2022.08.17
クローバーを描いてみよう【花言葉や花冠の描き方も】
幸せを運ぶ四つ葉のクローバーは、植物の中でも描きやすくイラストのモチーフとしても使いやすいアイテムです。
今回は、そんなクローバーの葉っぱ・花・花冠という3種類の描き方を解説していきたいと思います!
Index
1.創作に使える!クローバーの花言葉
クローバーの花言葉として、「幸運」は良く知られていると思います。でも、クローバーの花言葉はそれだけではありません。
クローバーの葉っぱには一枚一枚「誠実(親愛や信頼という説もあるようです)」「希望」「愛」という意味が込められています。そして、自然界では数少ない4枚目の葉っぱに、「幸運」という意味が込められているんです。
また、海外では四つ葉のクローバーは「私のものになって」「復讐」なんて花言葉も持っているそう。
さらに、クローバー(シロツメクサ)全体としては「約束」「私を想って」という花言葉も持っているので、クローバーが出てくるシーンに花言葉の意味を含ませてみるのも面白いかもしれませんね。
2.四つ葉のクローバーを描いてみよう
クローバーというと、ハート型の葉っぱを思い浮かべる人が多いと思います。でも、実はハート型の葉っぱは「カタバミ」という種類の植物で、クローバー(シロツメクサ)とは違う種類なんです。
クローバーの葉っぱは丸い形をしていて、葉脈による葉の折れかたや角度によっては少しハートっぽく見えることもあります。
それでは、実際にクローバーを描いていきましょう。
①線画
②ベースの色を塗る(バケツ塗りしています)
③影をいれる
④葉っぱの模様を描き、明るい部分に黄色・反射光として青を入れ、不透明度を下げて馴染ませます。一番暗い部分の影も少し足して、メリハリを調整したら完成です。
クローバーの葉を描くとき、うまくバランスが取れず葉っぱが大きくなったり小さくなったりしてしまうときは、「ブラシ>分割>縦2:横2」でガイドラインを描いておくと描きやすくなります。
3.クローバーの花を描いてみよう
今度は、クローバーの花を描いてみたいと思います。クローバーの花は、花びらのようなものがたくさんあって、なんだか描きにくそうですよね。こんな風に物が多くてごちゃごちゃしている場合は、構造を知っておくと描きやすくなります。
クローバーの花の花びらのように見えるところは、実は小さい花です。雄しべや雌しべを花びらが包んでいて、この花がたくさん集まることで球状の花の形になっています。
内から外に向かって放射状に咲いていて、そのままだとどう描いていいのか掴みづらいのですが、2〜3段くらいの段になっていると捉えると描きやすいと思います。それでは、クローバーの花を描いてみましょう。
クローバーの花を描くときも、アタリを描きます。平たいお椀のようなアタリを描くと、違う角度で描くときも「この角度からだと、どんな風に見えるの?」とあまり悩まずにすむと思います。
①アタリを描く
②線画を描く
③真ん中の緑色の部分を塗る。
④影を入れて立体感を付けたら完成です。
花冠などで花をいくつも描く場合や、遠景で描く場合はある程度デフォルメした方がバランスが取れることもあります。そんなときは、大体2段くらいの花びらのシルエットを中心に描き、真ん中の部分に緑を丸くいれるとクローバーの花っぽくなります。
4.クローバーの花冠を描いてみよう
葉っぱと花が描けたので、今度はこの2つを組み合わせて花冠を描いてみましょう。
花冠も先に構造を知っておくと描きやすいので、簡単に花冠の作り方を見ていきます。花冠は、1〜2本の最初の軸となるものに、花や葉っぱをくくり付けて作っていきます。
基本的に輪の部分は葉っぱや花で見えなくなってしまうのですが、隙間ができたときに安心ですし、輪の形のアタリとしても使えるので描いています。
①ふちペンと楕円ツールを使って、輪の部分を描きます。
②レイヤーを複製して輪を増やし、レイヤーを統合します。
③葉っぱと花を描いていきます。実際にくくりつけていくイメージで描くと、花や葉っぱの間隔や向きを決めやすいと思います。
今回、最後の③の手順では、メディバンペイントのブラシ「四つ葉 Premium」「クローバー 花 Premium」を使ってみました。メディバンペイントには、「三つ葉 Premium」というブラシもあるので、四つ葉や花のブラシと組み合わせて使ってみるのもいいかもしれませんね。
(文・絵/Amane)
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