2024.03.22
サムネイルイラストを制作する際の基本!ビジュアルからフォント選びまで徹底解説
動画やブログ記事のサムネイル用にイラストを描く機会がある方も多いのではないでしょうか。
サムネイルイラストでは、見た目のインパクトやイラストのクオリティが必要なのはもちろん、動画や記事の内容を伝える必要があります。
今回は、「初心者でも簡単に手を描くコツ」という架空の記事のサムネイルを作る実例から、サムネイルイラストを制作する際の基本を解説します。
Index
サムネイルとは?
サムネイル(サムネ)とは、動画やブログ記事の内容を紹介する見本となる画像のことを指します。
そのため、サムネイルを制作する際には、次のような点に意識をする必要があります。
- どんな動画や記事なのかが一目で分かる
- サムネイルを見た人に興味を持ってもらえる
- 思わずクリックをしたくなる
イラストのクオリティはもちろんですが、フォント選びや配置にも工夫が必要です。
サムネイルのサイズはどのくらい?
サムネイルのサイズは用途によって次のようになります。
YouTube | 1280×720px |
ブログ記事 | 1200×630px |
推奨されるサイズやアスペクト比は投稿するプラットフォームによって異なります。
また、実際にサムネイルとして表示される際は、制作時のサイズよりも小さくなりますので、それが実際にどのくらいの大きさになるのかを画面で確かめるようにしましょう。
できればスマホのような小さい画面のものとPCやタブレットのような大きい画面のものの2つで確認すると良いでしょう。
とくにスマホは画面が小さいので、表示されるサムネイルのサイズが作っている時よりかなり小さく見えることが多いです。
自分が想定したサイズより小さくなると、文字やイラストがつぶれて見えなくなることもありますので注意が必要です。
そのため、実際に表示されるサムネイルがどの程度のサイズで見えるかを意識しながら、イラストや文字の大きさを決めることが重要になります。
サムネイラストを作成する際に必要な要素
オリジナルイラストを使用して、動画やブログ記事のサムネイルを制作する場合に必要な要素は次のとおりです。
タイトル | 動画・ブログの内容を伝えるテキスト |
メインビジュアル | 動画・ブログの内容をイメージできるイラスト |
サブビジュアル | メインビジュアルの内容を補完するイラスト |
サムネイルイラストの最大の目的が、サムネイルを見たユーザーにクリックを促し、動画やブログ記事に遷移してもらうことにあります。
そのため、アート的なクオリティの高さよりも、ぱっと見た時に情報がどれだけ伝わるか、また、画面をスクロールしているユーザーの手を止めるインパクトがあるかに注目しておく必要があります。
サムネイルはタイトルがメイン要素に!
サムネイルはYouTube動画やブログ記事の見本となる画像のため、タイトルが最も重要な要素となります。
タイトルはわかりやすく、かつ、長くなりすぎないように意識しましょう。
長くなりすぎるとサムネイルが文字で埋まってしまい、読みにくいだけではなく、イラストの範囲も小さくなってしまいます。ブログ記事などに既にタイトルがある場合も、ある程度言葉を省略して、伝えたいポイントは変えずに文字数を少なくしましょう。
また、タイトルの一部をサブタイトルとして添えると、デザインのワンポイントにもなり、見やすいサムネイルになります。
タイトルのフォントや色は揃える
タイトルのフォントや色をサムネイルごとに変えるのではなく、統一して揃えるのもひとつのコツです。
サムネイルに統一感を出すことで、YouTubeのチャンネル画面や、ブログサイトのトップページでサムネイルを見た際のイメージが洗練されます。
文字サイズを調整して見やすく
テキストの文字サイズを調整することでタイトルが読みやすくなります。
「初心者必見!手の描き方」という文字列を例にすると、記事の内容として伝えたいメインの文言は「手の描き方」ですので「初心者必見」の部分を小さくします。また、「の」「に」「は」などの助詞も小さくしてもOKです。
伝えたい部分のみを強調することにより、ぱっと見た瞬間だけでメッセージを伝えることができます。
サムネイルにおすすめのフォント
サムネイルのタイトルに使用するフォントは、できるだけ読みやすく、かつ動画や記事のイメージに合ったものを選ぶようにしましょう。
メディバンペイントでは、メディバンアカウントに登録することで多様なクラウドテキストを選ぶことができます。
ここでは、動画や記事のジャンルごとに、おすすめのフォントを紹介します。
・解説系やビジネス等「FOT-ニューロダン Pro」:
解説系やビジネス等の動画や記事では、読みやすくインパクトのあるゴシック体のフォントがおすすめです。縁取りを使って効果的にタイトルを表示しやすい点も嬉しいですね。
・ライフスタイル系「FOT-ぶどう Std」:
ライフスタイル系の動画や記事には、無骨なゴシック体よりも柔らかいフォントがマッチします。FOT-ぶどう Stdは手描きフォントに近い柔らかい印象でおすすめです。
・美容系「FOT-ハミング Std」:
美容系の動画や記事はターゲットが女性メインとなるため、かっちりしたフォントよりも柔らかい印象のフォントが好まれます。FOT-ハミング Stdなら、固すぎず、読みやすいタイトルを作成することができます。
・ゲーム実況・エンタメ系「FOT-カラット Std」:
ゲーム実況系やエンタメ系の動画、記事のタイトルは思い切って遊んじゃいましょう!
