女性を女性らしく描くこと。
男性を男性らしく描くこと。
最も初歩的なようで、とても奥深く、そして初心者の多くがないがしろにしてしまいがちなテーマです。

性別ごとの描き分けをマスターすれば、あなたの描く男性(女性)はより男性(女性)らしく魅力的になり、説得力を増します。
ぜひ最後までお付き合いください。

シリーズ第一回目は「顔のパーツで描き分ける」です。
絵の初心者が男女を描き分けるとき、よく陥ってしまいがちなミスは「とりあえず髪型だけ変えて顔がみんな同じになってしまう」つまり、男か女か判別できない人物ができてしまうことだと思います。

こと萌えキャラなど若い人物を描く際にも、そういった限られた違いだけでどうにかしようとすると、失敗してしまいがちです。
でも、描き分けって…筋肉や骨格の知識が不可欠で、奥が深くて難しい。
そんなイメージがあるでしょう。
ですので、まず今回はシンプルで簡単な方法をご紹介します。

それが「顔のパーツのみ」での描き分けです。
男性と女性の顔パーツを描く時、そこには明確に特徴の違いがあります。
もちろん画風によって様々ですが、代表的なものだけここではご紹介いたします。

男性
眉毛が直線的で太い
眉毛と目の距離が近い
目が小さい
上まぶたの線が細く、下まぶたの線が濃い
鼻スジがはっきりしていて直線的
口が大きく、位置が高い
パーツの立体感は影で表現される
首が太い

女性
眉毛が曲線的で細い
眉毛と目の距離が遠い
目が大きい
上まぶたの線が太く、下まぶたが薄く、まつ毛が長い
鼻スジは曲線的ではっきりと描かれない
口が小さく、位置が低い
パーツの立体感がハイライトで表現される
首が細い

これらの特徴を乗せた男女キャラを並べて見比べてみましょう。


髪型も顔の輪郭も同じなのに、男女の違いが感じ取れると思います。
どうでしょう「髪型など大きな特徴を変えないと男女は描き分けられない」というのは思い込みであり、絵のデフォルメ具合によっては、それは全く重要な要素ではないことがわかりますね。

そしてこれらの特徴をしっかり覚えれば、下図のように男女両方の特徴を組み合わせた「男まさりな少女」「柔和な少年」など応用が効き、キャラクター表現の幅がぐっと広げられます。
ぜひご活用ください!

男女の描き分け、シリーズ第1回目「顔のパーツで描き分ける」いかがでしたか?
今回は、複雑な知識の必要ないシンプルな方法でしたが、次回以降にご紹介する内容も読めば、より実践的で、活用範囲の広いスキルが身につくと思います!
ご覧いただきありがとうございました♪