し上を意識してみて下さい。

次にアイレベル上に消失点①を作成します。
作成の際、「アイレベル上に1つ」「角度をつけて1つ」線を引くとアイレベルに沿った消失点が作成可能です。

消失点の作成方法と保存方法はこちらでも詳しく解説しております。
あわせて是非ご覧ください。
定規を使ってみよう

消失点が1つ決まりましたので保存をかけてください。

次に消失点①を通るように垂直な線を引きます。

そうして消失点①と同じように垂直線上に消失点②を作成します。
こちらも作成したら保存をかけてください。

こちらで消失点の作成は終わりました。
①は階段の段差の消失点、②は全体の高さの消失点になります。

 

2 段差の作成

次に段差を作成します。
ラフを作成したレイヤーは一旦不透明度を下げましょう。
不透明度と書かれたバーを30%に下げています。

ラフと書かれたレイヤーの左に白い円があります。
非表示にして全体の様子を見たい際はここをクリックしてください。

ラフの階段に沿って階段の枠組みを作成します。
定規の「十字ツール」「消失点①」を使いながら、このように立体的な長方形をイメージし直線を引いてください。

次に階段の高さを作成したい段数で等分します。
13〜15段くらいで考えてください。

等分したポイントに赤丸をつけました。

骨組みになっているレイヤーも不透明度を下げてください。

ラフを作成したレイヤーも非表示にしましょう。

骨組みに沿って1段目を作成します。
下から一つ目の赤いポイントまでの長方形を作成してください。

こちらが1段目の高さになります。

1段目の角から「消失点②」に向かう直線を引いてください。

アップするとこのようになります。
長方形の右上・左上の角から「消失点②」に向かう直線です。

次に、全ての赤いポイントから「消失点①」へ向かう直線を緑の線上の先まで引きます。

緑の線と今引いた黒線の接点から下へ直線を引きます。

アップで解説するとこちら。
「緑の線」と「赤ポイントから消失点①への直線」の交わる点から下に直線を引いています。

次に階段の角から「定規の十字ツール」で平行な直線を引きます。

ピンクの点の箇所を選んで直線を引いてください。

直線を引き終えるとこちらです。
やっと階段らしくなってきました。

使わない補助線を消しゴムで消してください。

階段の左右に斜面を作成します。
こちらは「消失点②」を使って線を引いてください。

補助線や骨組みも非表示にしてください。

こちらで階段の作成方法のメイキングは完了です。
次にカラーも仕上げていきましょう。

 

3 カラー

作成した線画はレイヤーが別れているので図のようにフォルダのマークをクリックし、まとめて入れてしまいましょう。

【メニュバー→レイヤー→フォルダ内を統合】をクリックしてフォルダの中身を統合します。

今回は水彩ブラシを使用します。

空の色をざっくりと塗ってください。

そのまま地面と斜面の草も塗りました。

階段の色を塗りつぶしていきます。
塗りつぶしツールをクリックしてください。

階段脇の斜面は明るく、段差の影は暗くしています。

そのまま1段1段の高さは中間くらいの色にしました。

塗りつぶしたレイヤーの上に新規作成し、クリッピングをクリックしてください。
ここを選択することではみ出さずに塗ることができます。

クリッピングを選択したレイヤーで階段の模様をつけていきます。
今回は外の階段なので、汚れた模様などをざっくりと塗っています。

綺麗に塗ろうとはせずにささっとペンを動かして、あえてむらが残るようにしてみてください。

次に空を図のように進めてみてください。

空を作成したので斜面の草に入っていきます。

まずは濃いグリーンで色をおきます。

ペンツールで草を描き足していきます。
草の広がりを意識しながら一本一本生やして行きましょう。

同じ手順でもっと濃いグリーンや明るいグリーンを使って量を増やしてください。

特に地面に接している箇所は生え際を意識しながら隠すように多めに描いてみて下さい。

続いて地面も土の色をのせて行きましょう。

少し草を生やしたり、石ころなんかも置いてみて下さい。

階段の作成はこちらで完了です!
ここに合わせてキャラクターを配置してみると、

 

このようになります。

学校の階段や家の中の階段でも作成方法は同じなので、「うまくバランスを取れない!」と思った時はぜひ参考にしてみて下さい!

(文・絵/荒金ひろみ)