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画像補間

画像補間について的を射た理解をするのは少々難しいものです。けれどご安心ください、MediBang Proが丁寧に説明させていただきます。

画像補間とは

補間(インターポレーション)とは、画質を下げずに画像の解像度を上げるために行われる処理のことを指します。画像のサイズや形を変えたときに必要となる画素値を求めてくれるのが、MediBang Proの画像補間処理です。

画像を何度も変形させるという行為は、1枚の写真のコピーを何枚も印刷するのに似ています。次第に輪郭がぼやけていってしまうのです。ですが画像補間の設定を行うことで、変形後も作品の見た目を損なわずにいられます。

変形ツールの設定画面下部に、画像補間の設定メニューがあります。初期設定ではバイキュービック(シャープ)になっていますので、ここをタップして3つの補間設定オプションを見ていきましょう。

ニアレストネイバー(ジャギー)

最近傍補間と訳されるこの補間法は、3つの中でもいちばんシンプルです。変形後の画像に必要なピクセル値を計算する際に、ニアレストネイバー法では隣に位置する画素の値をそのまま流用します。そのため細かな描写のある作品などでは凹凸が目立ってしまいますが、ちょっとした変形を行いたいときには最も手っ取り早い補間法です。

バイリニア(なめらか)

バイリニア補間法は双一次補間とも呼ばれます。周辺の2×2画素を使い、4画素の平均値から変更後の画素値を決定します。ニアレストネイバー法と比べると処理に時間がかかります。処理後の画像は中画質ですが、なめらかです。

バイキュービック(シャープ)

双三次補間と訳されるバイキュービック法は、周辺の16画素を参照しつつも、より近い位置にある画素値を強調しながら処理してくれる補間法です。処理にはいちばん時間がかかってしまいますが、元の画像のディティールを損なうことのない、高精度の補間をしてくれます。