メディバンペイントのクラウドテキストについてはこちらでも詳しく解説しています。FOT-カラット Stdは、メディバンペイントのクラウドテキストの中でも特にユニークなフォントの1つです。
クラウドテキストのフォント一覧
https://medibangpaint.com/cloud-text/
サムネイルに使用するイラストのコツ
サムネイルにおいて、イラストは動画や記事の内容を視覚で伝える重要な要素となります。
サムネイルにはメインビジュアルとサブビジュアルを使用するのがおすすめです。
メインビジュアル | 動画や記事の内容を伝え、かつインパクトのあるイラスト |
サブビジュアル | メインビジュアルを補完して、さらに動画や記事の内容を想像できる要素 |
サムネイルイラストは、動画や記事をクリックしたくなるインパクトも重要ですが、いかに内容を伝えて興味を持ってもらえるかに意識しておきましょう。
ここでは、「初心者でも簡単に手を描くコツ」という架空の記事のサムネイルを実際に作りながら、メインビジュアルとサブビジュアル作成のコツを解説します。
サムネイルのメインビジュアル
メインビジュアルは記事や動画の内容を表し、かつ目を引くようなものを使用するようにしましょう。
今回は、次のイラストを使用します。
背景付きのイラストをサムネイルに使用したい時、イラストの比率によっては背景が足りなくなってしまうことがあります。
背景を書き足しても良いですが手間がかかってしまいますので、背景とキャラのレイヤーを分けて保存し、別々に配置をするのがおすすめです。
背景がないイラストを使用する場合や、背景がサムネイルに合わない時などは別途背景を制作します。
背景を変えるだけでもサムネイルの雰囲気がガラッと変わりますね!
サムネイルのサブビジュアル
サブビジュアルを添えることで、メインビジュアルにプラスしてさらに記事内容が想像しやすくなります。
今回は「初心者でも簡単に手を描くコツ」というタイトルの記事ですので、内容を連想できるように手のイラストをサブビジュアルにします。
サブビジュアルをサムネイルの空いている箇所に載せます。
メインビジュアルのみのサムネイルよりも「色々なバリエーションの手を描くコツがみられるかも!」という興味につながります。
動画や記事のテーマに応じてビジュアルを考える
サムネイルイラストは、動画や記事のテーマに応じてビジュアルの選定を考えるようにしましょう。
例えば、「イラストの加工」の記事の場合は加工前のイラストをサブビジュアルとして入れると「加工によりこれだけ変わるのか!」という印象を与えて、ユーザーに興味を持ってもらいやすくなります。
ただし、サブビジュアルはあくまでもメインビジュアルの補足です。
メインビジュアルだけで内容が分かる場合や、メインビジュアルだけの方がデザインが良いと思った場合はサブビジュアルは必須ではありません。
目を引くサムネを作るために意識しておくべきポイント
ユーザーの目を引くサムネを作るためには、視覚効果による視線誘導を意識しておくのがコツです。
一般的には、人間の目線は左から右に向かって流れていくと言われています。そのため、最初に目がいく左上に、動画や記事の内容を伝えるサブタイトルやサブビジュアルを配置することで、メッセージを効果的にユーザーに伝えることが可能です。
また、イラストやテキストの色合いを意識することでもユーザーの視線を誘導できます。
- 明度の差
- 彩度の差
- 色相の差
伝えたいものは目立たせる、そうでないものは目立たないようにする、というメリハリを付けるのがコツです。
サムネイルはコンテンツの顔!色々なサムネを見て参考にしよう
サムネイルはコンテンツの顔となる要素ですので、ぱっと見た印象でユーザーの興味を引くものである必要があります。
文字の全体の大きさやメインビジュアルの大きさ、バランスなどを考え配置するのは難しいですが、他にアップロードされているサムネイル画像を参考にしてみると良いでしょう。
クリック数の多い動画や記事のサムネイルを参考にしてみると色々なことが学べるでしょう!
サムネイルに関してはこちらでも詳しく解説しています。
【完全攻略】サムネイル用ファンアートの描き方【初心者向け】
https://medibangpaint.com/use/2023/02/how-to-draw-fan-art-for-thumbnails-2/
(文・絵/SUB)
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