海やプール、水道の蛇口から出る水など、水はイラストや漫画でも使われることが多いものです。
しかし、水は形が無いものなので、どう描いたらいいか悩んでしまいますよね。

そこで、ここでは動く水の基本の形をご紹介します。

 

1.動く水の基本の形

私たちの身近にある水といえば、蛇口やホースから出てくる水ですよね。
まずは、この身近な水の形からみていきましょう。

 

◆蛇口から下に向かって流れる水

【水の量】

蛇口から出る水は真下に向かって流れていき、水の量が少ないと水の幅が細くなり、多いと幅が太くなります。

【勢いよく出す】

勢いよく水を出す場合は、縦のラインや水しぶきを加えると、水の勢いを表現することができます。

【蛇口から落ちる水滴】

水の量が極端に少ない場合は、水滴となって少しずつ落ちていきます。

順序としては、以下のようにまず蛇口から出た水が垂れて、その先の部分が離れて水滴になります。

蛇口から少しずつ水滴が垂れているシーンを描く場合は、水滴となった丸い部分だけでなく、蛇口の部分から垂れている水も描くとよりそれらしく見せることができます。

水滴の描き方についてもっと詳しく知りたい人は、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。
汗や涙にも使える【水滴の描き方】

 

 

◆横〜斜め上に向かって水を出した場合

【水飲み場や蛇口】

公園やグラウンドにある水飲み場から、水を飲むシーンは漫画やイラストでも描かれることが多い場面だと思います。
こういった場面では、水は斜め上へと放たれていますよね。

水が斜め上に放たれると、最初は勢いのまま斜め上の方へと向かっていきます。
しかし、次第に重力によって勢いを失い、放物線を描きながら下へと落ちていきます。

真上に向かって水が放たれたときも、水はしばらくは勢いに乗って上へと向かい、重力の影響を受けて勢いを失うと放物線を描いて落ちていきます。

このとき、斜め上に向かって放たれた場合、その方向に向かって落ちていきます。
しかし、真上に向かって放たれた水の場合は、噴水のようにランダムに周りに散らばり落ちていくことがポイントです。

 

【ホース】

ホースを使って水を撒く時も、水の落ち方はこれと同じです。
最初は勢いのまま横(または斜め上)に向かいますが、その後勢いを失い放物線を描いて落ちていきます。

水が落ちていく部分は、ホースから出てすぐの水よりもまとまりがなくなり、水滴のようになることを意識して描くと、それらしくなります。

水まきをするときに経験したことがあるかもしれませんが、ホースの先をすこし押さえると水が薄くより広い範囲に広がります。

この水の出し方だと、動きが出るうえに水を面として捉えることができるので、イラストに取り入れやすいかもしれませんね。

 

【手で水をかける】

海やプールなどのシーンで、手で水をかけるシーンを見かけたことがあるかもしれませんね。
これは、手の中に溜めた水を斜め上に放つというイメージになります。

このシーンも、これまでと考え方は同じです。
手によって斜め上へと放り投げられた水は、重力によって放り投げられたときの勢いを失い、放物線を描きながら落下していきます。

ただし、これまでと違い少量の水を一度に四方に撒くので、宙に放たれた水はばらけて水しぶきとなります。

そのため、水をかけているポーズの人物を描いたあと、「水滴」を描いていく形になります。
このとき、水が放物線を描いて飛んでいくことを思い浮かべ、放物線のライン状に水滴を描くといいでしょう。

 

2.まとめ

動く水の表現についていくつかご紹介してきましたが、いかがでしたか?

イラストを描くときは、伝わりやすさや綺麗に見えることも大切にしたいポイントです。
そのため、よりそれらしく見える・シーンの魅力を引き出すためには、デフォルメして描くことも大切です。

これはどの水の表現にも言えることなので、写真や実物なども参考に「基本の形」を知ったら、ぜひ自分が目指す形へとデフォルメを加えていってみてくださいね。