2020.07.27
犬の描き方②体の描き方とポーズ
動物の体は、種類によってそれぞれ特徴があります。
今回はそんな動物の体の中でも、普段見かけることが多い犬の体の描き方についてご紹介していきます。
Index
1.犬の骨格を知る
動物の体を描くときは、まず最初に骨格を知っておくと描きやすくなります。
そこで、まずは犬の骨格がどんな風になっているか見ていきましょう。
※こちらは犬の骨格を大まかに描いたものなので、正確な形や細かい部分などが知りたい人は、図鑑やネットで探してみて下さいね。
骨格をみるときは、特に関節の位置や曲がり方などに注目します。
体のパーツがどのあたりでどんな風に曲がるのか、確認しておきましょう。
◆犬と猫の違い
犬と猫を描きわけたいときは、以下のようにそれぞれの特徴をしっかり押さえて描きましょう。
犬:足がまっすぐで全体的に四角く硬い印象
猫:丸く曲線的で柔らかい印象
2.実際に描いてみる
骨格をチェックしたら、実際に犬を描いていきます。
まずは、アタリを描いてその後実線で描くという流れになります。
では、それぞれの手順を見ていきましょう。
①アタリを描く
アタリを描くときは、まず頭・肩・腰を円で描いてそれぞれの位置を決めます。
腰は肩よりもやや小さく描いておきましょう。
その後、先ほどの骨格を意識しながら、足などのアタリを描いていきましょう。
肘から上、肘から下などパーツごとに描くか、関節を球体で描き、それ以外の骨を線で描くと描きやすいかもしれません。
全体的に直線的で四角いイメージを思い浮かべながら、アタリを描いていきます。
②実線で描く
アタリが描けたら、実線で描いていきます。
アタリの段階では骨格を意識して描きましたが、実線で描くときは肉付きを意識して描きます。
肉づきを多くぽっちゃりさせると可愛らしい印象に、引き締まった体にするとかっこいい印象になります。
「柴犬はぽっちゃり」「ドーベルマンは引き締まった体」と言ったように、犬種や描きたい犬のキャラクターに合わせて肉付きを調整していきましょう。
③色を塗る
実線で描いたら、色を塗って完成です。
3.よくあるポーズの描き方
体の描き方を掴んだら、今度はよくあるポーズを描いてみましょう。
ここでは、「座る」「寝る」「帰りたくない」の3つのポーズをご紹介しますので、参考にしてみてくださいね。
①座る
お座りのポーズは、膝を曲げて座るカエル座りのような状態です。
アタリを描くときは、頭の次に肩から前足の部分を描き、その後腰の部分のアタリをやや平たく描くといいでしょう。
犬の体は猫よりもやや硬いので、横から見ると背中が比較的まっすぐになっています。
犬と猫の描き分けを意識したい場合は、この部分を意識するといいでしょう。
②寝る
犬は横になって寝ることが多く、寝ているときに足をバタバタさせることもあります。
そんなときは、どこかを駆け回っている夢を見ているのかもしれませんね。
横になって寝ている姿は立ちポーズに近いのですが、立っているときは足の部分が体を支えてピンと張っています。
これに対し、寝ているときは足も横たわっているのでゆったりと脱力しています。
また、顔もただ目を瞑るだけでなく、少し緩んだようなリラックスした表情をイメージして描くといいでしょう。
③帰りたくないポーズ
散歩から帰りたくなくて、必死に抵抗する犬のポーズです。
首輪で顔のお肉が寄り、むっちりしたユニークな姿になります。
アタリを描くときは、頭の部分をやや平たい楕円形にするといいでしょう。
体は、後ろ側に向かって力を込め、前へと引っ張れないよう踏ん張っているところを意識します。
足はリードが引っ張る向きの反対側にむけて突っ張るように、ピンと伸ばすとそれらしくなります。
4.まとめ
いかがでしたか?
今回は日本でよく見られる柴犬をモデルに体の描き方をご紹介してきましたが、犬は種類によって体の形も変わります。
ぜひ写真や実物を参考に、描きたい犬がどんな特徴を持っているのかをチェックして描いてみてくださいね。
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