日光やライトを背後から浴びると、後光が指したようになります。
この逆光の状態を表現できると、朝日やライトの前に立っているようなイラストを描くことができます。

この「逆光」の状態を作り出すために必要なのは、影と光を作る2ステップです。

簡単にイラストの雰囲気を大きく変えることができるので、ぜひやり方をチェックしてみてくださいね。
 

1.簡単2STEPでできる基本の逆光表現方法

1-1.影を描く

まず最初に、元絵を用意します。

<元絵>

 

逆光の場合、光が当たっているのは主に背中になります。
そのため、正面は影ができている状態です。

そこで、新しいレイヤーを作り、キャラクターのシルエットに合わせて影になる部分を塗っていきます。

透明度の保護や、選択範囲、クリッピングなどを使うとキャラクターの部分だけに色を塗りやすくなるので、活用してみてください。

ここでは黒で塗ってみますが、光に合わせて色味をプラスすると印象が大きく変わります。
影の色のアレンジについては、後ほど詳しく紹介するので、ぜひそちらもチェックしてみてくださいね。

 

影の部分を描くことができたら、レイヤーを「乗算」でブレンドし、「不透明度」で影の濃さを調整しましょう。
影を濃くしすぎると、表情などがわかりにくくなってしまうため、濃くなりすぎないように注意してくださいね。

これで、影の完成です。

 

1-2.光を描く

影ができたら、今度は新しいレイヤーに「背後からの光」を描いていきます。
エアブラシなどで、キャラクターの輪郭をふんわりとなぞっていきましょう。

光の部分が描けたら「加算(発光)」でレイヤーをブレンドし、「不透明度」で光の強さを調整します。
これで、逆光イラストの完成です。

では、次はこの基本のやり方に手順をいくつかプラスしたアレンジをご紹介します。

 

2.逆光表現のアレンジ方法

2-1.表情をはっきりと描きたいとき

影で表情がわかりにくいというときは、影の部分をふんわりと消してみるのもおすすめです。

影のレイヤーを一枚複製し、下の手順でエアブラシなどを使って明るくしたい部分をふんわりと消していきましょう。

「ブラシ>好きなブラシを選択>透明色(カラー選択の部分の市松模様をクリック)」

少しの違いですが、表情がわかりやすくなったのではないでしょうか。

 

2-2.影の明暗をはっきりさせる

影の明暗をはっきりさせたい場合は、1-1で作った影のレイヤーを複製し、「オーバーレイ」でブレンドします。

こうすると、影の明暗がはっきりしてメリハリがつきます。

 

2-3.影と光の色味を変える

描きたいシーンにあわせて逆光の光と影の色味を変えると、印象が大きく変わります。

例えば、影とサイドから髪にかかる光を赤系統に変えると、夕日を背に立っているように見えます。
影の部分は、暗めの色がおすすめです。

 

青系の色にすると、また違った印象になりました。
こちらは、早朝に登る朝日を背にしているイメージです。

 
もう少し表情をわかりやすくすると、以下のようになります。

 

■まとめ

逆光の表現は、アレンジによって夕日や朝日、ステージなどの表現にも使うことができます。

手順はとても簡単なのに、さまざまなシーンに応用できる便利な表現なので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。