2022.07.22
【武器デザイン】目指せ武器職人~盾編~
私はファンタジーが好きです。
火花散る剣戟、飛び交う魔法。
命すら蘇らせる神秘の霊薬。
人間同士の闘争もあれば、種族を超えた友情もある。
私たちが決して体験し得ないであろうあの世界観が、私は好きなのです。
戦うときに最も重要な要素とはなんでしょうか?
相手を倒すことが目的ならば、圧倒的な攻撃力を上げる方も多いでしょう。
しかし戦いとは、攻めだけで勝ち取れるほど単純なものではありません。
言わんとすることはわかりますね!
そうです、防御力。
今回のテーマである盾こそ、並み居る武具たちに勝るとも劣らない必要不可欠な要素なのです!
今回はそんな大役を担う盾から、守りの真髄をご教授いただきましょうという記事になります。よっ戦場の立役者!盾だけに!
主に「こんな盾どうですか?」という、参考資料のようなつくりにしようと思っています。
皆さんの武器デザインの手助けとなれば幸いです!
▼目指せ武器職人 1期
【初心者向け】目指せ武器職人~鋳造編~【武器デザイン】
【初~中級者向け】目指せ武器職人~装備編~【武器の描き方】
▼前回までの記事
【初心者向け】目指せ武器職人~ツール活用編~
【武器デザイン】目指せ武器職人~杖編~
【武器デザイン】目指せ武器職人~斧編~
Index
1,盾の種類
盾は形状によっていくつかの種類に分けられます。
とは言っても名前的にはシンプルで、すぐに覚えられるでしょう。
ここでは丸盾、凧形盾、三角盾の3種類をご紹介します!
表面はなんとなくわかるとして、意外と知らないのが盾の裏ですよね。
固めの取っ手があるのかなと思ってましたが、革ベルトを握っていたと!
盾自体もほとんどが木製で、表面に革を貼ったものが主流だそうです。
軽い方が扱いやすいということでしょうね。
余談ですが、剣の鞘も木製が多いみたいです、鉄だと思ってた!
2,鋳造する
それでは恒例の4属性デザインです。
今回はシリーズっぽくしてみました。
いかにも魔法防御が上がりそうですね!
守るための道具ですから、なんとなく防御力が高そうな、守ってくれそうなデザインだと嬉しい(?)ですね。
儀式などに使われる実戦向きではない剣を儀礼剣と呼びますが、優美な装飾を施した儀礼盾、なんてものもありそう!
とは言っても、大きな盾をじっと構えて攻撃を受けることだけが盾の戦い方ではありません。
相手の攻撃をさばいたり、なんなら殴ったり、用途に合わせて大きさも形状も変化することでしょう。
武器を持っていない手をいかにして活かすか、ということから盾の戦いは始まっているのです……多分!
3,装備する
盾の扱い方を調べてみると思っていたより奥が深くて、かなり重要なアイテムだったんだなと感じます。
攻撃と同時に身を守る、攻防一体とはまさにこのこと!
背中に背負っているイメージが強いですが、ショルダーバッグみたいにベルトが付いているものもあったみたいです。
大型のものは難しいかもしれませんが、小型のものは手につけたままでもよさそうですね。
さあ、これで武器デザインの完成となります!
装備時のイメージまで考えるかどうかは皆さんにお任せしますが、キャラクターありきでこの記事を読んでいる方が多そうだと思い、少しご紹介しました。
ここまで「防御すなわち盾なり!」と吹聴してきましたが、実際のところ鎧の進化とともに実戦では使われなくなっていったそうです。
板金をふんだんに使ったプレートアーマーは、それ自体が全身を覆う盾のようなものなのでしょう。
それでも、盾ならではの戦術を鎧で行うことはできません。
守る盾ではなく、攻める盾にこそ、本当のロマンが詰まっているのかもしれませんね!
最後に、今回気に入ったデザインを少し描き直したので、載せておきます。
それではご覧いただきありがとうございました!
(文・絵/時計)
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