イラストの骨組みとなる「アタリ」は、イラストを描く工程の中でもとても大切なものです。
アタリが歪んでいると、出来上がったイラストも歪んだものになってしまいます。

今回は、そんなアタリの基本的な描き方と、アタリを描くときに知っておきたいポイントについてご紹介したいと思います。

 

1.アタリを描くときに知っておきたいポイント

人体のアタリを描くときにまず知っておきたいのが、顔や体のバランスです。
体のバランスというと、体のバランスを顔の大きさでカウントする「頭身」やパーツごとの長さなど、覚えることがとても多そうですよね。

でも、中高生や大人の体は基本的なバランスが同じです。
そのため、中高生や大人の頭身に当たる6〜8頭身の場合、このバランスを覚えることで基本的なアタリを描くことができるようになります。
(※ちびキャラなど大きくデフォルメする場合は、大人や中高生でも5頭身以下になることもあります。その場合はバランスの比率が変わるので、注意してくださいね。)

そこで、まずはこの基本的な体のバランスをチェックしていきましょう。

【★基本的な体のバランス】

基本的な体のバランスを描くときに覚えておきたいのは、8つのポイントです。

①股下:体全体の真ん中あたり

②肩幅:顔の1.5〜2個分くらい

③腰のくびれ:肩から股下の半分より少し下あたり

④膝:股下から足首までの真ん中あたり
⑤足首:股下からひざまでの1/3くらいの長さ

⑥手首:股下の高さあたり
⑦ひじ:肩から手首までの半分あたり
⑧指先:ももの真ん中より少し上くらい

この8つのポイントを押さえたら、大きくバランスを崩すことがなくなると思います。
まずは、この基本的なバランスを覚えて、実際にアタリを描いてみましょう。

 

2.実際にアタリを描いてみよう!

では、実際にアタリを描いていきましょう。
今回は、前回にお伝えした4つのアタリの描き方の中から、初心者の人に一番おすすめな「棒人間タイプ」を描いていきたいと思います。

前回の記事はこちら
▶︎【初心者向け】アタリを描いてクオリティUP!①初心者におすすめの描き方は?【スマホ向け】

よかったら、ぜひスマホを用意して一緒に描いてみてくださいね。

※こちらで紹介するのは、私がよく描くアタリの描き方です。
この描き方が絶対というわけではありませんので、描き方の一例として参考にしてみてくださいね。

【1.新しいキャンバスを用意する】

まずは、好きなサイズでキャンバスを用意します。

【2.補助線用のレイヤーを作る】

補助線用のレイヤーを作ります。

【3.「分割」ツールを使って描きたい頭身の補助線を作る】

★「分割」を使う準備
ペンツールの中に「分割」がない場合は、ダウンロード(無料)します。
→ペンツールの「選択」>右上の「+」>「ブラシ追加」>「分割」>右上の「保存」の順にタップしていきます。

①ペンツールの中の「分割」を選びます。

②「縦」に描きたい頭身の数字を入れます。
③「横」に「2」を入れます。

④「基点を編集する」をタップし、描きたい部分を横切るように「基点」の反対側までドラッグします。

⑤これで補助線の完成です。

【4.アタリ用のレイヤーを作る】

補助線が描けたら、アタリ用に新しいレイヤーを作ります。

【5.頭の円をとアタリを描く】

頭の部分のアタリを描きます。

顔のアタリの詳しい部分については、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。
▶︎【初心者向け】顔のバランスの取り方&基本のアタリの取り方を学ぼう!

▶︎【初心者向け】横顔の描き方

【6.中心線の長さの目印を描く】

補助線の縦ラインを中心線にして、先ほどの①股下、②肩幅、③腰のくびれ、④膝、⑤足首の目印を描きます。

【7.目印をつないでパーツを描く】

目印をつないで、首・胴体・足のパーツを描きます。

【8.手首、ひじ、指先の目印を描く】

両腕の⑥手首、⑦ひじ、⑧指先の目印を描きます。

【9.目印をつないで両腕を描く】

目印をつないで両腕、手を描いていきます。

これでアタリの完成です。

 

3.まとめ

いかがでしたか?
アタリをしっかり描けるようになると、バランスを崩さずに人物を描けるようになるので、ぜひいろんなポーズでアタリを描いてみてください。

最初は、最初にご紹介した8つのバランスを覚えて、真正面からのアングルで練習するのがおすすめです。
真正面のアングルでアタリを描くのに慣れたら、ぜひアオリやフカンでもいろんなポーズを描いてみてくださいね。

(文・絵/sakaki)