「雲を描きたいけれど、あのふんわりもこもこした感じをどうやって出せばいいのかわからない」そんなときに強い味方となってくれるのが、ブラシです。

メディバンペイントには、雲が描きやすいようにと作られた「雲ブラシ」が2種類あります。
また、雲用ブラシのほかにも雲を描くときに使いやすいブラシがあります。

ここでは、そういった雲を描くときの助けとなってくれるブラシをご紹介します。
これから雲を描いてみたいという方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

1.雲ブラシの種類と特徴


こちらの空のイラストには、雲に使える3種類のブラシにエアブラシなどを加えて描いています。
では、こちらのイラストを作成する流れにそって、今回使用した主なブラシの種類と特徴を見ていきましょう。

※今回はブラシの紹介が中心なので、雲の描き方については簡単にご紹介しています。
雲の描き方をもっと詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にしてみてくださいね。
▷「雲を描いてみよう①【基本的な雲の描き方】

 

①土台となる雲を描き、影をのせる

雲を描く手順は人によって様々ですが、ここではまず最初に白で雲の形を描いていき、そのあとエアブラシなどを使って影を描いています。

雲の形に主に使用したのは、「もこもこ水彩3」と「雲2」というブラシです。
今回は主に「もこもこ水彩3」を使って描き、遠景の雲とややぼんやりしたちぎれ雲などに「雲2」を使用しました。

【もこもこ水彩3ってどんなブラシ?】


水彩タッチのブラシです。
ブラシのエッジがもこもこしているので、雲のランダムなもこもこした形を出しやすく適度な透明感も雲を描くのに向いています。

不透明度をいろいろ変化させて使用することで、ふんわりした雲のふちの部分なども描きやすくなります。

薄くふんわり描くと、上の絵の右側のようにもこもこした雲を描くことができます。
さっと描くだけでそれっぽい薄雲ができるので、背景に少しだけふんわりした薄い雲を入れたいといったときなどにも便利です。

【雲2ってどんなブラシ?】


「雲2」はもこもこした筆跡で、まさに雲といった質感のブラシです。
サイズが小さい状態だと色が濃くしっかりした印象ですが、サイズを大きくすると透明感が出てふんわりした雲を描きやすくなります。

不透明度を下げてふんわり描くと、下の図の右側のようにぼんやりとした雲を描くこともできます。
こういったぼんやりとした雲を描くと、より空らしく仕上がるのでおすすめです。
このぼんやりした雰囲気は、霧や湯気、煙などにも使えそうですね。

メインとなる雲を描き、影になる部分を描いたら下のようになります。

これで雲の部分ができたので、今度は背景の部分を描いていきます。

②背景となる部分を描く

メインの雲が描けたので、今度は背景となる薄雲を描いていきます。
薄雲を描くときに使用したのは、先ほどの「もこもこ水彩3」と「雲2」「もこもこ水彩」というブラシです。

「もこもこ水彩ブラシ3」は、先ほどもご紹介したように、さっと描いて不透明度を下げるだけで薄雲を描くことができます。
今回は、両サイドにこのブラシで薄雲を描いています。

「雲2」は、遠景の飛行機雲のような薄い雲を描くのに使用しました。

「もこもこ水彩」は、遠くにぼんやりと広がる雲を広範囲に描きたいときに使いやすいブラシです。
今回は、下の方の遠景に広がる雲として薄く色をのせ、ガウスぼかしで少しだけぼかしています。

【もこもこ水彩ってどんなブラシ?】


もこもこ水彩は、水彩タッチのブラシです。
ブラシサイズと描画間隔を大きくすると、少しガタガタした印象を受けますが、描画間隔を狭くすると密度高めのもこもこ感を出すことができます。

 

このブラシを使うと、水彩タッチのふんわりした雲に仕上げることができます。

霧のようにぼんやりとした薄い雲を描くのにも向いていて、不透明度を下げることで空に自然に馴染んでくれます。
雲2ブラシに比べてもこもこ感は少なめなので、遠くの空のぼんやり広がる雲などを描くのにも向いています。

③完成

気になる部分を調整したら、これで完成です。

◆その他の雲ブラシ

今回のイラストで使用したのは「雲2」「もこもこ水彩」「もこもこ水彩3」の3種類でしたが、メディバンペイントにはこの他にも「雲」というブラシがあります。

【雲ってどんなブラシ?】


「雲」は、パステルや色鉛筆のような質感のブラシです。
ざらざらとした筆跡で、絵本のような絵柄やくっきりしたシルエットの雲を描きたいときにおすすめです。
ブラシサイズを小さくして、さっと線を引くと飛行機雲を描くこともできます。


また、上のようにガウスぼかしを使って輪郭を少しぼかすと、ふんわりとした雲を描くこともできます。
遠景やややぼかしたような背景を描きたいときは、こちらの使い方でもいいかもしれませんね。

今回ご紹介したブラシは、「雲」「雲2」「もこもこ水彩」「もこもこ水彩3」の4種類です。
この4種類のブラシは、それぞれに特徴があり出来上がる雲の印象も違います。
ぜひいろいろと試して、理想の雲が描けるものを選んでみてくださいね。

 

2.ブラシのダウンロード方法

ここまでにご紹介した4種類の雲に使えるブラシは、デフォルトのブラシには含まれていないため、ダウンロード(無料)が必要です。
ダウンロード方法はとても簡単で、雲ブラシ以外にもさまざまな種類のブラシを使うことができます。
ぜひいろいろなブラシをダウンロードして、活用してみてください。

【ダウンロード手順】

◆PC版

①ブラシ左下の雲のマークをクリック

②キーワードに「雲」か「もこもこ水彩」を入れる

③選択してダブルクリック

◆ipad版

①ブラシパレットの左上にある「+」をクリック

②ブラシ追加をクリック

③「クラウド」の中から雲ブラシ・もこもこ水彩ブラシを探してダブルクリック

(文・絵/sakaki)