イラストの輪郭を形作る線画は、イラストにとってとても大切なものです。
今回は、そんな線画の「基本的な描き方」と「描くときに意識したい4つのポイント」についてご紹介したいと思います。

1.線画を描く準備をしよう

線画を描き始める前に、まずは線画を描く準備をしていきましょう。

①下書きと線画用レイヤーを準備する

まずは線画の下書きを準備しましょう。
下書きが準備できたら、線画用に新しいレイヤーを作ります。

②手ぶれ補正設定をしよう

線を描いてみて、ブレが気になる場合は「手ぶれ補正」を使いましょう。
手ぶれ補正を使うと、線のブレを抑えて綺麗な線を描くことができます。

手ぶれ補正のやり方について、詳しくはこちら
▶︎基本ツールを覚えよう

③ペンの種類を選ぼう

手振れ補正ができたら、線画に使いたいペンを選びましょう。

「ペン」や「Gペン」「丸ペン」「ペン(入り抜き)」がスタンダードですが、水彩や手書きっぽさを出したい場合は、「鉛筆(ざらざら)」や「シャープペンシル」など描きたいイメージにあったものを選んでみてください。

鉛筆(ざらざら)など、もともとブラスパレットの中に入っていないブラシツールは、無料でダウンロードして使用することができます。

<ダウンロードのやり方>

①ブラシツールをタップします。

②「+」をタップします。

③「ブラシ追加」をタップします。

④好きなブラシを選んだら、「保存」をタップします。

⑤選んだブラシが「ブラシ選択」画面の一番下に追加されているので、これを選択して使用します。

 

2.線画を描いてみよう

線画を描く準備ができたら、実際に線画を描いていきましょう。

<1.顔を描く>

輪郭線は太く、顔のパーツは少しだけ細くして線を描きます。

<2.髪を描く>

髪の輪郭となる部分は太く、内側の髪の束は細く描きます。

<3.体(服)を描く>

先ほどと同じように、輪郭線は太く、シワなどは細い線で描きます。
また、線が交差するところには小さいベタを入れていきます。

<4.小物を描く>

今回はうさぎのぬいぐるみです。ふわふわした質感を出すために、少し毛羽立たせていきます。
髪飾りの花もここで描いていきます。

これで完成です。

モノクロで仕上げる場合は、これに黒やグレーを塗ったりトーンを貼ったりしていきます。

 

3.線画を描くときに意識したい5つのポイント

線画を描くときには、知っておきたい5つのポイントがあります。
タッチによってこのポイントを使わないこともありますが、基本的な描き方として知っておくと便利なポイントなので、ぜひチェックしてみてくださいね。

【Point1:輪郭線は太く、内側の線は細く】

線画を描くときは、輪郭線(主線)を太い線、その内側にある線(副線)は細い線というように、線に強弱をつけると画面にメリハリが出ます。

【Point2:光が当たっているところは細く、影になっているところは太く】

線の太さを変えると、光の当たり具合を表現することができます。

光源の光を強くする場合は、この表現をイラストでも取り入れます。

【Point3:線が交差するところには小さくベタを入れる】

線が交差しているところ(物が重なっているところ)には、小さな影を入れるイメージでベタを入れます。
こうすることで、より立体感のある線画にすることができます。

【Point4:近いものは太く・遠いものは細く】

近くにあるものほどしっかりと見え、遠くにあるものほどぼんやり見えます。
これと同じイメージで、近くにあるものの線は太く、遠くにあるものの線は細く描いていきましょう。

【Point5:レイヤーを分けて描く】

線画は、髪・顔・体などパーツごとにレイヤーを分けて描くのがおすすめです。
分けて描くと、パーツが交差している部分も修正しやすくなります。

 

4.ラフは上手くいったのに線画が上手くいかない

「ラフは上手くいったのに、線画になるとなんだか味気ない」
そんなときは、線の勢いと強弱が弱くなっているのかもしれません。

ラフのときは粗く描くので、自然と線に勢いや強弱がつきます。

反対に、線画を描くときは丁寧に描こうとして緊張するので、線の勢いや強弱が失われてしまいがちです。

線に勢いがなくなると線がブレやすくなり、強弱がついていないと平坦で単調な線画になってしまいます。

線画を描くときは、綺麗に描こうと意識しすぎないことが大切です。
デジタルイラストには、アンドゥ(一つ前に戻る)やリドゥ(一つ先に進む)もあるので、緊張せずのびのび描いていきましょう。

(文・絵/sakaki)