2021.02.01
【ペンツールになれよう④】 トレス素材でお絵描きしてみよう!(前編)【スマホ向け】
ペンツールに慣れたら、今度はトレス素材を使ってお絵描きしてみましょう。
トレス素材をもとにお絵描きすると、
①はじめてお絵描きする人でも描きやすい
②構図や顔・体のバランスの勉強になる
③線の描き方の練習になる
といったメリットがあります。
メディバンペイント公式サイトの「トレスde描こう!」では、様々なトレス素材が提供されています。
ぜひいろいろなタイプのトレス素材を使って、イラストを描いてみてくださいね。
では、今回は①のトレス素材を使って②のようなイラストを描きながら、それぞれのパーツを描くときのポイントや、描きかたの参考になる記事を紹介していきたいと思います。
①
↓
②
▶︎メディバンペイント のトレス素材の使い方について詳しくはこちら
「公式トレス素材を使って描いてみよう!」
Index
1.どんなキャラクターを描きたいか考える
トレス素材の準備ができたら、まず最初に「どんなイラストにしたいか」「どんなキャラクターにしたいか」を考てみましょう。
例えば、「元気な女の子にする」「優しそうな男の子にする」などざっくりとしたイメージでOKです。
どんなイラストを描きたいのかを決めておくことで、描いている途中で迷うことが少なくなります。
【イメージを決めるときのポイント】
トレスの場合、構図やイラストのテーマがある程度決まっているので、ざっくりとした方向性を決めておくだけでもOKです。
2.ラフを描いてみる
すぐに描けそうな場合はこの工程を飛ばしてもOKですが、髪型や服装などで悩みそうな場合や、描きたいイメージを固めたい場合は軽くラフを描いておきます。
今回は、赤ずきんちゃんと狼の男の子というイメージで描きたかったので、下のようにざっとラフを描いてみました。
トレス素材を使ってお絵描きする場合、必ずしも元絵の通りになぞらないといけないわけではありません。
活かしたい線はそのまま使い、しっくりこない部分は自分の描きたいように調整してみましょう。
【目】
今回は、目のラインを瞳の端の部分にあわせて描いてみました。
デフォルメしたタイプのイラストなので、あまり描き込まずシンプルな目にしています。
<目を描くときのポイント>
①顔のパーツの形や表情によって、キャラクターの印象は大きく変わります。
アレンジする場合は、描きたいキャラクターのイメージにあわせて決めていきましょう。
②目をどんな風に描いていいかわからない場合は、好きな絵師さんや下に挙げたような「目の描き方」の記事を参考に、目だけいろいろ描いて練習してみるのもおすすめです。
▶︎目の描き方について詳しくはこちら
「自分ならではの瞳を描こう!瞳の構造と描き方講座【漫画編】」
【顔の輪郭】
狼の男の子は元絵のままの輪郭を使っています。
赤ずきんちゃんは、女の子らしく少し小さい印象にしたかったので、輪郭を調整してみました。
【髪】
髪型によってキャラクターのイメージが変わるので、キャラにあわせて好きな髪型を描いていきましょう。
頭のラインの中に髪を納めてしまおうとしなくてOKです。
頭部のラインに沿ってふんわりと髪を被せるイメージで描いていきましょう。
▶︎髪の描き方について詳しくはこちら
「簡単にいろんな髪型が描けるテクニック」
【服】
服も髪型と同じで、キャラクターにあわせて好きな服を描いてみましょう。
細部は清書のときで構わないので、大体のイメージを掴めるようにざっくりと描いていきます。
※狼の男の子の服は、清書のときに若干変更しています。
▶︎服の描き方について詳しくはこちら
「【男子編】制服の描き方【いろいろな制服を描いてみよう】」
ラフが描けたら一度ラフのレイヤーの不透明度を下げ、元絵と比較して調整してみましょう。
線のずれや形の歪みをこの段階で直しておくと、清書のとき楽になります。
3.まとめ
トレス素材を使ってのお絵描きは、絵の練習としてもおすすめです。
今回各工程でご紹介したように、メディバンペイントの使い方講座には目や髪、服の描き方の記事もたくさんあります。
ぜひこういった記事も参考にしながら、描きたいイメージをラフにしていってみてください。
次回は、清書と色塗りについてご紹介していきますので、よかったらこちらも参考にしてみてくださいね。
▼次回
「【ペンツールになれよう④】トレス素材でお絵描きしてみよう!(後編)【スマホ向け】」
▼これまでの記事はこちら
「【ペンツールに慣れよう!①】線や図形を描いてみよう【スマホ向け】」
「【スマホでお絵描き】ペンツールに慣れよう!②トレス素材をなぞって練習してみよう」
「【ペンツールに慣れよう!③】強弱のある線を描いてみよう【スマホ向け】」
(文・絵/sakaki)
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