今回は【横顔】の描き方についてお話しします!

イラストや漫画を描く上で欠かせない横顔、上手に描けるようになると表現の幅も広がりますよね。
一見難しそうな横顔も、ポイントを押さえるとバランスよく描けるようになります。

 

まずは、こちらのイラストを見てください。

頑張って描いたのは伝わりますが、う~ん…改善の余地がありそうです。
この横顔の問題点は大きく次の通りです。

目が「正面顔」と同じ描き方になっている
耳の位置が離れすぎている
口が「正面顔」と同じ描き方になっている
あごが前に突き出ている

 

1.目が「正面顔」のまま

顔が横を向いていると、必然的に目は正面の時の半分しか見えなくなります
なので、イラストにする際も、目の描き方を変えなければなりません。

イメージとしては、「>」「<」のような形です。
また、瞳は横から見ると完全な球体ではなく長細い楕円になります。
自分が思っているよりも、思い切って瞳の厚さを薄くしてみると良いかもしれません。
また、上まつげを太く(濃く)、下まつげを薄く(絵柄によっては省略しても良い)すると
見栄えが良くなりますよ♪

 

2.耳の位置が離れすぎている


耳が後頭部の方に寄ってしまうと、エラが張って見えたり、顔が大きくなりすぎてしまいます。
耳の位置は、ちょうど顔の中央付近(少し外側)、そして目と並行です。
正面の顔を描く回の記事でも、耳は目と並行とお伝えしましたが、横顔になってもその位置関係は変わりません。
▼正面の顔を描く回の記事はこちら▼
【初心者向け】顔のバランスの取り方&基本のアタリの取り方を学ぼう!

 

3.口が「正面顔」のまま


唇の輪郭まではよく描けているのですが、口の部分が正面顔と同じになってしまっています。
口も目と同様、正面の時の半分しか見えていません。
また、表情によって口の形も様々ですが、半分しか見えていないことを頭に置いて描くようにしましょう。

 

4.あごが前に突き出ている


最初のイラストだと、あごが唇のラインと同じくらいまで出てしゃくれてしまっています。
鼻~唇~あごを結んだ線が斜めになるようにすると綺麗に収まります。
この斜めのラインをEラインといいます。


上記のポイントを修正したら、かなり改善されました!

 

☆アタリをとって描いてみよう!

さあ、実際に横顔を描いてみましょう!
横顔も正面顔と同じく、まずアタリを取ることが重要です。

①円を描く

②円の中央に十字の線を引く

③口元~あごの基準となる枠を描く

②で描いた十字線の横と下を結ぶように長方形を描きます。
この長方形の中に口元からあごにかけてが収まります。

④目の基準線を入れ、位置を決める

目の位置で、描きたい人物の年齢やタッチが変わります。

目の位置が低いほど幼い・女性的、高いほど大人・男性的になります。
描きたい人物によって目の位置を変えましょう。

⑤耳の位置を決める

耳は、目と並行、かつ、円の中央よりも少し外側に描きます。

⑥あごの位置を決める

先ほど説明した鼻~あごの斜めのライン(Eライン)を意識します。
あごの大きさや位置も、人物の年齢や性別により違います。
あごが小さいほど幼く、大きくしっかりしているほど男性的です。

⑦輪郭を描いていく

アタリに沿ってパーツを描いていきます。

鼻~唇~あごの部分は難しそうに感じますが、ギザギザをイメージして描くと見栄えよく仕上がります。
ポイントは、大きく描きすぎないことです。
鼻の半分以下の高さで描くと良いでしょう。

あごは、幼い人物の場合、先端をとがらせても良いでしょう。
成人男性・リアル寄りの人物の場合、あごに厚みを持たせるとそれらしくなります。

⑧髪を描く


頭にウイッグをかぶせるようなイメージで描きましょう。

・つむじの位置を初めに決め、つむじから髪が流れるように描く
・前髪はおでこに乗るように厚みをもたせる

⑨完成!


いかがでしたか?
描けると楽しい横顔。
基本的な顔の構造は同じですが、目指す絵柄によって様々な描き方・デフォルメの仕方などがあります。
まずは基本をマスターした後、自分だけの横顔の描き方を研究してみてくださいね!

(文・絵/はらなおこ)